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緑のピラミッド 2012年02月05日
昨日まで大田区産業プラザPIOで開催された「 おおた工業フェア2012 」で 、PIO6Fテラスで展示中の緑化システムの技術を利用した緑のピラミッドが紹介されました。「 ものつくりの町おおた 」の皆さんが組み立てた骨組に西洋芝を貼ったピラミッドの模型です。
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ピラミッドの骨組みを覆う西洋芝ケンタッキーブルーグラスは寒さでで固くなった土から切り出したので厚みがありました。実際にピラミッドの骨組みに芝生を貼る作業をやって見て感じたのですが、三角形の面と面を直角に重ねる作業が難しかったですね。2トン以上もある石を積み上げて造られた古代のピラミッドの建設には、とてつもなく優れた技術が駆使されたことと思います。
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緑のピラミッドの隣に並んでいるのは、第23回大田区中小企業新製品・新技術コンクールで復興支援特別賞を受賞した土嚢スタンド「大田の輪」(ホワイト・テクニカ社製)です。災害地での復興支援に活躍中です。 大田のものつくりの力は災害復興支援の製品から緑のピラミッドまで、豊かな創造力と素早い実行力に支えられています。
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今月の中旬から「ピラミッド5000年の嘘」という刺激的なタイトルの映画が上映されるようです。面白そうですね! 関連ブログ:地球の歳差運動 緑のオアシス
雪の朝の境内 2012年01月29日
東京では1月23日の夜半に雨が雪に変わり翌日の午前2時ごろまで降り続きました。翌朝1月24日午前8時30分ごろの浅草寺様境内の写真をご覧ください。

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浅草寺様は周囲の遮蔽物が少ないので都心でも雪の積もりやすい場所です。ここで一つ面白い現象を見つけました。昨年、宝蔵門前をブミコンで舗装させていただいた場所の雪の量が、土や敷石などの上よりも少なくブミコンが現れている場所もありました。ここは朝日が直接当たり雪解けが早い所でもありますが、それでも他の場所と違います。
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理由は、宝蔵門前のブミコンの透水性がほかの場所よりも良く、融けた雪が氷になって固まる量が少なかったことが考えられます。この時期の東京の最も気温が低い時間は午前5時から6時の間です。午前2時ごろに雪が降り止み、最低気温を迎える午前5時ごろまでの3時間ほどの間の雪融け水がブミコンの内部に浸透する量が多かったために、ブミコンの表面で氷になる量が他の部分よりも少なかったからだと思われます。
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理屈では分かっていることが、実証されるのはちょっと嬉しいですね。土やコンクリート・アスファルトの場所をブミコン舗装することで、雪の日でも歩きやすい歩行環境を作ります。関連ブログ:地球の運行を計測する? 1月24日撮影

二十四節気 大寒 2012年01月22日
1月21日は二十四節気の第24大寒です。今年の東京は暦の通り寒い日が続いています。東京の1月の平均気温は6.1度で1年を通して最も気温が低い月です。東京から見て太陽の位置は冬至二十四節気の第22(南緯23.4度)の時が一番遠いのですが、東京の気温が一番低くなるのはそれから一月ほどのタイムラグ(時差)があります。それは地球を取り巻く空気の熱伝導率(0.024w/mk  ) が低く ,太陽光の熱エネルギーが地表に伝わるまでに時間がかかるからですね。最近の太陽の位置は 冬至から約8度ほど北上しています。  さらに 太 陽の位置は夏至二十四節気の第10(北緯23.4度)にむけて北上を続け東京の気温も上昇を始めます。
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寒い日が続く中、新宿事務所ベランダのローマンカモマイルとケンタッキーブルーグラスは冬でも光合成を続け、生きるために必要な炭水化物エネルギーを自らの力で作り続けています。植物のたくましさに敬服する限りです。一方、新宿御苑の高麗芝は夏の間に光合成で蓄えた炭水化物エネルギーを消費しながら命を保ち暖かい春を待っています。クマの冬眠に似ていますね。そして気温が高くなると再び緑色の葉が伸びて光合成を開始します。(1月18日撮影)
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二四節気は地球の公転と自然の変化の関係をうまく表現した暦です。大寒から2週間ほどすると二十四節気の第1立春です。この一番寒い時期を乗り切り立春が過ぎると、気候も徐々にゆるみ始め冬眠中の動植物たちも活動の準備を始めます。 関連ブログ:光呼吸(寒冷地型芝草と暖地型芝草の違い) 
東日本大震災と生物多様性 2012年01月15日
先週ご紹介しました理科年表2012年度版には3.11東日本大震災に関連したデータが特集として記載されています。地震発生のメカニズムから生物多様性や放射線の発生まで、数値に基づき科学的に表現されていて 中学生から社会人までが理解しやすい内容です。TVでよく見かけるガレキの山の総重量は約2,300万トンで日本全国の一般廃棄物年間発生量5,000万トンの約半分の数量です。それと津波とともに海から打ち上げられた堆積物(ヘドロ、汚泥、土砂など)の量が1,300万トンから2,300万トン推定されるという数値に驚きました。ちなみに石灰石を主原料とするセメントの 日本の 生産量は4,000万トン弱(2010年)です。
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「日本近海は生物多様性が極めて高くバクテリアから哺乳類までを含めた生物種数は155542種と推定され、全海洋生物の14.6%にあたる。日本近海が全海洋の0.9%に過ぎないことを考えると日本近海が生物多様性のホットスポットであることが良くわかる。」(理科年表2012年度版1032ページ)この豊かな海の底の堆積物が津波で陸地に押し上げられ、さらに陸地の構築物が海に押し流された今、東北の海の生物多様性は大きな変動の局面を迎えています。
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以前、ブログで日本の太平洋沿岸には石灰石の産出される場所が多い事について「北米プレート太平洋プレートフィリピン海プレートに乗って海底やサンゴ礁に堆積されたサンゴ虫(刺胞動物)や有孔虫等の骨が日本にたどり着き、時間をかけて石灰石になったからでしょうね。」というお話をしました。(ヒトは西からホネは東から) この石灰石の中には、カンブリア紀の初期のころのサンゴ類も見かけられるようです。カンブリア紀から現代まで約5億4千万年かけてサンゴ虫の骨は太陽エネルギーと地球の自転や公転等の運動エネルギーの働きで石灰石に変化してきました。今回の地震と津波で大きく変化した東北の海も、これから壮大な時間をかけて変化し続けて行くことでしょう。これもまた諸行無常です。

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写真は上から北太平洋上の海、マダガスカルから見たインド洋、そしてケアンズ(オーストラリア)から見た南太平洋です。            関連ブログ:仏の教えと科学の眼
理科年表2012年版 2012年01月08日
理科年表2012年度版が発売されました。気象部10年ぶりの大改訂だそうです。この改訂版で  2001年から2010年までの 日本の各地の 平均気温が加わりました。 都市部に限られたデータですがこれで1971年から2010年までの平均気温の推移が分かります。平均気温1971年~201年

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このグラフを見てどのような印象を受けるか皆さんも想像力を働かせて見てください。私はこの40年間の気温の推移のグラフを見て、最初の20年間である1971年から1990年までの平均気温はほぼ横ばいに推移した後に、1991年頃に温度が上昇してその後の20年間もほぼ同じ温度の変動の範囲の中で推移しているように見えます。また那覇の平均気温の推移をみると、この40年間、それほど大きな変化はないような気がします。
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気温の測定ポイントが、札幌、東京、広島などの大都市なので、都市化(コンクリート、アスファルトの被覆面積の増加、車両の増加、人口の増加)によるヒートアイランド現象の要因が加わっていて、地球全体の気温の変化と単純に比べることはできません。東京の過去40年の気温の変化が、ここにきて広島などの地方の都市と近づいてきたということは、東京のヒートアイランド現象が一息ついたのか、それとも日本の地方都市のヒートアイランド現象が進んだと考えるのか、どちらでしょうか?ちなみに1971年から2000年までの富士山頂の平均気温は-6.4℃南極昭和基地の平均気温は-10.5℃、1981年から2010年までの富士山頂の平均気温は-6.2℃、南極昭和基地の平均気温は-10.4℃です。
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21世紀に入り世界中で地球の温暖化が叫ばれていますが、気温変化の傾向を数字で観ることで今、我々が置かれている立ち位置を冷静に確認してみてはいかがでしょうか。写真は香港の友人Hさんが送ってくれた南米チリのアタカマ砂漠(Atacama desert)にあるジャノス・デ・チャジェ(Llanos de Challe)国立公園の様子です。ここは世界で最も乾燥した砂漠と呼ばれているそうですが例年にない降雨で200種類もの希少な植物が一斉に花を咲かせているとの事。気候は地球上の様々な場所で常に変動を続けています。 関連ブログ: 都市の温暖化と地球の温暖化
灌水量と気温の変化の関係 2012年01月01日
昨年の4月から 緑化ブロックと自然灌水システム「お水番」を組み合わせて、マンションのベランダで芝生を育てています。12月末日までの9か月の間におおよそ1000リットルの水を灌水しました。灌水タンクから水量調整バルブを通して灌水される一日当たりの灌水量は約3.7リットル、1時間当たりの灌水量は約155ccです。< 西洋芝ケンタッキーブルーグラス> 
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9月を過ぎて気温が下がり始めると灌水量も少なくなるようになりました。自然灌水システム「お水番」は水量調整バルブを手動で調整しながら水を流し続けるシステムです。8月以降はバルブの調整は行っていません。それにもかかわらず灌水量が減少するのは、灌水量が気温の変化に影響されているからでしょうね。灌水量の変化.pdf <クリーピングタイム>
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                       新宿事務所<ローマンカモマイル>  
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昨年は温度センサーとロガーを使い、ガーデンクリートを使用した様々な場所で温度を測定しました。同じく「お水番」 の灌水量も毎日測定しています。 毎日変化する温度や水量を数字に記録してグラフで見てゆくと、地球が動いていることを実感します。常に移り変わる自然の変化に諸行無常を感じますね。今年もこれらのデータに基づき、省エネ機能に優れたガーデンクリートを使用して緑豊かな潤いのある都市空間を御提供する予定です。 関連ブログ:地球の運行を計測する?12月29日、30日撮影
立冬 2011年11月13日

11月8日は立冬でした。暦の上ではこの日から立春までの間を冬と呼ぶようです。今年の4月から毎朝Googleで東京の朝の温度を記録していますが面白い事に気がつきました。先のブログでも」お話ししましたが夏至のころから東京の朝の気温は20℃を下ることなく上昇し秋分のころにようやく20℃を割り込みました。 「季節の変化を数字で見ると!」そして立冬の11月8日の朝の気温は13℃で初めて15℃のラインを下回り,体感温度も初冬の冷たさを感じ始めました。これからも12月の冬至、そして2月の立春まで、気温がどのように変化するか数字で見るのが楽しみです。

IMG_1383.JPG  今年は山武azbil伊勢原工場様のご協力をいただき、ガーデンクリートと芝生で緑化した屋上と屋上下の室内の温度測定を続けています。夏のお盆の休み、工場の操業が止まっている間の室内温度にとても興味あるデータが測定できました。 「ガーデンクリート屋上芝生緑化の温度測定」これから冬にかけても引き続き温度の変化を計測する予定です。

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暖地型芝草である高麗芝は気温が15℃を下回り始め、夏の間に光呼吸と光合成で蓄えた炭水化物エネルギーを使いながら生命を保ちつつ冬眠に入ります。関連ブログ:「光呼吸(寒冷地型芝草と暖地型芝草の違い」 11月10日撮影

北海道からの香り! 2011年10月02日

待ちかねていたベランダガーデンの主役、ハーブカーペットが北海道からやって来ました。札幌市にあります黒田ハーブ農園さんで育てているローマンカモミールとクリーピングタイムが新宿事務所に届きました。早速、事務所のベランダに用意したガーデニングキットの上に敷きこみましたがすがすがしいハーブの香りが漂ってきました。 まさに北海道からの香りですね。

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クリーピングタイムは我が家のベランダで育てることにしました。ケンタッキーブルーグラスと比べてハーブは灌水量は少なくて済むようです。灌水タンクのバルブもハーブ用に調整して灌水します。

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関連ブログ 水の番人  10月1日撮影
季節の変化を数字で見ると! 2011年09月25日
今年は春からベランダで自然灌水システムの上で芝生を育てています。毎日の灌水量の変化を記録していますが参考までにGoogleの天気に発表されている東京の温度も記録しています。このデータを見ていて面白い事に気がつきました。夏に向けて東京の気温が20度を下回った最後の日が6月17日でその気温は19℃でした。それ以降東京の気温は20度以上で推移しましたが、今週の9月21日に久しぶりに19度を記録しました。東京が20度以上の気温を続け始めたのは夏至(6月22日)の時期で再び20度を割り込んだのが秋分(9月23日)を迎える時でした。夏至から秋分の日までの3ヶ月間、東京は20度以上の気温をキープしてきましたが、この気候を夏と呼ぶのでしょうね。そして季節は秋を迎えました。(夏の終わりを感じさせる新宿御苑9月17日撮影)

IMG_0936.JPG今年の夏はインターネットからの温度情報とは別に、神奈川県伊勢原市にあります山武azbil伊勢原工場様のご協力を頂き、ガーデンクリートに芝生を載せた屋上の下と、コンクリートむき出しの屋上の下の階の天井温度を測定しました。そこで解った事がいくつかあります。2011年夏伊勢原.pdf関東地方では気温が30度を超えても、保水されたガーデンクリートや芝生の下の温度は30℃前後以上にはならないということです。2004年の夏に東京都荒川区で保水されたガーデンクリートの下の温度を測定した時も温度は30℃前後で推移しました。2004年夏東京.pdf
 
 
heat_04.jpg今回の測定では、コンクリートむき出しの下の階の天井温度が太陽が昇るとともに上がり沈むと下がる様子が、波形の連続グラフでとらえられました。またガーデンクリートに芝生を載せた下の階の天井温度とコンクリートむき出しの下の階の天井温度では、平均気温で4℃も差がある事が確認されました。冷暖房設定温度と消費エネルギーの関係で、冷暖房それぞれについて設定温度を1度変更すると、熱源で消費されるエネルギーがそれぞれ約10%削減されるといわれています。(出典:財団法人エネルギーセンター)平均温度で4℃の差があるということは大きな省エネ効果が得られそうですね。
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我々を取り巻く自然現象の変化を数字で捉えると、そこには地球の運行や気化熱の働きなど、自然の原理に基づく法則の影響が見られます。屋上から望む大山の自然も秋を迎えています。 9月24日撮影 関連サイト:ヒートアイランド対策に ガーデンクリート屋上芝生緑化の温度測定 ガーデンクリートが建物の温度を下げる仕組み

水の番人 2011年09月18日

ミュージカル「回転木馬」(Carousel)の中でStar keeperという不思議なキャラクターが登場します。日本語訳は「星の番人」でした。それではGreen keeperは「芝生の番人」、または「緑の番人」とでもいうのでしょうか?なかなか的を得た表現ですね。新宿事務所の近くには玉川上水の水番所跡があります。江戸時代、この辺りには玉川上水から開渠で送られて来た水を、石樋や木樋でできた水道管を地下に埋設して江戸の町へ給水する水番所がありました。水の番人が一人いて水門を調節し水量を管理したり、ゴミを除去して水質を保持したりして貴重な水の番をしていたようですね。

 

IMG_0921.JPG新宿に事務所を置いて2年が経過しました。この間の仕事のテーマの一つは、コンクリートやアスファルトで覆われた都市環境で植物を育てる緑化システムを完成させる事でした。水分を含んだ土の上では多くの植物は自然に育つことが出来ますが、アスファルトやコンクリートは植物が土から水を吸収するルートを遮断してしまいます。この問題をクリアするために多くの方々のご協力を得ながら、ガーデンクリートを緑化基盤としてコンクリートやアスファルトを覆い、その上で植物を育てる緑化システムを開発しました。
 
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植物が生きるには植物に水を供給し続ける環境が必要です。そこで毛細管現象の原理を利用して、細く長く水を供給するシステムを作りました。使用する水は水道水はもちろんのこと、水道管がひかれていない場所でも灌水できるように、貯水タンクを利用したシステムも開発しました。雨水も利用できるように様々な工夫が施されています。

IMG_0901.JPG以前ブログでもお話ししましたが、コンクリートやアスファルトで覆われた都市で植物を育てるということは砂漠で植物を育てるようなものです。この都市環境で植物たちが生きながらえられるように、供給する水量を調整する水の番人の役割を果たす自然灌水システムが完成しました。
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新宿事務所のベランダの自然灌水システムでは秋の植物をを迎える準備が整いました。主役の登場か楽しみです。         関連ブログ 砂漠の緑化から都市の緑化へ  インターネット・アウターネット?  人間力による雇用の創造  9月15日撮影

自然に逆らわずに生き延びる! 2011年08月21日

先日TVを見ていたら、アメリカでは人間は神により創られたという旧約聖書に描かれている物語を信じている人がかなりいるようで、その数は大統領選にも影響を及ぼす趣旨の報道がなされていました。アメリカはプラグマティズムの国だと思っていましたが驚きです。私が学んだ学校のモットーはPro Deo et Patria(For God and Country)「神と国とのために」でしたが、この言葉が漠然と頭に残っていました。しかしこの数年、一年を通して屋上で芝生を育てたり温度を測定したりするうちに、ようやくその言葉の意味がわかってきたような気がします。 (山武azbil様 伊勢原工場 8月5日撮影)

 

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 以前のブログでも紹介しましたが、データロガーとセンサーを利用することで一年を通して気温や建物の温度変化を数値でとらえることができます。そしてその数値をグラフに置き換えると、そこには規則性が見られます。一日の気温の変化はだいたい夜明け前の3時から4時頃に最低温度が測定され、正午から午後1時にかけて最高気温が測定されます。それから夜明け前に向けて徐々に気温は下がります。この温度の変化は地球の自転が続く限り繰り返されます。地球の運行を計測する?

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 冬至から春分そして夏至から秋分と季節が変化するとともに気温も変化します。地球の軸が傾斜しながら、公転を続けることで生まれる変化ですね。特に北回帰線から北にある日本では、四季の温度変化にメリハリがついていて、1年単位でグラフ化すると毎日の温度変化のような曲線を描きます。この運動は地球が誕生した時から今日まで続いています。そしてこれからも続くことでしょう。このように地球の運動には法則性があります。この地球を動かすエネルギーや法則を神と呼ぶのではないでしょうか? (写真:早朝の成田に向かうANAの翼の下に富士山の頂上がかすかに見えて来ました。)

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また地球には無数の生物が生息しています。それは今からおよそ46億年前に宇宙を漂っていた隕石がぶつかり合いながら地球が形成されて、左巻きに自転し、同じく左巻きに太陽の周りを公転しながら膨大な時間をかけて生命が生存できる環境を作りあげてきた結果です。この生物が活動できる環境を国と呼ぶのではないでしょうか。ヒトも地球に生息する生物の一種類として生命をつないできました。これからもヒトは自然の法則に逆らうこと無く、他の生物と競争・共存しながら生き延びる知恵を見出さなければならないでしょう。


観天望気 2011年07月24日

各地のゴルフコース管理をコンサルティングされていらっしゃるSさんから観天望気という言葉を教えていただきました。観天望気とは自然現象や生物の行動の様子から天気を予想することです。夕焼けの次の日は晴れであったりツバメが低く飛ぶと雨といったように、周囲の自然現象の変化を見て天気を予測する、昔から伝承されてきた人間の知恵ですね。自然に囲まれて働くグリーンキーパーさんは、空の様子や身の回りの動物の行動を見て天気を予測することができるようです。

IMG12.jpg私が生まれ育った新宿の職安通りは今はコリアンタウンとして活況を呈していますが、子供時代を過ごした昭和30年代はまだ戦後の焼け跡の面影がありました。またそこは都会の中に自然が残された場所でもありました。雨上がりの水たまりに長靴で浸かりながら、風のそよぎでできたさざ波を見ていると自分が動いているような錯覚を起こしたり、夕方になると赤く染まった西の空に金星がはっきり見え、コウモリが飛ぶのも時々みかけました。季節になるとツバメが倉庫に巣を作っていました。
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あれから50年ほどが経過して東京は都市化が進み、ヒトや車の数が増えると共に建物や地表の舗装面積も増え続けました。それに反比例してツバメやコウモリ等、観天望気を予測する自然の指標は減少し続けてきました。それでも7月も中旬を過ぎて、夕暮れの神宮外苑を歩いていると今年もセミの鳴き声がチラホラと聞こえ始めました。

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                 夕暮れの神宮外苑 7月21日撮影  関連ブログ:都市の温暖化と地球の温暖化
新宿御苑 午前9時開門・午後4時30分閉門 2011年07月12日

私の好きな場所の一つである新宿御苑の今年の夏の開園時間は午前9時から午後4時30分までのようです。御苑の入口に下記の写真の内容の掲示がありました。内容を良く見ますと昨年は公開時間が延長されていたようですね。そこでインターネットで詳しい内容を調べたところ2008年に公開されたお知らせがありました。新宿御苑の夏季開園時間の延長についてお知らせの趣旨は夏になり日が長くなり、人々により多くの時間を自然に親しんでもらおうという事と、新宿御苑はクールアイランド効果で周囲より2度ほど温度が低いので、人々に冷房に頼らないでも涼しい空間を楽しんでもらおうという、とても素晴らしい内容の趣旨でした。それがどのような経過で今年は中止になったのか定かではありませんがとても残念なことですね。

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今年は国の要請で民間の企業や家庭に15%の節電が求められています。これに応じて民間企業では土日の休日を変更したり始業時間を早めたりして、暑い夏を乗り切るための様々な工夫や試みがなされています。それならば国も応援して、日が長くなった分だけでも開園時間を延長して、周囲より2度低い、涼しいクールアイランドの環境を国民の皆さんに提供してみてはいかがですか?

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 開園時間を長くして人々に涼しい環境と提供しようとした2008年の新宿御苑の試みは、暑い夏を節電で乗り切ろうとする、今年の日本の置かれた環境に最適です。是非素早い対応を見せてもらいたいものですね。そして将来は、夏の間だけでも開園時間を午前7時から午後7時までに、もしくは明治神宮のように午前5時から6時30分まで開門したり、さらにシンガポール植物園のように午前5時から深夜の0時まで開園できるようなサービス体制を整えていただきたいものです。

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新宿御苑台湾閣7月12日撮影 関連ブログ:一年中サマータイム?  明治神宮日の出開門・日の入り閉門                    
明治神宮 日の出開門・日の入り閉門 2011年07月10日
節電による夏の暑さを人々が凌ぐために,国や自治体が運営している公園などの公共の施設を、夏至から秋分の日の間は午前7時~午後7時まで解放してみてはいかがでしょうかとブログで紹介しました。一年中サマータイム季節の変化に対応した柔軟な施設の運営を提案したのですが、すでに明治神宮では日の出に開門し、日の入りに閉門するこが実施されていました。日の出・日の入りという地球の運行に合わせて開門・閉門するという自然に則した運営は素晴らしいですね。日本の八百万の神々は自然の中にいらっしゃいます!
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神宮の森の自然は私に様々なヒントを与えてくれました。透水性コンクリート舗装を開発するのに、明治神宮の参道に敷きつめられている砂利がとても参考になりました。参道に敷かれた砂利を固化材で固めてブミコン舗装にすると、雨の日でも着物の裾が汚れません。着物を着ても安心してお参りができますね。
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また真夏でも涼しい木々に覆われた参道を歩いていると、植物の素晴らしさを実感します。太陽の光エネルギーを利用して、大気中のCo2と水を原料として、植物が生きるために必要なエネルギーである炭水化物を作り出す光合成。葉から水分を蒸散して気化熱を発生させることで、植物に直射する太陽光が植物の内部温度を高めることを防ぐ蒸散作用。植物の蒸散作用のおかげで、我々も木々から降りてくる冷気を感じることが出来ます。光合成と芝生の呼吸
IMG_9994.JPG サマータイムシフトで働く皆さんも、早く仕事を終えて自然のクーラーが効いた神宮の森を歩かれてみてはいかがですか?木立に覆われた静かな参道を歩くと木々との対話、自然との対話、そして神々との対話ができるかもしれませんね?!今の季節の開門は午前5時、閉門は午後6時20分です。明治神宮の開閉門時間 7月4日撮影  関連ブログ明治神宮参道 東京の香り・日本の香り? 神宮のクスノキ

地球・大地の呼吸 2011年06月19日

アスファルトやコンクリートの上を緑化したり、透水性を改善する仕事をしていると、地球・大地の呼吸を感じる事があります。例えば土の上に芝生を張る場合、土に含まれている水分と雨水だけで芝生は育ちますが、アスファルトやコンクリートの上では無理な話です。保水性と通気性の良いガーデンクリートは雷おこしのような形をしていて空隙があり、そこに根が活着して植物は育ちますが適度の灌水を継続しないと植物は生きながらえません。そこでガーデンクリートの上で水分を継続して補給できる自然灌水システムを作りました。ガーデンクリート都市緑化システム 今回は、ガーデンクリート都市緑化システムを水道栓のないご家庭のベランダでもご利用いただけるように、製品をキット化してお届けするシステムを開発しました。ベランダガーデニングキット 写真はベランダガーデニングキットの上に芝生を載せてタンクからの自然灌水で芝生を育てる方法と、土の上で芝生を育てる方法を比較をしているところです。

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一方、浅草寺様の境内では透水性コンクリート・ブミコンの舗装をしながら、お寺の建物の屋根のスケールの大きさをつくずく感じました。お寺の建物には雨樋が無く、屋根に降った雨水は地面に滝のように流れ落ちて来ます。
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ブミコンの表面に降る雨はだいたいは透水させることができますが、屋根に降った雨が地表の御影石などを伝いながらブミコンに流れ込むと、一時的にオーバーフローをして水たまりができます。今回はこの問題を解決するために砂利の粒度を調整したり、排水枡の応援を頼みながら屋根からの大量の雨水を処理する方法を工夫しました。

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都市を覆うコンクリートやアスファルトを緑化コンクリートや透水性コンクリートに変えることで都市の緑化面積を広げたり透水性能を改善したりするのが私の仕事ですが、現場で工事に立ち会っていると、その下に無言で控えてる地球・大地の気配を感します。でも私たちが科学的な物の見方で対応することで、地球・大地は問題を解決する方向性も示してくれるようです。ちなみにブミコンのブミとはインドのサンスクリット語で地球・大地を意味する言葉です。

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 境内の雨水のホットスポット、宝蔵門前の水たまりもオーバーフローが改善されて、雨水もブミコンを通して大地に吸収されるようになりました。6月17日撮影

 


木の下で会議をしよう? 2011年06月12日

浅草寺様境内のお水舎・受香所周囲のブミコン舗装も終了しました。毎日、大勢の参拝客が通る横での工事なので気を遣いましたが、工事に携わってくれた作業員の皆さんとの連係プレーで事故もなく無事に舗装が終了しました。

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 現場では午前10時と午後3時に休憩をかねて境内の木陰の下でお茶やコーヒーを飲みながら皆さんと作業工程等いろいろな話をします。作業をする職人さんの豊富な経験に基づく柔軟な発想は学ぶ所が多いですね。
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会議も仕事の一つですが、今年の夏はオフィスを離れて屋外で会議をして見てはいかがでですか?天然のクーラーである木の下で会議をすると、フィトンチットの影響もうけて活き活きとした会議になると思います?


IMG_9714.JPG今年は企業や自治体の自主的な判断で節電しながら夏を乗り切るために、仕事時間を早めたりいろいろと工夫がされています。それならば節電で空調や照明の滞った室内で会議をするよりも、屋外の木の下で新鮮な空気の中で会議をしてみてはいかがでしょうか。若者からベテランまで外に出て、さわやかな気分で会議に臨み、さらに国や自治体も協力して公園など屋外の公共施設を柔軟に提供することで、日本も風通しが良くなると思います?  関連ブログ インターネット・アウターネット?  明治神宮参道

夏の早朝と夕方に憩える場所 2011年06月05日

東京は梅雨に入りましたが浅草寺様境内のブミコン舗装が始まりました。今回はお水舎・受香所周囲をブミコンでスロープを付けて、滑りにくく車椅子でも容易に近づけるバリアフリーの環境を作っています。

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先週のブログで人々が早朝や夕方に憩える場所を考えましたが、浅草寺様の境内もその一つです。ここでは朝の6時過ぎからお寺の方々が境内の掃除を始め、いつも綺麗な状態が保たれています。境内は24時間開放されていて早朝の散歩を始め、夕方には夕涼みも楽しめます。徳川時代からの名残なのでしょうか、ワンちゃんを連れている方の姿をよく見かけます。ペットをお供に散歩が出来るのはいいですね。

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境内にはお年寄りから子供たちまで多くの人々がくつろげる公園の機能が備わってきました。藤棚やスノコで日陰を作ったり、木を囲む石も座れるように工夫がされていて、人々が木陰で涼むことが出来ます。浅草寺様もシンガポール植物園も、そして東京ディズニーランドもお客様に満足していただくお客様主義の運営をしています。


 

IMG_9525.JPG新宿御苑の現場で働く皆さんたちも、自分たちの持ち場の仕事を丁寧にされているようです。最近スーパークールビズが話題になっていますが,何を着て働くかは民間企業や自治体、そして国に務める現場の若者たちの自主性とファッションセンスに任せれば済むことです。それよりも政治家や国や自治体は、出来る限り国民の視点に立ち、公共の施設を運営してもらいたいものです。暑い夏はすぐそこまでやってきています!

一年中サマータイム? 2011年05月29日

1981年12月31日、大晦日の午後11時30分、シンガポールは時刻を1982年1月1日午前0時0分に変更しました。その時私は時計の針を30分進めた事を覚えています。隣国のマレーシアが、ボルネオにある東マレーシアとマレー半島にある西マレーシアの時刻を東マレーシアに合わせた事が理由のようでしたが、それ以来およそ30年、この時間が続いています。

IMG_5258a.jpgシンガポールでは朝の7時ごろでも外はほの暗いのですが、夕方は7時を過ぎても明るくスポーツや散歩を楽しむことが出来ます。涼しいうちに仕事を始めてアフターファイブをゆっくり過ごすサマータイムは熱帯の環境に最適です。それが1年中続きます。ヨーロッパなど地球の極に近い地域で行われているサマータイムは夏の間だけの時間変更ですが、赤道を中心に南北回帰線に挟まれた熱帯では、夏と冬の日の出、日の入りの時間差が極地に近い国ほどではなく、時間を早めて戻さなくても生活にあまり影響がないのかもしれませんね?
IMG_5269x.jpg今年の夏,日本では消費電力を抑えるためにサマータイムを実施してはという意見もありますが、具体的にはならないようです。それでも暑い夏はすぐそこまでやってきています。そこでサマータイムを実施しなくてもサマータイムを楽しむ方法をご提案いたします。私の好きな場所の一つである新宿御苑の開園時間は午前9時~午後4時30分ですが、これを夏至の6月22日から秋分の日の9月23日までの3ヶ月間、午前7時~午後7時にするのはいかがでしょうか?今年の夏、国民は暑い中で節電を求められています。それならば全国の公共の施設、特に有料の公園の開園時間を早め、終了時間を遅らせて、国民が涼しく過ごせる場所を提供してもらいたいですね。新宿御苑と同じように私が好きな場所の一つであるシンガポール植物園は毎日午前5時~午前0時まで開園されています。しかも入園料は無料です。
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  写真はシンガポールのセントーサ島に最近オープンしたアミューズメントiFLY Singaporeです。ここではスカイダイビングが楽しめます。建物周囲の緑化にガーデンクリート都市緑化システムが採用されています。 関連ブログ:熱帯のガーデンクリート施工 百年の巨木  シンガポール植物園2

箱モノから現場へ! 2011年05月16日
先週のブログで津波を想定した防波堤が流されたのに対して、津波を想定した避難訓練の繰り返しで、高台まで逃れ人命が助かったというお話を紹介しました。この二つの事例は今後、被災された地域の復興に向けてヒントを与えてくれる話です。

これから被災地が復興してゆくには、被災地が直面している問題を解決するハードとソフトを提供する事が大事です。ハードも、単に西洋で役立っているからから日本に持ってくるというような一昔前の発想ではなく、被災地が必要としているものは何か見極め、被災地の風土に合ったハードやソフトを構築してゆくことですね。冒頭の例のように、津波を防ぐ防波堤というハードも大事ですが、人間がいかにして津波から逃げるかというソフトを築き上げることも大事です。自然と対峙するのではなく、自然と対話しながら行動する柔軟な現場力を重視する社会を築きたいものです。
 
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平成の時代を迎え日本各地では多くのコンサートホールが新設されました。新しいホールでは素晴らしい音響の中でゆったりと音楽が楽しめるのはありがたいのですが、ある違和感も感じます。それは豪華なパイプオルガンを備えた施設が増えたことですね。パイプオルガンは宗教音楽にはつきものの楽器です。ヨーロッパでは各地の教会に素晴らしいパイプオルガンが備わっているようですね。キリスト教の儀式の中でパイプオルガンの果たす役割は重要で、今でも多くの人々の生活と密着して活用されているようです。以前、私はブログで「風力発電はヨーロッパの風土が作り上げた発電システムです。」と述べました。ホーム&アウェイパイプオルガンもヨーロッパの風土と文化が作り上げた楽器です。
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私もパイプオルガンのスケールの大きな響きは大好きです。しかし日ごろコンサートホールで楽しむ音楽のスコアでパイプオルガンが活躍する場面はそれほど多くはないのです。一方、本来であれば パイプオルガンが活躍すべきき礼拝などの現場で、質素なオルガンが頑張っているのが日本の現状です。
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今回の地震、津波、原子力発電所の破壊で日本は大きな被害をこうむりました。ここから立ち上がるには、もう無駄な箱モノに資力を分配するゆとりはありません。そして世界中で始まっているエネルギー争奪戦の中で日本が生き残るには、石油や原子力が利用できるうちに自然と向き合いながら、人間の小さなエゴを克服して日本の風土に最も適したエネルギーを見つけ活用して行かなければ!写真は上からザルツブルグ大聖堂のドームとパイプオルガン アウグスティーナ教会 ウィーン オーストリア               関連ブログ:黒船効果  天災と人災 国立公園  
次の世代が活躍できる社会へ! 2011年05月15日
テレビを見ていて津波でわかった今の日本の実力と、これからの国造りの方向を示す二つの象徴的なニュースが報道されていました。ひとつは、東大の地震学の先生が被災されたある海辺の町を調べたところ昭和30年代に作られた防波堤がしっかり残り、近くにある昭和50年代に作られた防波堤が流されていたというニュースです。浅草寺様の御本堂をはじめ、昭和30年代の戦後復興期に作られた構造物の品質の良さと、その仕事に取り組んだ人々の技に改めて敬意を表すとともに、流された堤防を作ったその後の建築・土木技術の推移に疑問を感じました。
 

IMG_0516.jpgもう一つは、釜石市ではなかったかと思いますが、ある中学校の津波を想定した教育です。先生が津波に対して日ごろから生徒たちに、1.想定を信じるな、2.ベストを尽くして逃げろ、3.自らが率先して逃げることで周囲に人への警鐘となれ、というような内容の避難訓練を繰り返えし行なっていたようです。ハザードマップでは津波の想定外にあったその中学校にも津波は襲いかかりましたが、その前に中学生たちは自主的に訓練通り高台に全力で逃げ始め、それを見て小学生や町の人々も高台に逃れて助かったという話です。
 


IMG_0517.jpg「激変する核エネルギー環境」池田 清彦著KKベストセラーズを読みました。冒頭、池田先生が原子力発電にたいして日本を支配してきた絶対賛成と絶対反対いう対立に対して、「絶対賛成とか絶対反対とかは政治もしくは宗教であって科学ではない。そのことに思い至ればもう少し何とかなったのではないかと思うが、福島第一原発に対してはもはや手遅れだ。」と述べていらっしゃいます。破壊された原子力発電所の周辺の方々の事を思うと、原子力発電に対して絶対賛成、絶対反対の対立で硬直した状況を作り問題を隠したり先送りにしてきた当事者たちはもちろん反省と対処をする責務がありますが、何もできなかった国民の一人として、これから何かしなければと思います。

  IMG_0513.jpg本の中で池田先生がおっしゃっていますが、エネルギー問題は人口問題です。いま地球上には68億人の人間が生活していますが、さらに人口は増え続けています。これから先、石油資源に限界が見えた中で、地球規模での資源の激しい争奪戦がすでに始まっています。世界が大きく変動している中、日本国内で様々な問題に対して絶対賛成、絶対反対といった不毛の議論をする暇はありません。一方、今回の災害で、東北をはじめとする日本の若者たちの様々な行動に未来に対する希望を感じました。これからは一人の国民として次の時代を担う若者たちが活躍できる社会の仕組を作る協力をして行こう思います。
 
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写真は裏磐梯高原を中心とした美しい福島の自然です。(上から磐梯山、浄土平、五色沼)関連ブログ:坂の上の網 石油Peak Out!  熱帯の人口増加と都市化  



Plant is plant! 2011年05月08日

5月4日は「みどりの日」。事務所の近所の新宿御苑も入場料無料で開放されて、さわやかな朝の散歩を楽しみました。

IMG_9353.JPGなぜ多くの植物は緑色に見えるのでしょうか?その理由は植物の葉を構成している葉緑素クロロフィルにあるようです。クロロフィルは植物が光合成で光エネルギーを効率よく吸収して化学エネルギーへと変換する、光アンテナとしての役割をもつそうです。(Wikipediaクロロフィルより転記) この時に赤と青の光がエネルギーとして吸収され利用されます。それ以外の光は葉から反射するのですが、この光がヒトの目には緑色に見えるようです。 IMG_9363.JPG 英語で植物のことをplantと呼びます。別の意味は工場ですね。植物は光合成で太陽の光をエネルギーとして利用し、水と空気中の二酸化炭素を原料にして炭水化物を作り出す工場です。Plant is plant! IMG_9341.JPG 植物は自らの力で自然エネルギーを利用して炭水化物作り出し、生きるためのエネルギーとします。自らの力で炭水化物を作り出す事の出来ない我々動物たちは、植物から生きるためのエネルギーをいただくのです。新宿御苑 4月30日、5月4日撮影  関連ブログ: 光呼吸(寒冷地型芝草と暖地型芝草の違い) 光合成と植物の呼吸

仏の教えと科学の眼 2 2011年04月17日

以前のブログで諸行無常とは「すべての作られたものは常に流動変化して一瞬たりともとどまることが無い。」という考え方をご紹介しました「仏の教えと科学の眼」。先週のブログで「気体や液体は、圧力、体積、温度などの物理的性質と、粒子数(物質量)でとらえることが出来ます。」とご説明しました。我々を取り巻く自然環境の中で、気圧、温度は常に変化しています。それに伴い気体や液体の体積も変化します。その中で体積当たりの粒子数(質量)は常に一定なので、体積が増ると気体になり、体積が圧縮されると液体になるんでしょうね。このような自然現象の変化を表現するのに「諸行無常」は的確な言葉です。Chettiar Hindu Temple Singapore                                                             

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今回は仏教の考え「三法印」中の「諸法無我」という言葉について考えてみたいと思います。諸法無我とは字のごとく諸々の法則には我が無いということではないかと思います。たとえば地球は北極星から見て毎日、反時計回りに1回転します(自転)。また同じく1年をかけて反時計回りに太陽の周りを周ります(公転)。これらの運動は今から46億年ほど前に地球が生まれて以来、今日まで続いています。そしてこれからも地球の自転、公転運動は続くでしょう。Qutb complex New Delih India

  

P3090128_edited.JPG地球は46億年前に誕生して以来、生命が生まれる35億年前までの11億年の間、まさに諸法無我の法則で動いていました。そして地球に生物が生まれると共に我も生まれたのでしょうね?生物は自分の生命を維持するために様々な形でエネルギーを取り込んだり作り出したりします。植物は、太陽エネルギーを利用して自らの力で、炭水化物を作り出すことができます。(光合成)。動物は自らの力で炭水化物やたんぱく質を作り出す事が出来ないので、生命を維持するために他の生物から炭水化物やタンパク質を奪います。つまり生物は無我では生き続けることはできないのです。(アボリジニ のアートKuranda Queensland Australia)

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「今、我々が生きているこの場所は祖先からの遺産ではありません。これから生まれてくる我々の子孫からお借りしているものです。この場所を大切に使い子孫に引き渡さなければなりません。」というアフリカに伝わるといわれることわざがあります。この考え方はアフリカのみならず、アボリジニなど自然の中で生きている人間の考え方でもあります。自然の中で生きる動物たちは生命をつなぐのに、自然界から必要な量だけの食物を摂取しているようです。人間も自然の中で生きてゆくには、生命を維持するのに必要な量だけの食物を摂取することで、自然のバランスを保ちながら次の世代が生存できる環境をつないで来た知恵ですね。                                          鳩森八幡神社 渋谷区 東京都 4月12日撮影

IMG_9089.JPG今、日本が直面している自然災害という厳しい現実の中で考え行動しなければならない事は、厳しくとも素晴らしい恵みを与えてくれる自然環境に対して驕ることなく謙虚な気持ちで接し、次代の日本人が元気に活動できる社会環境を造り引き渡して行くことです。 関連ブログ「都市の温暖化と地球の温暖化」 

 

 

ピットからの漏水を止めるには?2 2011年04月16日

今日(4月16日)のYahoo Newsによりますと、福島第1原子力発電所の汚染水対策に、吸着性のあるゼオライトを土嚢袋に詰めて取水口に投入するというニュースが流れていました。福島をはじめとする東北地方はゼオライトの産地です。豊富なゼオライトを地元の危機にガンガン利用してください!

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福島第一原子力発電所のピットの亀裂による漏水が海に流れているようです。今のところコンクリートや高分子ポリマーを流し込んでも漏水は止まっていないようです。専門家の方々が対応しているので、様々な方法が検討されているとは思いますが、昔から日本の堤防などで使用されていた「じゃかご」に漏水を抑えるヒントがあるような気がします。「じゃかご」を造るのが間に合わなければ、石より軽く持ち運びが容易な軽石や木炭を土嚢袋に詰めて亀裂のあるピットに流し込み、水の流量を少なくしてからコンクリートや高分子ポリマーを流せば亀裂からの漏水を抑える事が出来るかもしれませんね。シンガポールでのガーデンクリートの施工には、インドネシアで軽石を50リットルの土嚢袋に詰めたものを使用しています。軽石や木炭、ヤシガラ炭には吸着性があるので、放射性物質もある程度は吸着することが出来るかもしれませんね? インドネシアの軽石(50リットル/袋) このほかにやしガラ活性炭、やしガラ炭、木炭、さらに木のチップなどを、写真のような土嚢袋に詰めて亀裂からの漏水による流水量を抑えてからコンクリートや高分子ポリマーが流せればいいですね。(4月4日)

 

気体・液体・都市冷却 2011年04月10日

今年の夏は関東地方を中心に約1500万KWの電力が不足する予想だそうです。夏の家庭で使用される電力の用途はがエアコンが25.2%,冷蔵庫が16.1%、照明が16.1%、そしてTVが9.9%という数値が報道されていました。家庭で使用される電力の約40%がエアコンや冷蔵庫で消費されているようですね。そこで今回は電力がどのようにしてエアコンや冷蔵庫で使用されているか、Wikipediaなどインターネットで収集した情報を整理してご紹介いたします。気体液化ヒートポンプの仕組み(図:Wikipedia参照)      

     1.凝縮器 2.膨張弁 3.蒸発器 4.圧縮器 (赤が高温、青が低温)

750px-Heatpump_svg.pngエアコンや冷蔵庫は液体が気体に、そして気体が液体に変わるときに発生するエネルギーを利用して温度を下げたり上げたりしています。気体や液体は、圧力、体積、温度などの物理的性質と、粒子数(物質量)でとらえることが出来ます。例えば1リットルの容器に空気を入れて1/10リットルの体積に圧縮すると、エネルギー保存の法則で、その空気に含まれている粒子数(エネルギーと表現しておきます)は変わりませんが、単位体積当たりの熱量は10倍になります。エアコンの室外機では室内から送られてきた気体が圧縮ポンプで圧縮されて液体になるのですが、このときに熱が発生するのはこの原理によります。さらに室外機では圧縮され発熱した液体に送風機で風を送り熱を冷まします。こうして圧縮され冷まされた液体が室内機に送られ気体として元の体積に戻るときに、室内よりも涼しい空気が生まれるのです。 つまり気体を圧縮して発熱した液体に風を送り冷ますのに電気エネルギーが使用されるのですね。

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一方、保水されたガーデンクリートの表面温度が、コンクリートやアスファルトよりも低いのはなぜでしょうか?ここでも、液体が気体に変わるときに発生する自然エネルギーの働きがあります。太陽光に含まれている熱エネルギーは建物や舗装されているコンクリートやアスファルトに蓄積されるのですが、ガーデンクリートのように内部に水が保水できる場合、太陽エネルギーを利用して水が気体に気化するのです。1グラムの水が気化するためには540カロリーのエネルギーが必要です。ガーデンクリートに保水された水が太陽エネルギーの働きで気化されるので、表面温度がコンクリートやアスファルトよりも低くなるのです。コンクリートやアスファルトは水を保水来ることが出来ません。

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コンクリートやアスファルトに覆われてヒートアイランド現象化が進んだ都市では、都市の保水性を回復して水の持つ液体から気体への相移転による自然エネルギーを利用して、都市を冷やし潤いを与えるのはいかがでしょうか? 参考ブログ:水の循環の素晴らしさ

水の循環の素晴らしさ・有難さ! 2011年03月27日

大気中の水蒸気は雨になり地球に降り注ぎます。そして雨は再び水蒸気に気化して大気中に戻ってゆきます。気化した水は地球表面(地面・海面など)に吸収されている太陽エネルギーを気化熱として大気を通して宇宙に放出します。地球に入射したた太陽エネルギーの約51%が地面や海面に吸収されるのですが、そのうちの23%ほどが海面や、地面に含まれている水の気化により気化熱(蒸発熱)として大気や雲に運ばれ宇宙に放射されます。 地球のエネルギー収支(Wikipedia引用)

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地球の表面が海に覆われていたり植物や保水された土に覆われたりしていると水の循環が行われ,地表に吸収された太陽エネルギーは、水蒸気を通して宇宙に放出されます。海や、植物や保水された土に覆われた地表から1グラムの水が蒸発するときに地表面から約540calの熱を奪うのは、このような水の循環があるからですね。そして地表の温度が下がります。水の循環が失われると地表の保水面は失われ気化冷却も失われ、気温が上がり砂漠化が進み生命の生息出来る環境が失われます。                                                                                                                                                                                                                砂漠に沈む夕日Dubai

 

IM000042 (2).jpg コンクリートやアスファルトに覆われた都市環境は、雨水の透水性や保水力が低下して水の循環のバランスが崩れます。透水性や保水性の少ないコンクリートやアスファルトに吸収された太陽エネルギーが水の気化を通して大気に放出される量も減ります。気化冷却面積の少なくなった都市の気温は上がり湿度が低くなりヒートアイランド現象ドライアイランド現象を引き起します。                                                                               

                                                                                                                  マラッカ海峡 Singapore

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「雨」→「水たまり」→「川」→「海」→「海よ」という水の循環を、詩人の言葉と作曲家の音楽で歌い上げた作品があります。 岩手大学の皆さんの素晴らしい演奏を全曲ユーチューブで聴くことが出来ます。ご興味のある方はどうぞ。水のいのち                   ヒートアイランド現象とその対策のブログをまとめました。ヒートアイランド現象対策製品 トップページのタグからも入れますのでご覧ください。 

Spring is just around the corner! 2011年03月20日

もうすぐ春分の日ですね。2月の初めの立春にガーデンクリートブロックの上の砂に、ベントグラスの種を播いたのが発芽して芝生が元気に育ち始めました。新宿事務所のベランダではガーデンクリートブロックと自然灌水システムを組み合わせて芝生を育てています。2年ほど前から西洋芝ケンタッキーブルーグラスが育ち、昨年は高麗芝が育ちました。高麗芝は冬になると枯れるのですが、ここのベランダでは一部の高麗芝が青く育って冬を越しました。今年はベント芝に挑戦します。 3月18日撮影

IMG_8779.JPG                                                 下の写真 1月28日撮影

IMG_8178.JPG   当社で開発している緑化灌水システムは毛細管現象という自然エネルギーを利用して、ガーデンクリートブロックの上で植物を育てます。西向きの5階のベランダで、太陽の光が午後1時から1時間ぐらいしか当たらない環境ですが、適度な光、風、そして水 のバランスが良いせいか1週間に1度ほどの灌水で植物が生き続けています。

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日本は今、大規模な自然災害に見舞われていますが季節は移り、春が すぐそばまでやって来ています。被災地で寒い日々をお過ごしの皆さん、頑張ってください!Spring is just around the corner !

IMG_8762.JPG               参考ブログ:光呼吸(寒冷地型芝草と暖地型芝草の違い) 

熱帯のガーデンクリート施工 2011年02月27日

雪の浅草寺様の境内から、日中の気温が30℃を越える北緯1度21分の熱帯にやって来ました。シンガポールでガーデンクリートの施工が始まりました。太陽が真上で輝いています。気候の違いを実感しますね。 

IMG_8489.JPGセントーサ島に建築中のアミューズメントiFLY Singaporeの周囲を緑化するプロジェクトで、日本でも実績をつけてきたガーデンクリート都市システムが採用されました。まずは緑化基盤ガーデンクリートの施工です。 

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シンガポールは高層ビルが立ち並ぶ都市国家のイメージが強い国ですが、およそ今から200年ほど前、イギリス東インド会社の職員、スタンフォード ラッフルズが上陸した当時の浜辺はこのような場所ではなかったと思います。iFly Singaporeは3月中旬にオープンする予定です。スカイダイビングを模擬体験できる世界で一番大きな施設だそうで、子供から大人まで楽しめます。皆さんもセントーサでスカイダイビングを体験しませんか。 セントーサ島Siloso Beach 2月22日撮影

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               関連ブログ シンガポール植物園2  温帯と熱帯の融合

地球の運行を計測する? 2011年02月20日
大田区産業プラザPIOのテラスで温度測定をしています。ロガーという計測器と温度センサーを使用して芝生、土、ガーデンクリート、コンクリート、外気温の温度変化を10分ごとに記録しています。芝生、土、ガーデンクリート、コンクリート、そして気温の変化にはそれぞれの特徴があり大変興味深いデータが得られました。(2月16日 PIOテラス)

IMG_8396.JPG温度が変化するのは地球が動いているからですね。朝昼晩と温度が変化するのは地球が自転しているからです。また日本のような温帯では、春夏秋冬を通して温度が変化しますが、これは地球が地軸を傾けながら太陽の周りを公転するからです。ロガーで計測された膨大な数値を見ながら、留まることのない地球の運行と諸行無常を少し実感したような気がします?次は熱帯の温度の変化を測定してみようと思います。


IMG_8366.JPG先週の浅草寺様のブミコン舗装は、雪という思わぬ伏兵に遭遇しましたが、何とか予定の施工を行うことが出来ました。うっすらと雪の積もった朝の境内は墨色の美しい雰囲気を醸し出していました。 今週末までには施工を終了して、参拝にいらっしゃる多くの皆さんが歩きやすい舗装を目指します。 (2月15日撮影)
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                                     (2月16日撮影) 関連ブログ 仏の教えと科学の眼  温帯と熱帯の技術の融合

                                         

仏の教えと科学の眼 2011年02月13日

季節は立春を迎え浅草寺様境内のブミコン舗装が始まりました。今回は御本堂前、向かって左横の舗装です。まずアスファルトを剥がす作業を行いました。昨年の秋に御本堂前、向かって右横のブミコン舗装をさせていただきましたが、今から50年以上前、御本堂建設当時の堅牢なコンクリートと格闘しました。それに比べるとアスファルトは剥がすのが容易でした。

 

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2月15日はお釈迦さまが入滅された日だそうです。御本堂では涅槃図を掲げ御遺徳をしのぶ報恩感謝の法会「釈尊涅槃会法要」が行われます。仏の教えを特徴づける三方印「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」という考え方がありますが、これらの考え方には科学の物の見方と通じるところがあるようです。諸行無常とは「すべての作られたものは常に流動変化して一瞬たりともとどまることが無い。」という意味ですが、これは今からおよそ137億年前にビッグバンで時空間が誕生して以来続く宇宙の運動や、生命の歴史を喩えるのに的確な言葉です。

 

IMG_8273.JPGビッグバンからおよそ91億年後(現代からさかのぼること46億年前)に地球が誕生しました。それから11億年後に生命が誕生し、さらに29億年後(現代からさかのぼる6億年前)、 地球は全球凍結という壮絶な環境の変化に遭遇しました。しかし35億年前に誕生した生命は凍結した海の下、火山の周りなどでしぶとく生き延びて、今日まで命の火をつないできました。これからも生命は地球という舞台の上で、次の世代に命の火をつないで行く事でしょう。また地球の自転・公転運動をはじめ、宇宙の運動もとどまることなく続きます。         <北太平洋上の夜明け> 関連ブログ:地球の歳差運動 億劫

 

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 ニュートン別冊「地球 宇宙に浮かぶ奇跡の惑星」を読んでいます。地球46億年の歴史が的確な構成と、解りやすいイラストで描かれていて、子供から大人まで楽しめる本です。  

光呼吸(寒冷地型芝草と暖地型芝草の違い) 2011年01月30日

光呼吸とは植物が光合成する回路を稼働させるエネルギーを作るための呼吸のことです。寒冷地型芝草(ケンタッキーブルーグラスやベント芝など)は光呼吸で空気中から酸素を取り込み、葉身にある炭水化物をエネルギーに変えて光合成を行います。人間が呼吸により空気中から酸素を取り込み体内の炭水化物をエネルギーにして活動するのと同じですね。寒冷地型芝草は光合成により造られた炭水化物を葉身にあまり貯めることができません。そこで常に光呼吸で光合成を行い必要なエネルギーを作り出すので、冬でも青々と緑を保つことができるのです。寒冷地型芝草の最適光合成温度は20℃から35℃です。                                                    (杉並区久我山 T邸屋上の西洋芝 12月28日撮影)

 

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一方、暖地型芝草(高麗芝やバミューダグラス等)は外気温度を利用して光合成活動を行い炭水化物を葉身に貯め込みます。光呼吸をしない暖地型芝草は光合成の活動期間が外気温度に制約されます。日本のように秋以降の気温が20℃以下になる気候では寒くなると芝草は光合成を休止します。暖地型芝草の最適光合成温度は30℃から45℃です。                                                      (渋谷区千駄ヶ谷 東京体育館前の高麗芝 1月26日撮影)

 

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最適光合成温度が20℃から35℃の寒冷地型芝草にとって、真夏の東京のように平均気温が27℃以上の環境は、植物の光呼吸が活発になりすぎて消耗度も高まります。寒冷地型芝草の光呼吸により消費される炭水化物の量は、光合成により造られる炭水化物の量の最大値で30%になるそうですが、真夏の東京では光呼吸の最大値のエネルギーが消耗されます。さらに真夏の暑さの中で寒冷地型芝草は、体内の水分を葉脈を通して蒸発さえて気化熱の働きで葉身の温度を下げる活動のために、蓄えられた炭水化物を消費します。(大田区産業プラザPIO の西洋芝8月30日撮影)

 

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コンクリートやアスファルトに覆われた真夏の東京は、寒冷地型芝草が生きながらえるためには過酷な環境です。このような環境の中でガーデンクリート都市緑化システムは、寒冷地型芝草が生育できるように様々な工夫がされています。      (新宿事務所のベランダ: ガーデンクリートと灌水システムで育てている芝生の様子です。左が西洋芝、右が高麗芝 1月28日撮影)

 

IMG_8178.JPG太陽からの光量の少ない冬の間は葉を長くのばして、なるべく多くの光が葉の葉緑素に取り込まれるようにしています。                                                                  関連ブログ:光合成と芝生の呼吸  猛暑の夏を乗り切って

 

ガーデンクリートと断熱材との違い 2011年01月16日

個体では熱は熱源から温度の低い所に向けて伝わります。熱伝導率(W/mK)は厚さ1mの素材の両端に1度の温度差があるときに、その素材1㎡を通して1秒間に流れる熱量を表す数値です。建物の屋上を緑化することで建物に直接あたる太陽からの放射熱を和らげます。建物の躯体によく使われるコンクリートの熱伝導率は1.6W/mKです。これは乾燥した空気(熱伝導率0.024W/mK)を閉じ込めた断熱材グラスウールやポリエチレンフォーム等の熱伝導率0.038W/mKと比べると42倍も高くそれだけ太陽からの放射熱を建物内部に伝えやすいという事ですね。そこでコンクリートの建物の屋上にはこれらの断熱材を使用して太陽からの放射熱を断熱するケースが増えています。しかしコンクリートの熱伝導率が高いということは、建物の内部の熱を外部に放射しやすいという特性もあります。真夏の東京でも夜になると建物の外部の気温は30度以下になりますね。昼間の太陽からの放射熱でコンクリートの内部にこもった熱も、夜になると気温の下がった外気に放射されます。ところがコンクリートの外側に断熱材があると、この放射熱が遮られる事も確かです。

 

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屋上にガーデンクリートが敷かれている場合はどうでしょうか?ガーデンクリートの比重は乾燥状態で約900kg/m3前後です。またガーデンクリートの熱伝導率は0.16W/mKでコンクリートの1/9、そしてグラスウールなどの断熱材と比べると約4.5倍ほど高い数値です。また保水されたガーデンクリートの比重は約1200kg/m3で熱伝導率は0.3W/mKです。 heat_08.gifのサムネール画像

 

保水されたガーデンクリートがコンクリートと同じように太陽からの放射熱を直接に建物の内部に伝えるかというとそうではありません。 ここで気化熱という素晴らしい自然エネルギーの特性が発揮されるのです。1グラムの水が蒸発するときに約540カロリーの熱を表面から奪います。太陽からの放射熱を直接受けた保水されたガーデンクリートの表面温度がコンクリートや鉄板の表面温度よりも10度ほど低い理由はそのためですね。(上図グラフ参照) 保水されたガーデンクリートは、およそ300㍑/㎥の水を保水します。そしてガーデンクリートに保水された水が、気化熱の働きで建物に伝わる太陽からの放射熱を軽減します。また夜になると、熱伝導率がグラスウールなどの断熱材より高い、水を含んだガーデンクリートが建物にこもった熱を屋外に効率よく放射します。 

 

IMG_2313.JPG熱伝導率の低い素材は熱伝導率が高い素材よりも時間当たりに伝導される熱量が少なく、熱が伝わる時間を遅らせることはできますが、熱量そのものを減らすことはできません。ところが保水したガーデンクリートは水が気化するときに、表面にある熱エネルギーを水1グラム当たり540カロリー奪うことができるのです。 一年を通して太陽から大量の放射熱が当たる熱帯では、ガーデンクリートの保水性を維持し気化熱の働きを利用して温度を下げるのが効果的な利用方法です。                                                          参考ブログ:自然エネルギーを利用した温帯の技 ガーデンクリート屋上芝生緑化の温度測定

自然エネルギーを利用した温帯の技 2011年01月09日

日本の夏も高温多湿の熱帯に似た環境です。このような気候の中で、かやぶき屋根や京都の坪庭のような自然エネルギーを利用した住環境の整備の技が伝統的に継承されて来ました。ガーデンクリートを屋根や屋上に乗せてスプリンクラーで散水したり芝生などの植物を育てることで、太陽からの放射熱が建物に直接当たるのを防ぎ、かやぶき屋根と同じような冷却効果を生みます。耐火性のあるガーデンクリートは防火性性能が求められる都市環境に最適で現代のかやぶき屋根の役割を果たします。

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山武様伊勢原工場の屋上ではガーデンクリートの上で芝生を育てていますが、屋上の下の階の天井の温度を測定したところ、芝生とガーデンクリートで覆われた場所の真下の天井の表面温度と、コンクリートがむき出しになった屋上の真下の天井の表面温度との間におよそ1度から2度の温度差が見られました。これは芝生とガーデンクリートに含まれた水分が、太陽の放射熱で蒸発(気化)するときに、水1グラム当たり約540カロリーの熱エネルギーを屋上の表面より奪うからです。(芝生とガーデンクリートに覆われた屋上の真下の階の天井の表面温度 26.5℃~29.2℃)

図7.jpg 冷暖房設定温度と消費エネルギーの関係で、冷暖房それぞれについて設定温度を1度変更すると、熱源で消費されるエネルギーが約10%削減されるといわれています。壁面の温度差も加味しなければ正確な数値はわかりませんが、気化熱という自然エネルギーを使用することで、化石燃料の消費を押さえることが可能です。(コンクリートむき出しの屋上の真下の階の天井の表面温度28.8℃~30.6℃ 写真提供:尾瀬林業様)

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またミサワホーム東京様と共同開発して、灌水システムを埋め込んだガーデンクリートを敷きつめて、京都の坪庭に似た環境を作り、自然の風が起きる庭を作りました。 heat_05.jpg

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これら日本の自然環境から生み出された技術を熱帯の都市でも活したいものです。                                                                                             参考ブログ・サイト 朝倉彫塑館  ヒートアイランド対策に    ガーデンクリート屋上芝生緑化の温度測定

温帯と熱帯の技術の融合 2011年01月02日

熱帯の国々の多くが第2次世界大戦後に独立を果たし新しい都市造りを進めてきましたが、その参考となったのが欧米の都市構造です。主に温帯の自然の中で形成された欧米の都市造りの技術が熱帯に移転されて都市の近代化が図られましたが、それに伴い熱帯環境に適した従来からの技術が失われたのも確かです。熱帯の伝統的な住環境ではヤシなどの植物を利用して木陰を作ったり、自然な風の流れを採りいれたりして結構快適な暮らしをしていたようです。住宅と店舗が一体化した建物を回廊で繋いだ伝統的なショップハウスも、熱帯の環境にに対応した建物です。店を繋ぐ回廊は直射日光を遮り風通しも良く、心地よい空間を提供します。                                   ( Little India : Singapore)

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欧米を中心に築かれてきた都市構造では、建物の内部と外部の環境を遮断してエアコン等を利用して快適な室内空間を作り出します。暑い夏にはエアコンで室内を冷し冬は暖房します。熱帯の建物では一年を通してビルの内部をエアコンで冷房していますが、室内の快適な環境を維持するために電力の50%以上が冷房用のエアコンの稼働のために使用されているようです。              (イギリスの植民地時代の雰囲気を残す天井の高いコロニアルな回廊 Singapore)

 

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今、熱帯の都市では、自然エネルギーを活用して快適な生活環境を維持してきた熱帯の伝統的な住環境の手法と、温帯の発想に基づく電力など人為的なエネルギーで快適な生活環境を作り出す手法とのコラボレーションが始まっています。 

PICT0098_edited.JPG                   果物のドリアンに似たドーム型の建物 esplanade Singapore

 

熱帯の人口増加と都市化 2010年12月26日

Tropical Urban Heat Islandというレポートを読んでいます。(Nyuk Hien Wong. Yu Chen)19世紀初頭、世界人口の3%が都市に住んでいました。20世紀に入り世界の都市人口は増え始め、この1世紀の間に世界の都市人口は14%から47%に増加し、このまま推移すると2030年には50億人が都市生活を送る見込みです。21世紀を迎えて地球上のおよそ半数の人口が都市に集中してきました。                                  (Arab street  Singapore)

 

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一方、この50年の間に熱帯(北回帰線から南回帰線の間の地帯)の都市人口も著しく増加しました。1950年の熱帯アジア(南アジア、東南アジア)の都市人口は約1億人、熱帯アメリカ(中央アメリカ、南アメリカ)が約8千万人、熱帯アフリカ(西アフリカ、中央アフリカ、東アフリカ)が約5千万人で合計が約2億3千万人でした。それが2010年には熱帯アジアが約9億人、熱帯アメリカが約5億人、熱帯アフリカが約3億人で合計約17億人になりました。このまま推移すると2030年には熱帯アジアが14億人、熱帯アメリカと熱帯アフリカがそれぞれ6億人で合計26億人の都市人口が見込まれるようです。 世界の都市人口のおよそ半分が熱帯に集まって来るようですね。          (アンタナナリボ マダガスカル) 

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これまでは北回帰線以北の温帯が人類の活動の中心でしたが、これからは多くの人類が熱帯の都市を中心に活動する時代を迎えようとしています。                              

365.JPG                              (ケアンズ オーストラリア)

 

 

 

 

雨水の緩衝帯 2010年12月12日

法乗院深川ゑんま堂様のブミコン舗装も無事に終了しました。施工面積約250㎡、ブミコン80mm、下地路盤100mmの構造で約30mmの雨水を貯留します。境内に施工されたブミコンと路盤に約750リットルの雨水が貯留される設計です。

 

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  東京都の下水道は時間50mmの雨水を貯留・排水する能力があるといわれています。昨今のゲリラ豪雨で都市が冠水する理由は、都市を覆う透水能力の低いアスファルトやコンクリートの表面に降った雨水が、地中に浸透することなく下水道に直接流れ込むからです。そのために下水道に流れ込んだ雨水が、下水道の貯留・排水処理能力を超えて地上にあふれてしまいます。

 

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アスファルトやコンクリートより雨水の透水・貯留能力の高いブミコンで都市が舗装されると、ゲリラ豪雨が突然発生しても安心ですね。まずブミコンに雨水が貯留されて徐々に下水道に排水されてゆきます。ブミコンが下水道に流れ込む雨水の緩衝帯としての役割を果たして都市を冠水から防ぎます。

 

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人間社会でも国境には緩衝地帯がありますね。緩衝地帯があることで国と国との緊張が緩和されます。ブミコンが雨水の緩衝帯となることで、突然発生するゲリラ豪雨から都市を守ります。

 

 

 

IMG_8015.JPG                                                         参考:ゲリラ豪雨/雷雨対策に 雨の恵み2

 

100年前のレシピ 2010年12月05日

法乗院様のブミコン舗装もほぼ終了しました。あとは山門や境内のお化粧作業が残っています。

 

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法乗院様があります深川は日本の近代セメント工業の発祥の地でもあり、跡地には100年以上前の明治28年(1894年)に作られたコンクリートブロックが寂しそうにたたずみ、その横にはコンクリートを作った時の配合(レシピ)が紹介されていました。セメント1:砂2.8:砂利5.2(容積比)で水セメント比は40%ほどのようです。透水性コンクリートであるブミコンの配合比はこのレシピとは違いますが、先人達が残してくれたレシピはとても参考になりました。

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東京都内には浅草寺様御本堂、谷中の朝倉彫塑館、そして お茶の水の聖橋など今から50年以上前に作られた多くのコンクリート構造物が現役で東京の街を支えています。これらのコンクリートが作られた 当時は、現場で天然砂利を使用しながら手作業で丁寧にコンクリートが練られていました。コンクリートの歴史をさかのぼるとローマンコンクリートをはじめ最近ではエジプトのピラミッドもコンクリートで作られたという説まで出てきました。それに比べると東京のコンクリートはまだ出来たてといった感じですね。

おゑんま様はお地蔵様 2010年11月28日

 法乗院深川ゑんま堂様のブミコン舗装が始まりました。新品のミキサーの初おろしなので、お酒でお清めをしました。お寺様の境内でのお清めでしたが安全に仕事が出来ることを願ってのことなので、仏様もお許しくださる事と思います?天然砂利を使用するブミコンや軽石を使用するガーデンクリートを作るには、この左官用ミキサーが最適です。

 

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 左官用のミキサーで水を少なめにして硬い材料を作り、左官コテで丁寧に表面を仕上げるプロの技でブミコンが舗装されます。人に備わった五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、臭覚)と五体(頭、首、胸、手、足)という素晴らしい能力を生かして丁寧に作業することで、高品質の製品を作ることが出来ます。高度経済成長が終わり、大量生産の産業構造が変わりつつある日本国内では、これから豊かな時空間を生かして、人の手による丁寧なものつくりで、高品質の製品を生み出す社会に産業構造を転換してゆきたいですね。

IMG_7744.JPG法乗院様の境内には閻魔様についての説明がなされた看板があります。 閻魔さまと言えば人の生前の生きざまを裁く裁判官というイメージがありますが、本当は慈悲深いお地蔵様だそうです。人が生前に行った悪行を厳しく裁くことで、その因果が孫子の代に及ばないようにするのが目的のようです。

 

IMG_7753.JPG 以前あるご住職様からお伺いした話ですが、仏教の用語で地球のことを地蔵と言うそうです。マトを得た表現ですね。地球には金、銀、銅、石油、石炭、石灰など様々なお宝が埋蔵されています。我々はこの地の蔵に蓄えられた資源を利用して日々の生活を送っています。地球からの贈り物を必要な量だけ大切に使用して,お閻魔さまのお裁きを受けることなく次の世代に引きついてゆきたいものです。

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                                                         東京ディズニーシーのお地蔵様?

GARDEX2010 2010年10月31日

千葉県幕張で開催された国際ガーデンEXPOに今年も秋田県の栗山ケイ石さんが出展されました。

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今からおよそ1000年前に噴火した十和田火山の火砕流十和田湖の南面を覆い、やがて土が堆積して現在では牧草地になっています。ちなみにこの時の噴火は、過去2000年の間に起こった日本最大の大噴火だったようです。 写真引用 Wikipedia

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牧草地を1mほど掘り下げると火砕流の層が現れ、この層から当社でも使用させていただいている軽石が採取されます。人間が石を発泡させて軽石(パーライト、メサライト等)を作るには、製造設備の建設のために数十億円の投資と、石を焼成する火力エネルギーが必要です。軽石は火山の噴火活動によって作り出された、まさに神より給わった自然の恵みです。社会の需要を満たすのに必要な量を、大事に採取して使用してゆきたいですね。

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                         10月29日撮影

 

 

砂漠の緑化から都市の緑化へ 2010年10月24日

ガーデンクリートを緑化基盤とした灌水システムを作り上げて来ましたが、そこにはイスラエルの灌水技術が様々な場所で生かされています。イスラエルの砂漠緑化の技術と、ガーデンクリートの緑化基盤が組み合わさって都市の緑化が始まりました。イスラエルの砂漠緑化の歴史がどこまでさかのぼるか定かではありませんが、第二次大戦後に海外から多くのイスラエルの人々が約束の地に入植して、広大な砂漠を緑化して来た技術と経験が今、世界中で生かされています。 

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「物語イスラエルの歴史 アブラハムから中東戦争へ」高橋正男著(中公新書)を読みました。旧約聖書に描かれている物語から、現代に至るまでのイスラエルの人々の4000年に及ぶ壮大な興亡史です。もともとイスラエル人とアラブ人は、それほど対立することもなく暮らしていたようですが、その後にヨーロッパで勃興した西洋文明に翻弄された末に、お互いが対立する今の関係に追いやられてしまいました。 荒れ果てた砂漠を緑豊かな土地に変えてゆくには、人々の独立心にあふれた気概とともに、自然現象を分析して、そこに緑が育つ技術を生みだす出す英知が必要です。砂漠に入植したイスラエルの人々の現場で培われてきた英知と技術の結晶が、都市の緑化に生かされています。   緑化が進むイスラエルの砂漠   (写真引用 Wikipedia)

Beit_Guvrin.jpg友人のNさんに、母校の創立者である福沢諭吉翁の生き様を描いた国を支えて国に頼らす」という本を教えていただきました。私がお世話になった学校の創立者ウイリアムズ主教のモットーはPro Deo et Patoria(神と国とのために)ですが、ここて言う神とは宇宙・地球を動かす自然法則、そして国とは人間を含めた地球に生存する生物の生態系を現わす言葉ではないかと私は思います。この二人の生き様に、江戸から明治の時代を生きた人間の気概を感じますが、それと同時にイスラエルの人々の生き方にも、この言葉に通じるものを感じます。

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IMG_7406.JPG中央区明石町には、先の二人を記念するモニュメントが道を一つ隔てて並んでいます。私たちも江戸から明治の時代を駆け抜けた人々の気概と、イスラエルの人々の粘り強いたくましさを学びたいものです。 参考ブログ: 坂の上の網 黒船効果 天災と人災

 

 

ドロミーティ 2010年10月17日

先日TVでイタリアのチロル地方にある世界遺産、ドロミーティが紹介されていました。東アルプスに属する山群で、その昔アフリカプレートがヨーロッパ側のユーラシアプレートにぶつかり、海底が隆起してできた山々です。インド・オーストラリアプレートがユーラシアプレートを押し上げて、ヒマラヤ山脈を形成したのと同じ原理で、地球活動のスケールの大きさを感じさせます。

 

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海底が隆起してできた石灰層の主成分は、貝殻やサンゴなど海で棲息する生物が積み重なってできた石灰(炭酸カルシウムCaCo3)ですが、ドロミーティを形成している石灰はちょっと違います。海が隆起したドロミーティでは、石灰層を形成する過程で海水に含まれているマグネシウムが炭酸カルシウムと反応してドロマイト(苦石灰)CaMg(CO3)2 という、炭酸カルシウムよりも硬い石灰層が形成されました。ちなみにドロミーティの名前は、この石灰よりも硬い苦石灰(ドロマイト)を発見したフランスの地質学者ドロミューの名前に由来するようです。                                        ドロマイト

 

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同じくイタリアはナポリ周辺の海辺の町ポゾリ(Pozzuoli)では、ヴェスヴィオ火山から噴出した火山灰を炭酸カルシウムを焼成・水和した水酸化カルシウムに加える事で、石灰よりも強度の強いローマンセメントが作られました。(CaH2SiO4)火山灰に含まれているシリカSiやアルミナAlが水酸化カルシウムと反応して強度が水酸化カルシウムよりも高くなる現象・ポゾラン反応ですね。                                                                                               ポゾリの火山灰

 

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ドロマイト、ローマンセメント、そして現代使用されている様々なセメントにはある共通点があります。それは地殻を構成するシリカ、アルミナ、鉄、マグネシウム、ナトリウム等を石灰(炭酸カルシウム)に加えることで石灰の強度を高めることです。石灰のもとになる炭酸カルシウムも地殻を構成する元素のひとつカルシウムが、生物の中で炭素と反応して作り出されます。生物が作り出した炭酸カルシウムと地殻を構成する元素が結びつくことで、石灰より強く耐候性の高い様々なセメントが作り出されます。セメントの故郷である古代ローマ・ギリシアの文明には、現代文明に役立つ大きなヒントがまだ隠されているような気がします。                                                                                        ミケーネの獅子門    

参考ブログ: ローマンセメント ヒトは西からホネは東から Pozzuoli  Romacon&Bumicon ルネサンス ブミコンとベンガラ                     写真引用 Wikipedia

植物を育てる光と風と水、そして愛 2010年10月10日

大田区南蒲田にあります大田区産業プラザPIOの6階テラスでは、芝生をはじめとして春菊やルッコラなどの野菜、そしてラベンダーやローズマリーなどのハーブ等、様々な植物が育っています。これらの植物を育てる灌水システムには大田区の匠の技が生かされています。

 

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PIOのテラスで芝生を育てて2度目の夏を越しましたが、様々な経験をさせていただきました。特に今年の夏は、東京都内でも8月の中旬にまとまった雨が降るまで、ひと月以上にわたり雨が降らない天候が続きました。このテラスでは雨水タンクの水を利用する灌水方法を採用しているので、水の補給には大変苦労しました。 IMG_7317.JPG

大地がコンクリートやアスファルトに遮断された上で植物を育てるには、植物を育てる緑化基盤と灌水システムの組み合わせが必要です。それは劇場の舞台装置に似たところがあります。緑化基盤と灌水システムが舞台装置で、その上で主役の植物たちが美しい姿で人々の目を楽しませます。さらに植物を育てるには、風と光、水のほかに、大地が生み出す自然の営みを補う何かが必要であることがわかってきました。

IMG_7307.JPG それは 植物を育てようとする気持ちですね。植物も動物と同じように、私たちが愛情をかけるとそれに応えてくれるようです。今年、PIOの屋上の植物たちが無事に夏を越す事が出来たのは、灌水システムを作られた大田区の匠、藤重プラスチック工業の藤重元信社長の、植物に対する深い愛情があったからではないかと思います。

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今、様々な場所で藤重社長をはじめ多くの方々の愛に支えられながら緑化基盤であるガーデンクリートの上で植物が育ち始めています。 10月8日撮影

ブミコンとベンガラ 2010年10月03日

最近のブミコン舗装の施工事例です。豊かな自然に囲まれた信州・長野県では着色したブミコンで家周りを舗装する事で、周囲の自然と調和した美しい色調を造り出します。  長野県佐久市平林 K邸  施工 木次工務店様 DSCN3038.JPG

                  長野県安曇野市 Y邸カーポート 施工木次工務店様

DSCN3013.JPGブミコンを着色する顔料としてベンガラ(酸化鉄)を使用します。先日ある本を読んでいたら、地球の表面を覆う地殻を構成する元素についての説明がありました。「森が消えれば海も死ぬ」松永勝彦(ブルーバックス)地殻を作る元素の構成比は酸素46%、ケイ素28%、アルミニウム8%、鉄6%、カルシウム4%,ナトリウム2%,マグネシウム2%,カリウム2%,だそうです。酸素が46%というのは意外な数字でしたが、酸化鉄Fe2O3や軽石の主成分である二酸化ケイ素SiO2のように、他の元素との組み合わせで地殻を構成しているようですね。今から10000年以上も昔の古代の芸術家達は、アルタミラの洞窟を始めとして世界中の様々な場所で、ベンガラを絵具にして壁画を描いていたようです。地球から採取した素材を絵具にして描かれた絵画は、10000年以上を経過しても色褪せることはありません。抜群の耐候性ですね! 写真提供 キクイチ様

屋上緑化の温度測定結果 2010年09月12日

今年の夏は暑い日が続きました。その中で8月13日に神奈川県伊勢原市にあります山武様伊勢原工場の屋上と、屋上下の階の部屋の天井の温度を尾瀬林業さんのご協力で測定しました。工場は休日で室内のエアコンも作動しおらず測定には最良の環境でした。

 

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測定データを分析しますと、外気温度が35度から36度のときに、屋上の芝生の表面温度は37度から43度、屋上のコンクリートの表面温度が47度から53度で,コンクリートと芝生では10度近くの温度差が見られました。この数字は保水されたガーデンクリートとコンクリートやアスファルトの表面温度の差が10度ぐらいある測定値と似ています。(ヒートアイランド対策に参照)これらのデータを元にご提案できることは、ベランダやテラス、建物の周囲、そして街や公園の歩道を緑化したり保水されたガーデンクリートで舗装することで真夏の照り返しの温度をコンクリートやアスファルト舗装と比べて10度ほどは下げる事が出来るということです。                         

 

                               芝生表面温度 

図3.jpg                                                  コンクリート表面温度

図4.jpg さらに、今回の測定で得た貴重なデータは芝生とガーデンクリートで舗装された屋上の真下の天井の温度と、コンクリートむき出しの屋上の真下の天井の温度を測定できたことでした。測定結果は外気温度が35度から36度のときに芝生下の天井温度は26.5度から29.2度、そしてコンクリート下の天井の温度は28.8度から30.6度で、芝生下とコンクリート下の温度差は1.4度から2.3度でした。

 

図2.jpg冷暖房設定温度と消費エネルギーの関係で、冷暖房それぞれについて設定温度を1度変更すると、熱源で消費されるエネルギーがそれぞれ約10%削減されるといわれています。(出典:財団法人エネルギーセンター) 今回は屋上の下階の壁面温度については測定しなかったので一概には言えませんが、芝生下とコンクリート下の1.4度から2.3度の温度差は熱源として消費されるエネルギーを約10%から20%削減できるということになりそうですね。詳しくはを「屋上緑化の温度測定結果」ご参照ください。                                                                                                                                                                                                             

                                       

                                                                                         芝生下 天井の表面温度                                                

図5.jpg                                                   コンクリート下 天井の表面温度

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放置人工林と平準化作用 2010年09月05日

雑誌WEDGE9月号に"日本の森林「孤独死」寸前"という見出しで特集が組まれていました。日本の森林の現況を簡潔にまとめた読みごたえのある内容です。その中で気になったキーワードがありましたのでご紹介させていただきます。戦後日本の国土に植林されたスギ・ヒノキを中心とする人工林が現在1000万ヘクタールを超え全国の森林の約4割を占めているのですが、この中で手入れ不足になっている人工林があるようです。人工林は放置され間伐が遅れると木が込み合い、日光が林内に入らず、下草が育たなくなります。落ち葉や下草が作られる土壌が貧弱になると、林地に表面侵食が起き土砂崩れが起きやすくなり、森林の洪水緩和機能も低下します。このように放置されている人工林のことを「放置人工林」と呼ぶそうです。

 

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「平準化作用」とは、雨水を一時的に保水し、川や地下水にゆっくりと流してゆく作用です。この作用は、大雨の一部を保水し下流に流れる作用を抑えることで、「洪水緩和機能」にプラスに働き、雨が降らない期間、川にゆっくり水を流し続けることで「水資源涵養機能」にもプラスに働きます。平準化作用は森と水との関係を研究する森林水文学の基礎的な知見だそうです。

 

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平準化作用は、木の樹冠ではなく林床の土壌の状態で決まるため、落ち葉や下草がないために土壌が流出し、根が地表に見えているような放置人工林では、平準化作用が小さくなります。その結果、総保水力が管理人工林より小さくなり、洪水緩和機能も小さくなります。(以上の内容は雑誌WEDGE9月号27ページから30ページにかけての「問題は荒れた人工林」の内容の一部を記載させていただきました。)

 

 

保水性能の高い軽石を固化材BGパウダーで固めたガーデンクリートを放置人工林のむき出しになった土壌の上に舗装するのはいかがでしょうか?根が地表に見える放置人工林から流出した土壌は、河川からやがては海に流れ込み、川や海に生息する動植物にも影響を与えるようですね。健全な森林は雨水を200~300mm/hほど保水するようです。透水性と保水性のあるガーデンクリートを70cm舗装すると保水力は約210mm/h前後です。

 

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放置人工林の表面をガーデンクリートで舗装することで土壌の流出は防げます。さらにガーデンクリートの平準化作用でガーデンクリートに保水された水が、少しずつ流れ出すことで洪水緩和機能も改善されると思います。やがて緑化基盤としてのガーデンクリートの表面に落ち葉が重なり下草が生えて森の機能もよみがえるかもしれませんね。浅草寺様の境内の一部でも、ガーデンクリートをこのような目的で舗装させていただいてますが、何処かの放置人工林でも実験してみたいものです。

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芝生を育てる光と風と水と砂 2010年08月29日

茨城県立カシマサッカースタジアムへ行ってきました。グラウンドの芝生の維持管理業務をなさっているIGM Co.,Ltdの鈴木社長さんに,スタジアムでの芝生のメインテナンスについていろいろなお話をお聞かせいただき有意義な一日を過ごしました。

 

IMG_6921.JPGカシマサッカースタジアムでは約10,000㎡の広大なピッチが、西洋芝で維持管理されています。散水はJリーグ公式戦スタジアムとしては国内で初めてフィールド内に散水設備としてスプリンクラーを設置しました。またグラウンドに太陽光が最大限取り入れられるように、南面の屋根膜には透明のポリカーボネイト板を採用しています。さらに四方をスタンドで取り囲まれたグラウンドに風が流れるような工夫もされており、一年を通して美しい芝生の緑を保つプロの技に感動しました。

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茨城県の鹿島は良質の鹿島砂の産地です。芝生を育てる基盤には水はけの良さが求められます。カシマサッカースタジアムの西洋芝も水はけのよい砂で育てられています。鈴木社長のお話をうかがいながら、水はけのよいガーデンクリートの上に西洋芝のソッドを載せて芝生を育てる方法が間違っていないことを改めて感じました。

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当社ではIGM社とローヤルターフカンパニーさんのご協力を得て、カシマサッカースタジアムのナーセリーで生育されている良質なケンタッキーブルーグラスのソッドを、宅配便で皆様のお手元に届けるサービスを開始いたします。プロのサッカーフィールドの芝生をご自宅でもお楽しみください。お問い合わせはこちらまで

 

厳しい環境・穏やかな環境 2010年08月22日

今年の夏は、町屋のホテルの屋上のガーデンクリートの上で面白い現象が起こっています。ここではスプリンクラーで芝生を育てるグリーンルーフとスプリンクラーなしに植物を育てるブラウンルーフがあります。昨年の夏はブラウンルーフもスプリンクラーで灌水していたのですが、今年は植物にはかわいそうですが春先から灌水をやめて、あえて厳しい環境にしました。 (灌水なしの真夏のブラウンルーフで育つ本当にタフな植物たちです。)

   IMG_6886.JPG皆さんもご存じのように今年の夏は、東京も猛暑で雨が降らない日が続いています。その中で朝晩スプリンクラーで灌水しているグリーンルーフでは、ガーデンクリートの上で植物が元気に育っていますが、そこにブラウンルーフで育てているバミューダグラスや、様々な植物が越境して繁殖を始めたようです。今年はブラウンルーフの灌水がストップしたので、植物も厳しい環境から逃げ出して、常に水分を吸収できるグリーンルーフの穏やかな環境に避難してきたのかもしれません。

 

IMG_6899.JPGその昔、海に囲まれて雨水と自然に恵まれた蓬莱の国に、気候変動による厳しい環境の変化を逃れて、大陸から多くの人々が渡って来たようです。植物も人間と同じように厳しい自然環境を逃れ、穏やかな環境を目指して移動するのかもしれませんね。                                              8月17日撮影

インターネット・アウターネット? 2010年08月15日

Windows95の登場以来、インターネットには大変お世話になってきました。インターネットを通して必要な情報を瞬時に入手することが出来ますし、様々な人と情報を交換することも出来ます。最近ではSkype等のビデオ電話を通して、きめ細かな情報交換も手軽にできるようになりました。

 

IMG_6833.JPG 今から140年ほど前の19世紀の印象派の芸術家たちは、屋外に広がる自然の光の動き、変化をいかに表現するかに夢中でした。そしてその光の変化や動きを、絵画や音楽で表現することに成功したようです。コンピュータの中に構築された世界を仮想世界(仮想現実・バーチャルリアリティ)と呼びます。コンピュータ・インターネットが作り出すバーチャルな空間も素晴らしいですが、インターネットから外(アウターネット?)に目を向けて、自然の中を移りゆく光の変化を実感するのも楽しいですね。 

  IMG_6834.JPG新宿御苑の北隣り、新宿門から大木戸門にかけての散策路には玉川上水が復元されて流れています。江戸時代、ここ四ツ谷大木戸水門から上水は地下に潜り、江戸の町を水のネットで結んでいました。

落ち葉や間伐材の再利用 2010年08月08日

先週のブログで、落ち葉や芝生を集めて何処かに持って行くところまでお話ししましたが、その先はどうしたらよいでしょうか。燃やしてしまうか、有機コンポストとして再利用するか?剪定した間伐材は、チップ材、住宅用木材、プランターとしての再利用等その用途は様々です。< 高所作業車を使用した木の剪定作業風景です。木登り名人のなせる業ですね。新宿区立花園公園8月4日>

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長野県のパートナーキクイチ社では、小学校の給食などから出る残飯や生ごみを、学校に持ち込んだ特製の生ごみ処理機に入れて微生物(土壌菌)の働きで分解・発酵させます。それを定期的にメイン工場に持ち込んで、さらに熟成させ軽量土壌とブレンドして培養土にして販売しています。落ち葉や芝生もこのようなリサイクルシステムで集めて加工して、有機コンポストにして土に混ぜることで地力の増進を図ることができますね。都内でも、落ち葉を有機コンポストにして欲しい人に無償提供している公園があるようです。

 

 

IMG_6788.JPG間伐材の再利用については、大坂のパートナーR&G社が取り組んでいるペットボトルキャップなど石油製品の再利用にヒントがありそうです。(水と石油)いずれは間伐材の再利用にもチャレンジしてみたいですね。

IMG_6814.JPG高木も枝が剪定されてずいぶんとサッパリしました。やはりプロの技は素晴らしい!ところで剪定された枝や葉はどこへ行くのでしょうか?  

木の葉の価値 2010年08月01日

コンクリートの建物やアスファルトに囲まれた都市で芝生を育てるには、ヒトの手による芝刈りと水やりが必要です。同様に街路樹をメインテナンスするには落ち葉の処理や枝の剪定など、手間暇のかかる作業の連続です。都市を緑化するということは、人間が植物と共棲して行くことですね。動くことが出来ない植物の葉を掃除したり、枝を剪定したりする作業はヒトに課せられた役割です。

 

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都市の緑を増やして行くにつれて、ヒトによる植物のメインテナンス作業も増えます。この課題にどのように対処したらよいでしょうか?公園や街路樹など公共の資産は、自治体に委託された業者さんが定期的にメインテナンスを行います。これから街路樹を増やして行けば、公共事業として植物のメインテナンスの仕事も増えて、雇用の創出にもつながるのではないかと思います。

 

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しかし、これから都市の緑化をさらに進めてゆく中で、植物のメインテナンス作業は専門の業者さんだけで対応できるのでしょうか?学校の校庭緑化が推進されていますが、芝生のメンテナンスは地元の方々の協力がないと続きません。また商業地区や住宅地の緑化が進んだ場合、自分の家や建物の周りの落ち葉の処理は誰がするのでしょうか?植物が生きる限りメインテナンスは10年、20年と継続する作業です。学校周辺の皆さんや住宅地、商業地区の皆さんの善意のボランテアで、いつまでも続くような作業ではありません。

 

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ヒトが芝刈りや落ち葉拾いをする作業に価値を見出すことができれば、それは仕事として継続してゆくのではないでしょうか?私は芝刈りをして集めた芝生を見ていて、これが食べることができないかなといつも考えます。西洋芝を刈り取ると細い芝生の緑が美しく、おひたしにでもできそうですが無理のようですね。キツネやタヌキであれば、木の葉をお金に変えてしまうことができますが、ここにヒントがあるような気がします。

 

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例えば街の落ち葉や校庭で刈った芝生をビニール袋に入れて、自治体のどこかの部署にもって行きポイントに換算してもらい、そのポイント数で自治体に収める税金をを引いてもらうとか、子供の給食費に充ててもらうとか、いろいろな方法が考えられます。落ち葉が価値をもつようになれば、街を歩いていてヒトはそれを拾うのではないでしょうか?そのようになれば、都市の緑化もより一層広がるような気がします!

百年の巨木 2010年07月25日

信州高遠藩内藤家の中屋敷であった新宿御苑は明治の初頭、内藤新宿試験場として農業の振興を図っていた時代があったようです。新宿駅東口にある高野フルーツパーラーも創業当時、新宿御苑で出来た果物を販売していたという話を聞いたことがあります。現在の新宿御苑内で一番高い木はモクレン科のユリノキで、明治9年(1877年)に植樹され、明治40年(1907年)にはこの種木から、街路樹用の苗木が全国に広まっていったそうです。

 

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新宿御苑には同じく、樹齢100年を超えるプラタナス(モミジバスズカケ)が元気に育っていますが、このプラタナスの木も明治の初めに海外から移植され、研究開発た後に街路樹として送り出されて都市を緑で満たしてきました。新宿御苑もシンガポール植物園と同じような役割を果たした時代があったようですね。

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 東京もユリノキやプラタナスが街路樹として、都市に涼しい空間を作り出しています。これらの街路樹が巨木に育つ100年後の東京の姿をイメージすると壮観ですね。目指せCity in a Gardenです!

 

 

間伐材のプランター 2010年07月18日

大田区産業プラザPIOのテラスに,から松の間伐材で作った素晴らしいプランターがやって来ました。長野県のパートナー企業キクイチさんが開発した新製品「からまつ緑華」です。信州の山で育った天然木、から松の間伐材を有効利用した手造りのプランターです。

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IMG_6572.JPG 先日新聞を読んでいたらこれからの日本に必要な事業のひとつとして、林道の整備が重要であると提言なさっていた方がいらっしゃいましたがその通りだと思います。以前のブログで戦後の日本の国土の緑化面積が増えていることをご紹介しました。(森の主役交代)詳しい話はブログをお読みいただければと思いますが、日本国内で消費される目的で植林されたスギなどの人工林が有効利用されないまま、間伐もされずに 放置されているようです。芝生も人間の髪の毛も、時々散髪してすっきりさせると気持ちがいいですね。木も同じです。森をメンテナンスするための林道を日本全土にきめ細かく張り巡らすことで、自然林の間伐もしやすくなることでしょう。

IMG_6586.JPG  新宿御苑の千駄ヶ谷門から新宿門に抜けるおよそ1kmの間にスダシイ、マテバシイ、シラカシ等の常緑広葉樹から落羽松、メタセコイア、レバノンスギ、ヒマラヤスギに連なる森が続きます。木々の葉からの蒸散作用で冷気が降りてきて、とても気持ちがよい散歩道です。ハキ屋のおじさんが大きなホウキで木の葉を掃除してくれるので、道もすっきりしています。このような木立に囲まれた道が、日本全土の森から都市の街路まで張り巡らされる姿が見られるようになるまで、これから30年、50年、100年かかるかもしれませんが、今からその作業を開始しなければ話は進みませんね。シンガポールでは、先の首相Lee Kwan Yewが自らの手で植樹を開始して、およそ50年をかけて都市の半分を緑化しました。シンガポール植物園2

 

ゲリラ豪雨/雷雨対策に(透水性舗装)がアップされました 2010年07月12日

ホームページで透水性舗装ブミコン・ガーデンクリートを使用したゲリラ豪雨/雷雨対策のサイトが紹介されています。ガーデンクリートの空隙率は30%です。ガーデンクリートを200mm厚みで舗装すると60㍑/㎡の雨水がガーデンクリートの内部に保水される計算です。東京都23区、そしてシンガポールの国土の約半分である約300平方キロメートルがガーデンクリートで200mm舗装されるとその保水量は1800万立方メートルで、小河内ダムの貯水量約18,000万立方メートルの10%ほどの量になる計算です。

 

        今年は日本全国で豪雨に見舞われていますが、シンガポールや香港など南の国々でも例年にない激しいスコールに見舞われています。

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IMG_6176.JPG シンガポールの新築の建物も激しいスコールに,なす術もありません。Gardencreteの出番です!(Orchard Roadに面した建物のオープンフロア)

シンガポール植物園 2 2010年06月20日

シンガポール植物園はイギリス人が作った植物園なのでEnglish Gardenの面影が今も残っています。イギリス東インド会社の社員スタンフォード・ラッフルズがシンガポールの開拓を始めた時代、まずナツメッグ、クローブなど香料の栽培が始まり、次にココア、コーヒー、サトウキビ等がこの地にもたされました。そしてロンドンのキューガーデンからシンガポール植物園に送られてきた、アマゾン流域のゴムの木の栽培の研究開発が行われて、その後のマレー半島のプランテーションの発展に大きな役割を果たしたようです。そして今、シンガポール植物園ではランの品種改良の研究が進んでいます。

 

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先の首相Lee Kwan Yewが1963年に街路樹の植樹を始めて以来、シンガポール植物園ではGarden Cityの創造を目指して、街路樹の研究開発の役割が担われてきました。そして街路樹の普及は進み1986年には国土(666平方キロメートル)の36%が緑化されました。さらに2007年には47%まで緑化面積が広がりました。シンガポールは今Garden CityからCitiy in a Gardenに変貌しています。( 植物の根のカーテンですが、すだれの中を通り抜ける感じです。シンガポール植物園では、日本ではあまり見かけない不思議な植物に接することができます。)

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シンガポールでは、Park Connector Network が国中に張り巡らされています。人々が憩う公園と公園を、街路樹に覆われた緑の回廊で結び、人々が歩いたり自転車で行きかうことが出きるようにするプロジェクトで、2009年までに112kmの緑の回廊が出来ました。そしてこの緑の回廊を2015年までには300kmまで伸ばそうとしています。 参考図書:Trees of Our Garden City (NParks'Publication)

 

IMG_6229.JPG  ヤシの木陰から夕陽を見ると懐かしい気分になりますね。我々のご先祖様の一部はその昔、南の島々から黒潮に乗ってやって来たのかもしれません。

 

シンガポール植物園 1 2010年06月12日

 

シンガポール植物園は1859年に開設されて以来、人々が憩う場所であるとともに、この土地で育つのに適した経済的に価値のある植物、たとえばゴムなどの研究開発がされて来ました。まさに植物plantを栽培するplantationという言葉が似合う植物園です。 IMG_6263.JPG

シンガポールの中心地にある植物園は人々が身近で自然に親しむ場所として、朝の5時から夜中の零時まで無料で開放されています。夕方になると気温も下がり、厚ぼったい空気が甘く園内に漂います。

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植物園の中にあるEvolution Gardenでは、40億年以上に及ぶ地球の歴史を岩石と植物を通して探ります。火山岩に苔が生えている様子ですが、苔が生えた御嶽山の火山岩に似ていますね。こちらの苔は、日本の苔よりも平べったくやや大きいようです。

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                                         Singapore Botanic Gardens

 

 

木曽御嶽山の火山岩 2010年05月30日

長野県は木曾の御嶽山のふもと王滝村で、砂利の採取と製造をなさっているFさんがいらっしゃいました。王滝村を流れる王滝川には、御嶽山から噴出した火山岩が大量に転がっています。

IMG_4556.JPG御嶽の石には空隙があり、石の表面に水が保水されます。この石の表面に苔が生えて、まさに「さざれ石の巌となりて苔の生すまで」の静かな時間の流れと、自然の深みを感じますね。御嶽の火山岩は天然の石より軽く、これもひとつの軽石です。

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大田区のFさんが主宰する緑の匠のコラボでは、植物を育てる様々なシステムを開発していますが、この御嶽の石を載せる容器に工夫を凝らし、石の表面が常に湿っている環境を作るのに成功しました。これで自然の中で育つ苔を身近で楽しむことができるようになりました。

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水と石油 2 2010年05月09日

我々の次の世代、更にその次の世代が活躍する時代では、石油に代わるエネルギーが社会を支えることになるでしょう。しかしそのエネルギーには、プラスチックのような素材を生み出す事が出来ないのです。それなら今の時代、この貴重な石油素材を無駄に廃棄・焼却することなく再利用したり金塊のように塊にしてして、次の世代の人々に残しておく事は出来ないでしょうか?

                                                                               清流の中で育つわさび 大王わさび農場 長野県安曇野市

IMG_5798.JPG プラスチックを回収して、洗浄しチップに粉砕して、金属を取り除きペレット化するにはコストがかかります。経済合理性が価格を決める社会では受け入れられる価格では無いかもしれません。また次の社会では、石油のほかにも生物資源(バイオマス)由来の生分解性プラスチックが普及する技術も確立されているでしょう。

IMG_5778.JPG だからと言って、プラスチックの塊が無駄になるとは思いません。市場にあふれているプラスチックを今の時代に燃やしてCo2にしてしまうのではなく、それをストックして次の世代、更に次の世代が再利用するのか、燃やしてエネルギーにするのか判断を託してみてはどうかと思います。石灰系の無機素材を扱うものとして、エネルギー源としてはもちろんのこと、プラスチックとして再利用、さらに再々利用できる石油の素晴らしさを実感します。

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水は重力の影響で高いところから低い所へ流れます。そして高低差がある限り、水力はエネルギーとして一度利用しても、エネルギーが低減すること無く再利用できます。昔から人々はこの自然エネルギーを水車を通して利用してきました。山や谷が無数に張り巡らされ、一年を通して豊富な雨水に恵まれる日本の風土は、この自然エネルギーを利用するのにとても適しています。水車の原理を参考にした小規模・分散型のエネルギーシステムも、少しずつに普及されようとしています。食糧やエネルギーなどの資源を海外に頼りきってきた日本にも、そろそろ方向転換をはかる時代が始まろうとしています。

 

 

 

水と石油 1 2010年05月02日

石油に代わるエネルギーとして、原子力、太陽光、風力、水力、地熱などのエネルギーが挙げられます。石油がこれらのエネルギーと決定的に違う点は、石油にはエネルギーとしての利用の他に、高分子化合物として合成樹脂、合成繊維等の物質を作り出し、日常生活の様々な場所で利用されていることです。そして高分子化合物には、再生利用、さらには再々生利用ができるという素晴らしい特性があります。

 

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ペットボトルキャップを再生して緑化ブロックのトレーにするプロジェクトを通して、大坂のUさんからペットボトルキャップの素材であるポリエチレンやポリプロピレンがとても利用価値のある素材である事を教えていただきました。最近ではペットボトルキャップを回収する運動が全国的な広がりを見せていますが、それでも回収されたキャップが再利用される割合は、生産量の10%にも満たないとのことです。残り90%以上のペットボトルキャップがゴミとして焼却されたり捨てられたりしているのでしょうね。モッタイナイ!回収運動が進んでいるペットボトルキャップでさえこのありさまです。(ちなみにペットボトル本体の回収率は70%前後)おそらく今、地球上では膨大な量の石油由来の素材が再利用される事なく焼却・廃棄されていることと思います。

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確かにエネルギー効率の視点から考えると、石油製品を回収して再利用するよりも、ゴミとして燃やしてしまったほうが効率的なのかもしれません。しかし資源として先が見えはじめた石油で出来た製品を今、この時期に燃やすだけで良いのでしょうか?何億年もかけて形成されてきた石油も、燃やしてCo2を出してしまえばおしまいです。石油由来のプラスチックは、燃やさなくても備蓄ができ、しかも再利用ができる大変ありがたい素材です。

IMG_5787.JPG長野県の安曇野は、北アルプスからの清冽な伏流水が流れ出しています。山が多く周囲が海に囲まれた日本の風土は、大陸からの冬の高気圧や偏西風、そして南の海からやってくる台風などの自然現象と呼応して豊富な雨や雪がもたらされます。この風土と自然現象がある限り、日本は豊富な雨や雪に恵まれた環境を保つでしょう。日本の強みですね。安曇野市大王わさび農場

 

Co2で地球を暖める? 2010年04月25日

今年の春は寒い日が続いています。先日はアイスランドの火山が噴火して、火山灰がヨーロッパを覆いました。火山灰がこれからどのような動きをするのか気がかりです。今から20年ほど前の1991年にフィリピンのピナツボ火山が噴火した時、火山灰は25~35km上空の成層圏まで届き滞留しました。そのため、地球に届く太陽エネルギーの量を減少させ2年間にわたり地球の平均気温は0.5~0.8℃ほど下がったようです。また最近では太陽の黒点の数も減少しているようですね。(地球寒冷化)

                                                           瀬戸内海に沈む夕日  

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これまで社会を風靡してきた論調は、地球が温暖化しているのは人間が排出するCo2の量が増加しているからだという事でした。このまま地球の気候が寒冷化に向かうようであれば、Co2をもっと増やして地球を暖めようという理屈がまかり通るのでしょうか?(二酸化炭素は魔女じゃない)そろそろCo2の排出量と地球の温暖化の因果関係を切り離して,実態を見る時が来ているようです。Co2の排出量を減すホントの理由は、地球にストックされている石油の埋蔵量に限りが見えてきたからではないでしょうか。(石油Peak out!) 今必要なのは、先の見えた石油エネルギーに依存しきった社会から、脱石油エネルギー社会を構築するビジョンを確立して実行に移すことだと思います。(ホームアンドアウェイ)                                  

                                                                                                Botanic Garden Singapore

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都市の温暖化と地球の温暖化も切り離して考えるべきですね。今、世界には人口が1000万人以上の大都市(メガシティ)が約20ほどあるそうです。一つの都市で1000万人以上の人々の体から発せられる熱エネルギーも膨大ですが、都市では人々が快適に暮らせるように、建物には冷暖房設備が備わり、移動には車などが使われます。これらから発せられる熱エネルギーも都市の大気中に滞留します。また地面も舗装されて保水面積が減り、都市の保水力も低下しています。さらに建物の高層化は太陽熱を蓄熱する表面積を増やします。このような現象の積み重ねが都市のヒートアイランド現象を引き起こし、都市が温暖化しているのでしょうね。(都市の温暖化と地球の温暖化)このように変化している地球環境の中にあり、ささやかではありますが都市の保水性を高め、緑化面積を広げて人々の心を癒そうというのが、ベンチャー企業としての当社の役割です。参考図書「地球温暖化」論に騙されるな!(丸山茂徳著 講談社

 

198.JPG                                                                       ケアンズ近郊キュランダの街並み オーストラリア                                                   

桜吹雪とアレロパシー 2010年04月11日

今年の春は気温が低い日が続き、新宿御苑の桜も例年よりも長く咲き続けましたが、ようやく花びらも散り始めました。その景色ははうっすらと雪が積もったようで、なかなか良い眺めです。

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散った花びらが積もっている木の下をよく見ると、土がむき出しになっています。そこは芝生はもちろん、草もあまり生えていません。以前、芝生に詳しい方から、木の下や周辺に植物が生えないのは、木から分泌される物質が原因らしいと伺ったことがあります。アレロパシーと呼ばれる現象で、木から微量の化学物質が空気中や地中に分泌されて、他の植物の繁殖を抑えたり昆虫などを遠ざけたりするようです。木が自分の縄張りを主張しているようですね。

IMG_5676.JPG木の下は日陰になりやすい場所ですが、芝生が生えない理由は太陽光の影響だけではなさそうです。桜も自分が生きながらえるために化学物質を分泌して、芝生に栄養分を取られないようしているのでしょうか?

IMG_5696.JPG事務所のそばの大木戸門の横には大型の観光バスが停まる駐車場があり、海外から大勢の団体客が御苑を訪れてています。皆さん、朝のすがすがしい空気の中で桜を見て感動しているようです。何を話しているのか良くわかりませんが、元気で楽しそうですね。

 

IMG_5660.JPG                         4月8日撮影

久が原小学校 2010年04月04日

東京都大田区にあります久が原小学校の校庭をガーデンクリートとペットボトルキャップをリサイクルしたトレーでブロックを作り、緑化するプロジェクトが始まりました。まずは校門横の池の周りに芝生を載せたブロックを敷きこみました。

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ブロックの製作はボランテアの皆さんにご協力いただきましたが、途中から校庭で遊んでいた子供たちが、雷おこしを作るような作業に興味を持ったようで、自分たちでマイブロックを作ることになりました。

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子供たちの参加は思いがけない展開でしたが、ガーデンクリートプレパックペットキャップトレーがあれば、誰もが容易に芝生ブロックを作れることが改めて実証されたようで大きな収穫です。ペットキャップトレーの登場は芝生ブロックを製作するのに、石器時代から縄文時代へ移行するような技術革新をもたらしました?

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春休みや夏休みの間でも安心して芝生が育つように、当社オリジナルの灌水システムも組み込まれています。ガーデンクリートとペットキャップトレーを使用した芝生ブロックを継ぎ足しながら並べて行くことで、校庭が少しずつ緑化されてゆきます。次は子供たちが、ブロックの上に芝生の種をまいて育てること挑戦してみましょうか!

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                                                   3月30日撮影

ブラウンルーフ 2010年03月14日

「欧州における屋上緑化」長瀬彩子さん(千葉大学園芸学部)の講義を受講してきました。(緑と水の市民カレッジ:サテライト講座2009)。スイス、イギリス、ドイツ、スエーデンの屋上緑化事情を写真を交えてわかりやすくご講義いただきましたが、そのなかで、スイスのブラウンルーフについて学ぶところがありました。屋上緑化と言いますと、緑のカーペット、グリーンルーフにこだわってしまいますが、屋上緑化には緑化スペースの普及と同じように「生物多様性・生態系の創出」という役割があるという話にとても深い印象を受けました。

 

IMG_3410.JPG スイスのバーゼル市内では、ライン川の川岸や空き地が、クモ類や甲虫類、その他の生物にとっての貴重な生息地でしたが、開発によりその空き地が減少傾向にあるようです。この問題を解決する一手段として「屋上に河川と似た環境をデザインして植物を育て、生物が生息できる環境を作り出す」。このようにして出来た生物の生息地をブラウンルーフと呼びます。

IMG_3254.JPG年間を通しての降雨量や気温などの自然環境が ヨーロッパの国々とは異なる日本では、屋上で生息する植物や、動物、昆虫などの生態系も違いますの恵み)。しかしながら、「屋上で多様な生物が共存できるような植栽デザインを工夫することが重要である。」という話は大いに参考になりました。屋上向けの植栽デザインとは、「培地の厚さを一定にせず、異なる培地の厚さを取り入れ、植物の構成に様々な階層を持たせ、植物を植えないオープンスペースを作ること」です。

 

IMG_3255.JPG イギリスでもロンドンを流れるテムズ川流域の開発が進み、そこに生息するクロジョウビダキをはじめとする鳥や昆虫等のための、多様な生息地を屋上に求めているようです。川辺の環境を都市の屋上に作り生物の生息地を守る発想は、大いに学ぶと所があります。グリーンルーフが人間の心を癒す場所であるのに対して、ブラウンルーフは生物が生息するための場所ですね。

自然と文化を形成した水の役割 2010年03月07日

軽量緑化基盤ガーデンクリートの上で植物を育てる仕事をしていますが、雨水が生命を維持するのにいかに大切であるかを実感しています。ある本を読んでいて、日本列島に降る雪や雨が日本の風土と自然、そして文化の形成に如何に大きな役割を果たして来たか、簡潔に述べた文章があったのでご紹介します。日本古代政治史を専攻される大山誠一さんがお書きになった「天孫降臨の夢」NHKブックスという本です。その中で大山さんが考古学者である渡辺誠さんの「よみがえる縄文人」学習研究社からの内容を要約されたものですがご参照ください。<縄文時代からの雰囲気を感じる信州の自然 御嶽山と濁川 長野県王滝村>

 

IMG_4563.JPG今から六千年ごろ前の縄文海進(地球の温暖化現象)により、それまで朝鮮半島やサハリンとつながっていた日本列島が大陸から離れ、朝鮮海峡から日本海にとうとうと暖流が流れ込み、その暖流がシベリア寒気団とぶつかり、日本の脊梁山脈に豪雪をもたらすようになった。雪は春に溶け、さらに梅雨があり、秋には台風も来る。こうして年間を通して豊かな清らかな水に恵まれ、温暖化した豊かな森林が成長する。巨大な黒潮のお陰で、外敵もなく、疫病さえ到達できない。そういう平和で豊かな島国が奇跡的に成立したのである。(大山誠一著「天孫降臨の夢」149ページ)

IMG_4553.JPG「天孫降臨の夢」の本題では、 我らがヒーロー聖徳太子の伝承が、政治的に作り上げられたイメージであるという説には驚かされましたが、最近の考古学上の発見や、隋書等の日本書紀以外の歴史書との比較を根拠とするその内容には十分納得がゆきます。海外からの歴史情報や、フィールドワークによる考古学の調査情報が豊富に入手できる現代、従来からの凝り固まった歴史の定説に固執することなく、真摯に情報を見つめ直す事で新たな日本の姿が浮かび上がりそうですね。

                     聖徳太子ゆかりの四天王寺では今でも聖徳太子様への信仰が生きています。大阪市 天王寺区 四天王寺

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大阪 2010年02月21日

久しぶりに大阪を訪れました。大坂のパートナーUさんと豊中市にあるフタイFT社様のご協力をいただき、ペットボトルのキャップで作ったトレーにガーデンクリートを入れたガーデンクリートブロックの製作のデモンストレーションを行いました。

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ガーデンクリートブロックは、平常時には公園や校庭などで緑化基盤としてご利用いただけます。   またガーデンクリートブロックは1枚当たり3.3kgと軽く持ち運びが容易なので、災害などの非常時には公園や校庭で防災テントの下に敷くことで、避難される方々を降雨時の土のぬかるみやガラスやコンクリートの破片から守ります。

 

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 大坂は父の生まれ故郷です。東京生まれ東京育ちの私ですが、子供のころから私の周りでは父や祖母たちが話す大阪弁が飛び交っていました。夕暮れの梅田界隈を歩いていると、その大阪弁が耳に飛び込んできて懐かしさがこみ上げてきます。味気ない標準語やハギレが良い江戸弁に比べて、大阪弁にはやわらかい抑揚とリズムがあり人懐っこさを感じます。

                                                                                              阪急 梅田駅

 

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阪神タイガーズとお笑いの町大阪?しかし、その薄皮をひと皮をむくと、そこには太閤さんと商人の町、そして宗教の町としての世界が広がっています。逢坂にある一心寺は浄土宗の開祖法然上人が、この地からなにわの海に沈む美しい夕日を見て、庵を開き西方浄土に想いを描いたようです。大阪冬の陣・夏の陣では徳川家康たちが陣を構えたお寺です。一心寺 天王寺区 逢坂                                                            

IMG_5240.JPG住吉区にある住吉大社はその昔、遣隋使や遣唐使が大陸に向かう時に祈りをささげた神社です。現在、梅田の北ヤードでは大規模な地域再開発が始まっています。そこにアジア太平洋研究所というシンクタンクを設立する構想があるようです。 江戸・東京は黒船来航以来およそ160年にわたり、欧米からの文化や技術を取り込む窓口としての役割を果たしてきました。これからアジア太平洋諸国とのつながりが深まる時代を迎え、再び大坂が大陸や太平洋からの人や情報の集積場所としての役割を果たす日が来るかもしれませんね。

             住吉大社  住吉区 住吉

                                                                                 

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都市を緑化する目的は? 2010年01月24日

1月23日に配信されたYahoo newsによると、都市の芝生緑化が地球温暖化を加速するという記事が載っていました。記事の内容を整理すると芝生が吸収するCo2の量よりも、芝生を手入れするための芝刈り機の燃料に含まれるCo2の排出量や、芝生に撒く肥料に含まれているN2O(一酸化二窒素)の排出量が多いので、温暖化効果が高まるというストーリーです。しかし以前のブログでも述べましたが、都市の温暖化の原因は別の所にあるのではないかと思います。(都市の温暖化と地球の温暖化)

                                                              明治神宮外苑の新緑(東京都新宿区)

IMG_0024.jpg植物はCo2を吸収するだけでなく、その成長の段階で呼吸を通してCo2を体外に吐き出します。(光合成と芝生の呼吸参照)また枯れた植物が燃えるときもCo2は排出されますし、バクテリアによる無機物への分解を通してもCo2は大気に排出されます。そもそも植物を育てることでCo2が削減されるという考え方が間違っていますね。                                                                                 

 

                  権田原坂の新緑(東京都港区)

 

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都市を緑化する目的は、コンクリートやアスファルトに覆われた空間に自然の潤いを取り戻し、保水性を高めることだと思います。緑の空間が増えることで雨水は植物の葉や、植物を支える土などの緑化基盤に保水されます。そして保水された水は葉を通して大気中に蒸散されるのです。     元赤坂迎賓館前の新緑(東京都港区)

 

IMG_0022.jpg ガーデンクリートもコンクリートやアスファルトに覆われた都市で、自然を支える緑化基盤として保水性を高めることで、都市環境の問題であるヒートアイランド現象やドライアイランド現象の低減に役立てたいと思います。        

 

地球の歳差運動 2010年01月10日

以前,ブログで天女や鳳凰が長い時間をかけて天から地上に舞い降りてきて、再び長い時間をかけて天に昇る話を紹介しました(億劫)。仏教やHinduに伝わる神話です。この正月休みにある本を読んでいたところ、これと似たような話が古代エジプトにも伝わっていました。「創世の守護神」(小学館文庫)エジプトでは不死鳥フェニックスが火の中からよみがえり天に昇り、長い年月をかけて再び地球に回帰するストーリーです。

                                        Quwwat-ul-Islam Masjid(破壊したHindu寺院の石材を利用したインド最初のイスラム寺院です。)New Delhi  India       

P3090003_edited.JPG神話として伝わってきたこのような自然現象を科学的に表現すると,地球の歳差運動という言葉になります。歳差運動は、地球の自転軸がコマの首振り運動のように回転するために、春分点・秋分点が、長い年月をかけて、黄道に沿って少しずつ西に向かって移動する現象です。この歳差運動の影響で地球から見て、黄道上にある12の星座がおよそ26000年かけて、黄道を一回りして来るように見えます。現代の地球では、春分の日の夜明けに太陽が昇る方角は魚座から水がめ座にかけてのあたりですが、13000年前の春分の日に太陽が昇る場所はおとめ座から獅子座にかけてのあたりでした。

                                                            ライオン像 香港上海銀行 香港本店   Hong Kong                                                                                        

IMG_0847.JPG黄道は天の赤道に対して約23.4度傾斜していています。今からおよそ13000年ほど前の春分の日、獅子座周辺の方角から太陽は昇りました。この時、黄道と天の赤道が接する春分点に獅子座の周辺はありました。それからおよそ6500年ほど前の春分の朝、太陽の昇る方角は雄牛座周辺に移りました。その時獅子座は夏至点にありました。さらに6500年ほど経過した現代、春分の朝、魚座から水がめ座にかけてのあたりに太陽が昇り、獅子座は再び天の赤道(秋分点)に接近してきました。

                                                                                                                                                                 富の象徴 ゼブ牛   Madagascar

 

 

M11-マダガスカルの富 ゼブ牛_edited.jpg 地球の歳差運動は様々な要因が絡み合っていて理解するのが難しいのですが、獅子座は約13000年かけて西に向かって黄道を回ってきました。これから数百年後に、獅子座はおとめ座に変わり秋分点に入ります。そしてさらに約13000年かけて、獅子座は冬至点を経て再び春分点に向けて天を駆け巡ります。地球の自転軸が揺れ動くことが原因で、天空の無数の星々が法則性を持って動いているように見える現象を、古代の人々は天女や鳳凰、不死鳥が地上に舞い降り、再び舞い上がる姿に喩えたのでしょうね。

                                                          Raffles Hotel  Singapore                             

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コンクリートから人へ、そしてガーデンクリートへ 2009年12月06日

「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズが広まる中で、コンクリートが悪役を引き受けているようですが、コンクリートは悪くありません。コンクリートは砂利と砂がセメントやアスファルトなどのバインダーで固められ愚直に自分の役割を果たしているのです。ヒト社会はこの自然からの恵みを利用して社会基盤を作ってきました。コンクリートは我々の生活を毎日支えてくれているのです。反省すべきは私を含めて戦後の高度成長期に社会基盤を作り、そのうえで快適な生活を享受してきたヒトにあると思います。特に社会が必要とする需要以上の無駄な社会基盤を作る仕事に群がった人々は大いに反省すべきですね。

 

  IMG_4748.JPG明治神宮外苑の絵画館前には、わが国最古の車道用のアスファルト舗装が今も残っています。大正15年(1926年)1月に完成しました。アスファルトはなんと秋田県豊川産の国産品が使用されています。 国産の石油製品はとても珍しいですね。一方、セメントの原料である石灰石は日本列島の太平洋岸を中心に豊富に蓄えられてきました。

IMG_4141.JPG浅草の浅草寺様の境内ブミコンで舗装させていただいています。それまで砂利舗装であった境内は、ブミコン舗装をすることで雨の日でも水がたまらず、多くの人が歩きやすくなりました。 

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   ガーデンクリートは屋上はもちろんのこと、接道のアスファルトやコンクリートの上で植物を育てることができる軽量緑化基盤としてご利用いただけます。都市を覆うコンクリートやアスファルト舗装の中で、透水性が求められる場所はブミコン・ガーデンクリートで、また緑化が求められる場所はガーデンクリート都市緑化システムで保水性を高めたり緑化することで、ヒトはもちろんのこと植物や生物が過ごしやすい自然環境を再生してゆきたいですね。

 

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事務所の近くの新宿通りから新宿駅方面を見た風景ですが、都心の街並みはどこも似通った雰囲気を感じます。都市をコンクリートで覆う仕事の一翼を担ってきたものとして、これからはガーデンクリートでこの街並みに植物を育て、色彩と潤いを取り戻したいと思います。

 

東京の香り・日本の香り? 2009年11月29日

 

JR山手線原宿駅は神宮の木立に囲まれて、新鮮な空気の香りが漂っています。特に夜、電車から外に出たときに空気の違いを感じます。もしかすると、夜になり木々の光合成が始まり、炭水化物を作るときに発生する新鮮な水分や酸素が、木々の葉から降りてくるからでしょうか?ちょっと考えすぎかもしれませんが、原宿駅は都心で空気の違いを感じることができる駅です。                                  

IMG_4718.JPG 駅のプラットホームには、明治天皇と昭憲皇太后が詠まれた四季折々の歌が掲示されています。和歌の素養のない私にとり、歌の意味はわかったようなわからないような感じですが、すがすがしい空気の中で、日本の香りに触れたような気分になります。

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先日、フランスのトゥルーズ・キャピトル国立管弦楽団とドイツのバイエルン放送交響楽団の演奏を聞きました。(サントリーホール港区)オーケストラの世界もグローバルスタンダード化が進み、演奏のレベルは上っているようでが、国や都市に根づいた個性ある響きは薄れていると言われます。しかし今回二つのオーケストラを聴いてみて、やはりフランスのオーケストラは、木管や金管の個人技に優れ、明るく美しいラテンの響きを醸し出していましたし、ドイツのオーケストラはズッシリとした弦の響きに支えられながら、迫力ある演奏をゆとりを持ってドライヴして、ゲルマンの底力を感じました。次はわが町、江戸・東京のオーケストラがどのような響きを醸し出すのか、じっくりと聴いてみたいですね。 

   Symphonieorchester Bayerischen Rundfunks (BR-online)          

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Garden City 2009年10月18日

シンガポールでガーデンクリートのデモンストレーションをしてきました。太陽光が強く激しい雨に見舞われるこの地では、ヤシの繊維や軽量土壌で作られた緑化基盤は、紫外線による劣化や土壌の流出にさらされているようです。軽石と石灰系の固化材で出来ているガーデンクリートは、耐候性が強く、土壌の流出がなく、植物の根がガーデンクリートに活着することが評価されました。

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Garden Cityシンガポールで生まれたガーデンクリートの卵が東京で孵化して再びGarden Cityに戻ってきたような気がします。デモンストレーションに当たっては、長年のパートナーであるZenecon.Pte.Ltdとデモンストレーションの機会を提供してくださったNyee Phoe Flower Garden Pte Ltdに心から感謝いたします。 シンガポールではこれから2030年に向けて建物の80%を緑化しようという壮大な計画があります。

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今回の訪問で感銘を受けた場所にMarina Barrage(堰)があります。平坦な地形のシンガポールでは激しいスコールと満潮の時間が重なると、町を流れるSingapore Liverや運河から水があふれて洪水になることがありました。またシンガポールでは年間2000mmを超える降雨量があるにもかかわらず、この雨水を効率よく貯留することができずに、水をマレーシアから購入してきました。Marina Barrageが海を堰き止めて海水と真水が混ざり合うことが無くなり、雨水を貯留できるようになりました。水が貴重な国のスケールの大きなプロジェクトですね。シンガポールとほぼ同じ面積である東京23区では、雨に恵まれた気候のおかげなのでしょうか、かなりの量の雨水が貯留されることなく海に流れているようです。これでよろしいのでしょうか? (雨の恵み2)

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光合成と芝生の呼吸 2009年10月04日

光合成は光合成色素(葉緑素)を持つ植物が行う生化学反応のことです。太陽の光エネルギーを化学エネルギーに変換す化学反応のことで、この化学エネルギーを使って、水と空気中の二酸化炭素から炭水化物を合成します。6CO2 + 12H2O → C6H12O6 + 6H2O + 6O2

  また植物の呼吸とは、植物の細胞が酸素を用いて、植物を構成する炭水化物(C6H12O6 )を分解・消費して、二酸化炭素を放出する生化学反応だそうです。C6H12O6 + 6O2 →6CO2 +6H2O  Botanic Garden Singapore

 

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光合成で出来た炭水化物を利用して植物は生長しますが、出来た炭水化物の量と、植物の呼吸により消費される炭水化物の量のバランスが植物の葉や茎、根の成長に影響を与えます。また植物の呼吸速度は温度に比例するそうです。そして植物の呼吸活性は、同じ温度では熱帯性の植物より温帯性植物のほうが高いそうです。日本の夏の気候では寒冷地型芝草であるケンタッキーブルーグラスなどの西洋芝のほうが、暖地型芝草である高麗芝よりも呼吸活性が高く、炭水化物の消費が多いので、葉の成長があまり進まないのでしょうね。

 

IMG_3805.JPG夏の同じ時期に切り出したケンタッキーブルーグラスをホテルの屋上事務所のベランダで育てています。真夏の東京の屋上では、スプリンクラーによる灌水とガーデンクリートの通気性で芝生は枯れることはありませんが、葉の成長はあまり活発ではありません。北極圏に生息する白クマが東京で、暑さに喘ぎながら夏を過ごすようなものですね。

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一方、風通しがよく午後の西日が適度に当たる事務所のベランダでは、ケンタッキーブルーグラスはよく成長しています。これから秋が深まり気温が下がると植物の呼吸速度も下がり、光合成による炭水化物の合成量が呼吸活性による消費量を上回り、屋上でも芝生の成長は活発になるのでしょうね。

 

                                                                           校庭芝生リーダー養成講座テキスト(特定非営利活動法人21世紀校庭緑化研究会 編集)参照

緑のオアシス 2009年09月20日

新宿事務所のベランダでケンタッキーブルーグラスを育てています。青海事務所では室内で芝生とヤシなど観葉植物でオアシスを作りましたが、新宿事務所は屋外に芝生のじゅうたんを敷き詰めた緑のオアシスです。 IMG_4212.JPG

西向きのベランダでは午後になると明るい日差しが芝生を照らし、水のじゅうたん方式の灌水が適度な水で芝生を潤します。そしてガーデンクリートの緑化基盤が芝生の下で通気性を保ち、芝生は元気に育っています。

 

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水のじゅうたん方式の灌水なので、ベランダが濡れることなくドレインに余分な水が流れ込むこともありません。伸びた芝はハサミで刈り込みます。

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ピラミッドがあるサハラ砂漠の気候がまだ湿潤で緑に覆われていた時代、ライオンも元気に草原を駆けまわっていたのではないでしょうか?コンクリートとアスファルトに覆われた東京の環境は砂漠に似たところがありそうです。様々な場所に緑を張り巡らすことで、都会の砂漠にオアシスの潤いを甦らせたいですね!

東京23区 2009年09月06日

当社で開発した透水性・保水性コンクリート「ブミコン・ガーデンクリート」の役割は都市の透水性・保水性を回復することです。東京都23区の面積は約620平方キロメートルです。 23区の緑面積と公園・緑地面積の合計が約220平方キロメートル、残りの約400平方キロメートルは都市化された面積です。(雨の恵み2)東京23区の約36%が緑地・公園等の自然環境で残りの64%が都市化に伴うの構築物や舗装面積と考えられます。東京23区は都市化に伴い、人口や都市交通・自動車等の輸送手段も増え、その結果として100年の間に、平均気温はおよそ3度上昇し湿度は約16%減少しているようです。(ドライアイランド現象

 

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                                                         代々木、 西新宿方面の風景

                                                     

東京は年間降水量1466.7mmという雨の恵みを受けています。豊富な雨水は日本の貴重な天然資源です。この雨水をいかに地下に透水したり地表に保水させるか?ハチドリ・クリキンディの気持ちになってブミコン・ガーデンクリートで都市の保水性を回復させることを目指したいと思います。砂漠の都会をオアシスに!

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IMG_4130.JPG       浅草寺様の境内もブミコンの舗装をして1年が経過しました。(台風接近中8月31日午後撮影)

国立公園 2009年08月16日

先週のブログでお話しました地熱発電は、火山国日本の地の利を活かせる有望な代替エネルギーです。その仕組みは、地下数キロの深さにあるマグマだまりの熱エネルギーから発せられた蒸気を使ってタービンを回し発電するもので、日本のいたるところで発電所を作ることが出来るそうです。そして、この地熱エネルギーを活用できる土地の80%が国立公園や温泉地にあるそうです。                             (本当のエネルギー問題 池田清彦著 KKベストセラーズ)

 

IMG_0003.jpg 地熱エネルギーが普及するには、国立公園の自然保護法や国有林(農水省管理)等の様々な法の網と折り合いをつけなければなりません。合理的な見方に立てば、これから海外からの石油エネルギーの調達に限界があるのであれば、日本国内で調達できる地熱エネルギーを有効に活用すべきだという結論が引き出されます。一方、博愛的な見方に立つと自然は保護しなければならないという意見になるでしょう。そこに木材としての利用や、温泉を観光資源として利用しようという人間の思惑が絡み合って、地熱エネルギーの普及に重たい網がかかっているようです。                                                                                                                                                                                                                                                 

          浄土平 磐梯朝日国立公園                                                                                                                                                                                                                          

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美しい日本の自然は地球からの贈り物です。これを次の世代に引き継いでゆくのが我々の役目であることは間違いありませんが  先のブログで日本の森林面積は、この50年の間に数字上は増えていることを紹介しました。日本国内で使用されることを目的に植林された木材(針葉樹)が使われることなく、ある時期から海外から木材が輸入されるようになり国産の木材の需要は落ち、森林は放置され日本の森は荒れました。人の国の自然を奪いながら、自国の環境を守る事は出来ません。自然の中で生きる人々は、自分たちの暮らしに必要なだけのエネルギーを自然から摂取して生きてきました。 昨今よく聞かれる「地産・池消」(地域生産・地域消費)につながる生活習慣です。                                                                                                      弥六沼から見た磐梯山               

                                                                                                                                                                    

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森は水力、地熱等、資源の宝庫です。次世代の日本人のエネルギー資源を確保するためにも、森を丁寧に手入れして、つまらぬ利権に縛られたり、新たに利権を生むことなく、きめ細かく活用することが必要ではないでしょうか?何度も繰り返しますが、石油エネルギーに先が見え、地球規模で人口が増加している中、海外を当てにしたエネルギー、食料の調達は厳しさを増すでしょう。まだ日本に活力があるうちに、エネルギーや食料の自給できる社会システムの構築を目指し英知を結集してゆかなければ! 

                                            五色沼 磐梯高原

 

IMG_0001.jpg                                        

 

ホーム&アウェイ 2009年08月09日

先週のブログでスペインの風車をご紹介しました。英語名windmil。.風力を利用した小麦粉を挽く装置です。ヨーロッパの広々とした平原と台風などの影響の少ない気候のもとで培われた技術が、風力発電として現代社会で実を結びました。風力発電はヨーロッパの風土が作り上げた発電システムです。                 写真引用 Wikipedia                             

Daio_wasabi_farm02c.jpg風車と同じように自然エネルギーを利用した装置に水車があります。お米の脱穀などに使用された日本人にとってもなじみが深い動力ですね。水力は日本の狭い国土、山から海までの距離が短く高低差が大きい地形と豊富な雨に恵まれた気候が生んだ天然資源です。水位の差を利用した水車発電はエネルギーが減衰することがありません。ホームグラウンドの風土に適したエネルギーです。

  IMG_0015.jpg最近、風力発電システムが日本の各地で採用されていますが、塔が強風で折れたり民家の近くでは低周波音?による健康被害などの問題も起き始めました。ヨーロッパの地形や気候に適した風力発電が日本の地形や気候で稼働するのは、ヨーロッパのサッカーチームがアウェイの地で戦うようなものですね?

 

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火山国日本が誇る自然エネルギーとして地熱エネルギーを忘れることはできません。ホームで戦う日本チームの強力なメンバーです。世界中でエネルギーの争奪戦が始まった今、これからも日本が快適な生活水準を維持してゆくには、水力、地熱、そして海洋といった日本の強みを最大限に活かしたエネルギーシステムを作り上げて行くことです!                                     磐梯山(裏磐梯高原から望む。)

アルハンブラ宮殿の空中庭園 2009年08月02日

水は地球の引力の影響で高い所から低い所に流れます。スペインはグラナダにあるアルハンブラ宮殿の空中庭園では、宮殿の南東のシェラネバタ山脈を水源とする水脈と、宮殿の水位の差から生まれる水圧を利用して水が庭園をめぐっています。アルハンブラ宮殿の空中庭園には、砂漠の地からやって来たアラビア人の水と緑への愛着と英知が感じられますね。                         アルハンブラ宮殿のライオンの中庭 写真引用:Wikipedia

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 大田区産業プラザPIOの屋上にあるアイチャックガーデンでは、アルハンブラ宮殿の空中庭園と同じ原理が使われています。アイチャックガーデンでは、雨水の貯留タンクから灌水パイプを通して、水が芝生にまんべんなく行き渡りますが、この仕組みに水位の差を利用した一工夫があります。          

 

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                                                                    渋谷にありますスペイン料理店エル・カステリャーノでは、店主のビセンテ・ガルシアさんと息子さんのヴィクトル君のもてなしで美味しい料理が楽しめます。季節の食材を活かしたカステーリャ地方の家庭料理やパエリヤが素晴らしい!お米を使うパエリヤもアラビア人がもたらしたアジア・アフリカからの贈り物です?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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                                                店の名前「エル・カステリャーノ」は歴史的な地名です。別名ラ・マンチャ。ラ・マンチャはアラビア語で「乾いた土地」。風が強く、ドンキホーテの時代から風車が活躍しています。  写真引用:Wikipedia 

地球からの贈り物 2009年07月12日

東京ディズニーシーのセンター・オブ・ジ・アースに乗ってきました。ジュール・ベルヌの代表作「地底旅行」をモチーフにしたアトラクションで、地底走行車でプロメテウス火山の中に広がる世界を探検します。途中、ラーバモンスター(Lava Monster)に追いかけられ、噴火口から飛び出す瞬間は最高の気分です?Lavaは溶岩、火口から流れ出す物質を意味する言葉です。火山から噴出するのは溶岩だけではありません。空中に高く舞い上がる火山灰軽石も地球から飛び出してきた自然の恵みです。軽石はインドネシア語でBatu Apung(浮き石)。水に浮くほど軽い石を人間が作るには、真珠岩黒曜石といった、水分を含んだガラス質の石を、高温で焼成しなければ出来ません。その工程はトウモロコシを加熱発泡させてポップコーンを作るのに似ています。軽石は火山が作るポップコーン、まさに地球からの贈り物ですね。

                                                             インドネシアの火山 Bromo (East Java) Wikipedia 引用

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                                            東京ディズニーシーの入り口では美しい地球が出迎えてくれます。

 

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地球寒冷化? 2009年07月05日

朝日新聞の夕刊に「弱る太陽200年ぶり水準?」という記事が載っていました。(夕刊6月1日 インターネット6月3日)新聞の見出しには「黒点減少ミニ氷河期前兆?」となっていましたが、地球温暖化の論調を推し進めるマスコミが、地球寒冷化の記事を一面のトップに持ってきた編集を評価したいですね。人間によるCo2の排出量の増加が地球温暖化の大きな原因であるというのがのが世間一般の風潮ですが、これから地球が寒冷化に向かうとしたら、Co2の排出量をもっと増やせという風潮になるのでしょうか?11世紀初頭、ヨーロッパの気候が温暖化であった時代、人々は比較的豊かな暮らしをしていたようです。それが新聞の記事にもあるように17世紀から18世紀にかけてのヨーロッパはミニ氷河期を迎え、厳しい自然環境だったようです。「二酸化炭素は魔女じゃない!」                    ケアンズの熱帯雨林 オーストラリア

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                                                                               地球温暖化の原因を人間が排出するCo2の増加のせいにするのは無理があると思います。大自然の営みのスケールは途方もなく大きいのです。 「地球の呼吸」 我々が Co2の排出量を抑えなければいけない本当の理由は、人類による石油の消費量が増え続ける中で、地球に埋蔵されている石油資源の埋蔵量に先が見えて来た現実にあるのではないでしょうか。 「石油ピークアウト」                 冬のウィーン オーストリア

 

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                                                       私は無駄なCo2の排出量をを削減しましょうという社会運動を否定はしませんが、それより優先しなければならない事があると思います。それは、地球が温暖化しようが、寒冷化しようが、これから先の地球では、石油に依存したエネルギーや食料の生産・分配システムを維持するには限界があることを見極めることです。この問題の解決のために「ヒト、モノ、カネを集中させて新たなエネルギーや食糧生産のシステムを創る事を最優先にすることが必要だ。」と指摘なさる先生方がいらっしゃいますが私も同感です。       「ほんとうのエネルギー問題」池田清彦著KKベストセラーズ 

ルネサンス 2009年05月24日

新しい事務所の建物の名前はルネ御苑プラザといいます。ルネのゆわれはルネサンスだそうです。ルネサンスは再生。14世紀にイタリアから始まり、古代ローマ、ギリシアの文明・文化を復興させて新たな文明・文化が生まれました。ローマンセメントもローマ帝国の終焉とともに深い眠りにつきましたが18世紀の終わりに、英国の聖職者James Parkerによって蘇りました。なぜ英国国教会の牧師さんがローマンセメントを復活させて特許を取得したのか?興味深い話です。

IMG_0843 (2).JPG香港島にあるSt.John's Cathedralは典型的な英国国教会(Anglican Church)の教会ですが、南国の建物らしく天井から木製の扇風機が まわりコロニアルlな雰囲気が漂っています。St.John's Cathedral Hong Kong

 

 

 

 

ハノイ大教会St.Joseph Cathedralはゴシック調の教会です。中世以降のヨーロッパの建物は,ゴシック建築を始めとして組積造の技術が広く普及しました。ローマンセメントのノウハウも石積み職人(メーソンリー)により面々と受け継がれて来たのが、18世紀の末にイギリス人の牧師さんによって特許として世に公開されたのではないかと思います?St.Joseph Cathedral  Hanoi Vietnam 

ROMACON & BUMICON 2009年04月26日

ローマ帝国時代に使用されていたローマンコンクリートのサイトを見つけました。ローマンコンクリートは消石灰(水酸化カルシウム )に火山灰(Pozzolana)を加えてモルタルを作り、そこに砂利を加えてコンクリートを作ります。いつもながら感心するのですが、古代ローマ人の素晴らしいところは建物の場所により混ぜる砂利の種類を使い分けている事です。ローマにパンテオン(Pantheon)という建物がありますが、建物の上のドームは建物にかかる荷重を軽くするために砂利として軽石と凝灰岩を使用しています。その比重は1350kg/m3です。建物の基礎の部分は玄武岩の砂利を使用して比重は2200kg/m3とどっしりした重みです。天然砂利を使用した透水性コンクリート"ブミコン"(Bumicon)の比重は2000kg/m3,軽石を使用した緑化コンクリート"ガーデンクリート"の保水した比重が1200kg/m3でどこか似ていますね。パンテオンには古代ローマの神々が祭られているそうですが、ブミ(地球)の語源のサンスクリットはヒンドゥの神々の言葉です。ローマンコンクリートRomaconも地球コンクリートBumiconも古代の神々にご縁がありそうです!ちなみに、現代のイタリアでもROMACONS という名前でローマンコンクリートを復元させるプロジェクトが行われているようです。

                                                            

  パンテオン 写真引用 Wikipedia

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               Sri Thandayuthapani Temple  Singapore                            

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石油 Peak Out! 2009年04月19日

人類が消費してきた石油の累積生産量が近い将来、埋蔵量(これから開発される見込みの石油埋蔵量と、すでに開発された石油埋蔵量の合計)の半分を超えるpeak out の時期を迎えようとしているようです。「地球最後のオイルショック」デヴィット・ストローン著(新潮選書)今、我々が直面している課題は石油の埋蔵量に先が見えてきた現実と向かい合い、これから如何に地球と折り合いをつけて行くかということですね。とても重たい課題ですが次の世代のためにも克服しなければ!石油を消費する社会システムは人類が築き上げた文明です。やがて訪れる石油のピークアウトに向けてどのように活路を開くかは人類に課せられた大きなテーマです。私も微力ですが企業理念をよりどころにして、できる限り自然素材と自然エネルギーを活用しながら都市の保水性を高めることで、ヒートアイランド現象ドライアイランド現象の緩和と都市の緑化に寄与したいと思います。 

PB120148.JPG                                                 National Museum Singapore
 
                                            参考ブログ:ハチドリ クリキンディとアフリカの言葉 
二酸化炭素は魔女じゃない! 2009年04月05日
イギリス生まれの人類学者ブライアン・フェイガン著のThe Little Ice Age日本名:歴史を変えた気候大変動」(河出文庫)を読みました。今は氷に覆われているグリーンランドが牧草に覆われていた11世紀初頭の温暖期から、小氷河期を迎えたヨーロッパの姿を気候学と歴史学の視点から描いた読みごたえのある本です。小氷河期を迎えた中世のヨーロッパでは、寒冷化で飢饉になると、その原因を魔女のせいにして多くの女性が犠牲になったようです。かわいそうな事ですね。気候変動を科学的に把握することができなかった当時の人々は、気候の変化で引き起こされた飢饉等の社会的な不安要因を、魔女狩りという政治的な手法で対処しました。最近の地球温暖化の原因を二酸化炭素に集中させる風潮に、中世のヨーロッパで行われた魔女狩りに似た気配を感じてしまいます。それにしても小氷河期を迎えた中世のヨーロッパは、飢饉やぺストなどの疫病に 苦しむ悲惨な時代だったようですね。それに引き換え、11世紀初頭の地球温暖化の時代のヨーロッパ人は、グリーンランドから北米まで生活圏を広げて、自然に恵まれた豊かな生活をしていたようです。 
                 
2009_0210_115612-CIMG0529.JPG                                            Salzburg  Austria
Pozzuoli 2009年03月29日

イタリアのナポリの西にポゾリPozzuoliという海辺の町があります。今から2000年ほど前にヴェスヴィオ火山の噴火で噴出した火山灰がこの町にも降り注ぎました。古代ローマ人の素晴らしいところは、この火山灰(Pozzolana)を石灰(水酸化カルシウム)に混ぜると、石灰の強度が増すことを発見して利用した事です。ローマンセメントの誕生ですね。火山灰に含まれるシリカとアルミナが水酸化カルシウムと反応する現象を、この町の名前にちなんでポゾラン反応と呼びます。シリカ(SiO2)やアルミナ(Al2O2)が水酸化カルシウムCa(OH)2と反応してカルシウムシリケート水和物を生成する化学反応です。ガーデンクリートに使用する軽石にもシリカやアルミナがたっぷりと含まれていています。ガーデンクリートは天然素材の化学反応を利用して強度を増す、自然法則の理にかなった製品です。

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                ポンペイの遺跡から見たヴェスヴィオ火山 (写真引用Wikipedia)
神宮のクスノキ 2009年03月22日

久しぶりに神宮の森を散歩しました。今の季節、外苑のイチョウ並木や表参道のケヤキ並木はまだ落葉中ですが、神宮の森はクスノキなどの常緑落葉樹が緑を保っています。クスノキ(楠)は字を見ての通り南の木です。遠い昔、南の国から渡って来たんでしょうね。太い幹がずっしりと伸びて葉がこんもりと茂り、見ていて清々しい木です。この時期、神宮の森は花粉の心配をせずに心地よく木々の香りを楽しむことが出来て気分も爽快です。

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クスノキも若葉が出ると共に枝に茂る黄色い葉が落葉します。これからの季節は参道を掃除するハキ屋さんが、毎日はいてもはいても葉が落ちてくる作業の繰り返しです。ご苦労様です!(3月15日撮影)

森の主役交代! 2009年03月01日

この50年の間に日本の森の主役は広葉樹林から針葉樹林に交代したようです。1960年に1,394万ヘクタールあった広葉樹林は2000年には1,108万ヘクタールに減少しました。一方の針葉樹林は936万ヘクターであったのが2000年には1,259万ヘクタールに増加しました。この間、天然林としての広葉樹林も針葉樹林も減少しましたが、針葉樹の人工林(人間の手による植林)が585万ヘクタールから1,012万ヘクタールと倍増したのが大きな要因です。そして広葉樹林と針葉樹林を合わせた面積は2,330万ヘクタールから2,366万ヘクタールとわずかながら増えています。(理科年表参考)この数字から二つのことが読み取れます。そのひとつは、今の季節になると猛威をふるうスギ花粉の大発生です。そしてもう一つのストーリーはわれわれ日本人が消費する目的で植林してきた針葉樹林がうまく活用されることなく、南洋(特にフィリピン、マレーシア、インドネシア)から大量の木材を切り出して日本国内で消費し続けたことでしょうね。おかげでフィリピン、ボルネオの森はかなり消失されました。50年の間に日本の国土の森が消失されることなく、わずかながら増えているこの数値を見て、フィリピンやインドネシア、マレーシアの人はどう思うことでしょうか?

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P1010223_edited (2).JPG                                 シンガポールの植物園で見かけたカポックの木です。未来に残すべき自然環境遺産ですね。

雨の恵み2 2009年02月08日

東京都の面積が2200平方キロメートル、23区が620平方キロメートルです。そして23区の緑面積がおよそ180平方キロメートル,公園・緑地面積が40平方キロメートルといわれています。ここでちょっと荒っぽい試算をしますが、23区の緑面積と公園・緑地面積以外の面積約400平方キロメートル(620-180-40=400)がアスファルトやコンクリート等に覆われていて、雨水を地面に保水、浸透できずに、排水溝などを伝わって河川や海に流出すると仮定すると、その年間水量は約580,000,000㎥となります。(1466.7mm x 400平方キロメートル)東京都の小河内ダムの有効貯水量が185,400,000㎥ですので23区に降った雨水が河川や海に流れ込む量は、小河内ダム約3杯分になる計算です。(580,000,000㎥÷185,400,000㎥=3.1)また30万トンタンカーに水を乗せるとタンカー約2,070隻分(580,000,000㎥÷280,000㎥=2,070)に相当します。

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雨の日の浅草寺様境内  浅草寺様の境内にはおよそ4,500㎡のブミコンが舗装されています。境内全体のブミコンと路盤を合わせたの保水量が約123750リットル。1平方メートル当たりに換算すると約27.5mmの雨水を保水します。東京都内23区の都市化された面積約40,000ヘクタールをブミコンやガーデンクリートライトで10cm舗装すると、およそ10,000,000㎥(小河内ダムの有効貯水量の5.4%、30万トンタンカー36隻分)の水が保水できる計算です。

雨の恵み 2009年02月01日

東京の年間降水量は1466.7mm。世界の主な都市の年間降水量は,北京575.2mm,シンガポール2087.1mm,ニューデリー779.1mm,モスクワ705.1mm,カイロ26.7mm,ローマ778.3mm,ロンドン750.6mm,ニューヨーク1122.8mm,シカゴ930.8mm,サンフランシスコ500.9mmといったところです。(理科年表参照)熱帯のシンガポールの降雨量が多いのは別として、東京の降雨量が他の都市と比べて多いことがわかります。日本が豊富な雨の恵みを享受できるのは、地球の中緯度高圧帯(亜熱帯高圧帯)を西から東に向けて流れる偏西風が、ヒマラヤ山脈で北ルート南ルートに二分される気流と、日本を囲む大陸と海が生み出す気候のバランスの上に日本列島があるからだそうです。 P3090095 (2).JPG

New Delhi India    インドの北西部にあるニューデリーは、中央アジア高原への入り口への雰囲気が漂う街です。訪れたのが3月初旬だったので気温はまだ穏やかで、空気は乾燥して清々しい気候でしたが、埃っぽかったことを覚えています。

 

 

 

 

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Little India Singapore  熱帯の国シンガポールは、湿気をたっぷり含んだ厚ぼったい空気に包まれていて、どこからともなく甘い香りが漂う南洋のGarden Cityです。

黒船効果 2009年01月25日

先のブログで東京湾の海進と海退のお話をしましたが、今から20,000年前に東京湾を埋め尽くしていた土地が、今から6,500年ほど前には、埼玉県栗橋町の利根川まで後退したとは、温暖化による海面上昇のダイナミズムを感じます。最近では人間による二酸化炭素の排出量の増加が地球温暖化をもたらし海面を上昇させて、陸地の一部が沈むといったような話が聞かれます。でも当時の我々のご先祖様たちは,槍をもって野山を駆け巡っていたはずなので,彼らが出す二酸化炭素の量は大したことはなかったでしょうね。それなのにこれほどのスケールで温暖化が進んだ背景には、二酸化炭素以外にも太陽の黒点活動、地軸の振れによる歳差運動など様々な温暖化をもたらす要因があったと思われます。人間による二酸化炭素の排出量の増加が地球温暖化の主要因であるという説は、20年ほど前に欧米の一部の学者の意見が報告されたのがきっかけのようです。人間社会の営みが排出する二酸化炭素の増加だけで,地球温暖化の傾向を結論ずけるのは疑問です。海外からの情報を鵜呑みにするだけでなく、もっと広い視野に立ち自然のダイナミズムを検討評価できる,ふところの広い社会でありたいですね。  「日本人はなぜ環境問題にだまされるのか」武田邦彦著PHP新書参照 IMG_1869 (2).JPG

 

皆さんは黒船効果という言葉をお聞きになったことがありますか?日本から海外に渡ったものが海外で評価され、それが日本で再評価される現象です。例えば陶磁器の包装用紙として海外に渡った浮世絵がいい例ですね。この背景には,日本人の海外(特に欧米)の文化文明に対する畏敬の念とコンプレックスがあったと思います。維新から140年が経過して、西洋の文化文明の恩恵を受けながら、江戸時代から続く日本の文化文明と融合させて今の社会が築かれてきました。これからは、いつまでも西洋におもねることなく自信を持って日本の意見を主張し、東洋、南洋、そして北洋の文化文明とも向かい合う気概を持ちたいですね。

 

 

IMG_1835 (2).JPG東京湾に浮かぶ台場砲台跡  台場は1853年に浦賀に来航したペリー艦隊に脅威を感じた幕府が、東京湾に築いた海上砲台です。まさに黒船効果第1号の作品です!

江戸東京湾の海進と海退 2009年01月18日

先のブログで玉川上水の話をしましたが両国にある江戸東京博物館に行くと,江戸の町で使われていた上水井戸の木桶や木樋が見られるという話を教えていただき行ってきました。汐留の大名屋敷跡から発掘された実物が展示されていましたが、都市と建物の緑化システムを開発している者として、江戸の町に水の給水網を張り巡らせた当時の技術者と、施工に携わった人々の技術と忍耐力に敬服します。同じフロアーに、今から13万年ほど前から現代までの東京湾の変遷を説明した展示がありましたがこれも勉強になりました。13万年前の東京は23区はすべて海の底で、西東京あたりに浜辺があったようです。房総半島もありません。その後、東京は氷河期を迎えて2万年前には最も水位が低下して、東京湾の底が地表に現れました。それから6,500年ほど前にかけて水位は再び上昇して、東京湾の奥は埼玉県の栗橋町のあたりまで広がったようです(縄文海進)。その後、海進も止まり利根川から運ばれた土砂などで、関東平野が形成されたとの事です。そして江戸時代になると、当時の江戸城の前にあった浜辺の埋め立てが始まり今日に至っています。築地は、まさに地が築かれたところですね。私が住んでいる東京も13万年という大きな時間の流れの中で、水位の上昇と下降による海進、海退という自然現象のダイナミックな変化の中に巻き込まれていることが良くわかります。

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                           台場公園から見た東京湾

 

 

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                                              レインボーブリッジから眺めた東京湾

 

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                                       レインボーブリッジからは今も続く埋め立て工事の様子がよく見えます。

 

 

 

坂の上の網 2009年01月11日

昨年の暮,来日したシモン・ボリバル・ユースオーケストラ・オブ・ベネズエラ(Simon Bolivar Youth Orchestra of Venezuela)のコンサートに行きました。創設者のホセ・アントニオ・アブレウ博士の"貧しくても音楽を学びたい子供たちに、わけ隔てなく楽器を与え集団で練習することで団結と規律の精神を養い、若い演奏家を育て演奏の場を作る。"という理念のもと、音楽教育のエル・システマはベネズエラにしっかりと根付き豊かに実ったようです。若者たちの演奏技術も一流ですが、音楽の楽しさを伝えようとする 気持ちが、彼らの目の輝きとともに伝わって来て感動しました。この若者達の生き生きとした表情を見て、ふと司馬遼太郎の「坂の上の雲」を思い出しました。この小説に描かれている若者たちは、新しい国家を作るために時代を駆け抜けて行きましたが、彼らが活躍した時代、坂の上には青空にポッカリ浮かぶ白い雲を見ることができる社会の雰囲気があったのでしょうね。維新から140年を経過した現代、新国家の形成と発展のために張り巡らされて来た様々な制度やしきたりの網は、平成の坂の上に重くのしかかっているようです。その中には、これからの社会を築いてゆくのに役割を終えた制度やしきたりの網が無数にあるようです。

 

 

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京王井の頭線の渋谷駅改札口前には、岡本太郎作のとてつもなく大きな壁画「明日の神話」があります。岡本画伯がメキシコで制作されたものだそうですが、一人でこの大作をお描きになったとは、まさに"芸術は爆発だ!"の気迫が迫ってきます。この絵を見て我々も岡本画伯の元気をいただき、青年諸君から中年、壮年の皆さんまでが連携して、今の社会を覆っている役割を終えた様々な網を整理して、次代の若者たちが再び坂の上の青空に浮かぶ雲が眺められる社会を作ろうではありませんか!

 

 

 

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コンサートが終わり席を立つときに、私の後ろの席で演奏を聴かれていたアブレウ博士にBravo!と声をかけたところ、にっこりと笑いながら会釈して下さいました。(当日の演奏会の模様は2月20日の夜、NHK教育テレビで放送されるそうです。是非ご覧ください!)

人間力による雇用の創造 2 2009年01月07日

ガーデンクリートは、透水性、通気性、保水性、軽量性のある環境基盤材です。これからは,機械力を利用しながらも時間軸を長くとり、人間力を活用した環境基盤を創る製法を開発して行こうと思います。具体的には,ガーデンクリートの素材である石灰系の凝固材、天然砂利、軽石は従来の手法で機械力のメリットを発揮して、経済的な費用で製造し需要地まで運んでもらいます。これから先、素材を加工して仕上げる工程で、人間力をフルに活用する仕組みです。より多くの人々に参加してもらえるような製造の仕組みを創るのが課題です。それには私が今まで取り組んできた建築材料の製法、お菓子や食品の製造に似た製法にヒントがあるようです。多くの人が職を求めている今、時間軸を活用して機械力に勝る人間力の緻密性、柔軟な対応力を発揮した製品を開発して、お客様に届けるビジネスモデルを確立したいと思います。 IMG_1775 (2).JPG

江戸名物人形焼きの製造風景です。人形の形をした金型に小麦粉ベースのペーストを流し込み、餡を入れて焼きあげます。素材の調合、焼き加減に微妙な感覚が求められる職人芸が手作りの豊かな風味を作ります。(浅草仲見世)
人間力による雇用の創造 2009年01月01日

江戸・東京の代表的な土木事業として玉川上水があります。江戸時代の初期1652年に工事が始まりました。東京都羽村市にある多摩川の取水堰を水源として新宿四谷の大木戸までの43km、高低差100メートルを露天掘りした上水道を、大木戸の水番所から木樋、石樋で地下水道を通して江戸市中へ給水したプロジェクトです。今から300年以上も前の土木工事ですので、人間の持つ能力を発揮した技術が使用されたようです。例えば、水勾配をつけるのに夜間、提灯に火をともし目安として測量をしたという話を聞いたことがあります。今の世ではGPS、レーザー光線、光学機器を利用した測量が容易にできますが、人間の目に勝る光学機器はありませんね!当時は、土を掘削するにしても人力が中心でした。一日当たりの仕事量は、機械が人力に勝りますが、時間をかければ人力でも工事は完成できます。(エジプトのピラミッドがいい例ですね。)そして人力による仕事のほうが機械を使うよりも、より丁寧な仕事ができることも確かです。(それには仕事を継続させる忍耐力が必要ですが。)今迄のように右肩上がりに人口が伸びてきた時代では、それに伴い増えた需要に早く追いつくために機械力を投入して社会基盤の構築が進められましたが、人口の伸びもピークを超えたこれからの社会では、江戸時代から戦前の東京で行われたように、時間軸を長くとり人間力を利用して質の高い環境基盤を作る手法はいかがでしょうか?浅草寺様の境内では、左官職人の手作業でブミコンの施工をさせていただきました。ヒトの目視による、きめ細かなレベルの調整とコテによる丁寧な押さえ作業でブミコンの表面は平滑に仕上がり、朝の光も眩しく反射しています。

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                  新宿御苑前にある四谷大木戸門跡の石碑は、水を江戸市中に配った石樋でできています。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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 玉川上水を流れてきた水はこの四谷大木戸にあった水番所から、木樋や石樋などを通して江戸の市中に給水されました。 番所の跡には立派な水道碑がありますが、碑の上にある大きな篆字は徳川家定公のものだそうです。

青海・台場 伊豆八島? 2008年12月28日

事務所のある江東区の青海に行くには、浜松町の貿易センタービルバスターミナルから都バスに乗って、竹芝桟橋、日の出桟橋、芝浦ふ頭を抜け、レインボーブリッジを渡るのが経済的です。海を渡るので伊豆七島の第一島にでも行くような気がします。途中、自由の女神像まであり、行ったことはないですがニューヨークのマンハッタン島からブルックリンブリッジを渡る気分です?もともと、世界都市博覧会を予定して開発された地区なので、このようにテーマパークみたいな雰囲気を感じるのですが、東京オリンピックを目指すには、表面的なミニチュア都市の雰囲気を脱して、環境都市・江戸に学んだ都市造りのコンセプトと技術を世界に発信したいですね。

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                青海地区は明るい海の光ににつつまれて船を近くに眺める事もでき、良い発想も浮かびそうです?

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                フランス政府公認の自由の女神 レプリカ

武蔵野の雑木林 2008年12月21日

技術的な協力をお願いしている、東洋大学工学部環境建設学科がある川越キャンパスは都心から電車で1時間ほどのところにあります。キャンパスでは校門から教室に向けて武蔵野の雑木林が続きます。木立の中には新鮮な空気が漂い、勉強に向かう学生諸君も頭をすっきりさせて授業に臨むことが出来ることでしょう。東京都産業労働局主催の中小企業向けの技術相談会がご縁ですが、この地に持ち込まれたガーデンクリートの種は育ち、大学の名前のようにアジアの各地で芽を出し始めました。

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皇居・江戸城跡 2008年12月14日

東京都千代田区にあります皇居は皇室が住まわれている皇居と、国民に開放されている皇居外苑、皇居東御苑、北の丸公園により構成されています。その面積は皇居が115ヘクタール、外苑、御苑、公園が115 ヘクタール、合わせて230ヘクタールの緑の聖域です。(1ヘクタールは10,000㎡)東京都23区の面積が62,122ヘクタール、23区の屋根の面積は16,491ヘクタールと言われています。皇居の面積は23区の約0.37%、23区の屋根面積の約1.4%になります。23区の屋根が1.4%緑化できると都内に皇居ひとつ分の緑地ができるという計算ですね。数値参考(常緑キリンソウ普及協会)  皇居外苑パンフレット(環境省皇居外苑管理事務所)

                                    難攻不落の江戸城を支えたお濠。

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                                        桜田門の石垣 見事な石積みの技ですね。  

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                                      丁寧に手入れが施された皇居外苑の芝生と松。    

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本州は島の集合体だった! 2008年12月07日

最近、養老孟司先生の本を読んでいて目から鱗が落ちる話を見つけました。養老先生は虫がお好きな方ですが、虫は局地的に生息する習性があるようです。その昔、本州が東北・関東・中部・近畿・中国の五つの大きなブロック(島)に分かれていた時代、虫の生息する分布が各地のブロックに綺麗に反映するそうです。もともと琵琶湖は中国という島と中部という島の境であったようで、その名残として今の琵琶湖が形成されたようです。虫を追って自然の形態の違いに気がついた人がもう一人いました。イギリスの博物学者アルフレッド・ラッセル・ウォレスです。インドネシアのバリ島とロンボク島の間を北上し、カリマンタン(ボルネオ)島とスラウェシ(セレベス)島の間を抜けてゆくウォレス線という自然環境の境界線があります。この境界線を境にして西と東では動植物の生態系が大きく異なるのです。バリ島、カリマンタンにはアジアからの動植物が生息しています。例えばサルや、象などです。ところがウォレス線以東のオーストラリア区ではカンガルーなどの有袋類が多く生息します。昔から、このバリ島とロンボク島の間には動物には越すに越されぬ深い海溝があり、このウォレス線がアジアの動物が東進する行き止まりでした。おかげで、オーストラリア区ではのんびりした有袋類が大型哺乳類と生存競争をすることなく、今日まで生き永らえたといいます。我々が生活する自然環境も、太古の昔からの地殻の変動に影響されることがわかります。 「ほんとうの環境問題」池田清彦 養老孟司著 新潮社

P1010178_edited.JPG逗子海岸から見た伊豆半島と富士山  伊豆半島も今から、およそ200万年から100万年前ごろにフィリピン海プレートに乗って本州にたどり着いたそうです。そして関東山地や丹沢山地が隆起しました。その丹沢も600万年から400万年ほど前に同じようにして本州にたどり着いたようですね。

朝倉彫塑館 2008年11月23日

台東区谷中にあります朝倉彫塑館も、私に様々なヒントを与えてくれた場所の一つです。昭和3年から7年をかけて建築された鉄筋コンクリートつくりのアトリエは、材料を現場でミックスした強靭なコンクリートで現在でもしっかり建っています。現場で材料を調合するブミコン・ガーデンクリートも、この彫塑館のコンクリートの作り方を参考にさせていただきました。朝倉彫塑館の屋上には屋上庭園があります。最近でこそ屋上緑化が注目されていますが、戦前から屋上緑化を実現された朝倉先生の発想と行動力は素晴らしいですね。建物の緑化を生業の一つとする私にとり、この建物の屋上は勇気を与えてくれる場所です。朝倉彫塑館を構成するもう一つの場所は数寄屋造りの和風の建物と、建物に囲まれた池です。池を囲むように建物を建てることで、夏の暑い時には池の冷気が建物に流れてゆきます。この仕組みを参考にして、ガーデンクリートライトと潅水装置と組み合わせた涼しい庭をミサワホーム東京様と開発しました。(特許出願中) 

IMG_1394 (2).JPGコンクリート造りのアトリエの屋上から眺めた木造数寄屋造りの建物と池です。この日本の伝統的なの家の造りが天然の冷気を室内に送ります。

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島津山ハイツ 2008年11月19日

東京都品川区にあります島津山ハイツの屋上にガーデンクリートライトを施工して3年が経過しました。最上階にお部屋をお持ちの施主様から天井のコンクリートを通して直射日光の熱が部屋に充満して暑いので対処したいとのご要望でした。コンクリートの熱を下げるには建物を水で冷やすのが一番です。屋上のコンクリートスラブにガーデンクリートライトを4cm施工して、夏場はスプリンクラーで散水して温度を下げる方法をごご提案しました。ガーデンクリートライトは約12リットル/㎡(4cm厚み)保水できます。その後の経過をお聞きしたところ、夏場の部屋の温度が下がったそうです。建物の温度を下げるのが目的であれば、ガーデンクリートライトを施工して水を保水させる事をお勧めします。                保水されたガーデンクリートライト

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屋上に降った雨は、ガーデンクリートライトに保水されてから、排水パイプを通して3日ほど滴り落ち続けます。森の木々が降った雨を葉っぱに保水するのと似ていますね。東京都23区の屋根の総面積はおよそ16,491ヘクタール※あるそうです。屋根をすべてガーデンクリートライトで被覆(4cm厚み)するとおよそ200万トンの水を保水することができる計算になります。( 16,491 ha x 10,000㎡ x 12ℓ(kg)/㎡ x 1/1000 = 約200万トン) ※常緑キリンソウ普及協会資料参考

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鴨立つ沢の秋の夕暮れ? 2008年11月16日

事務所のある江東区青海には青海南ふ頭公園という海上公園があります。公園の隣には大きなコンテナーターミナルがあるのですが、木々にさえぎられていてその気配を感じさせないユニークな公園です。ここでは様々な樹木が育っていて、四季折々の風情を楽しむことが出来ます。藤棚から眺める池に鴨がたたずんでいました。秋も深まり水辺の植物も枯れ始めた中で見るその風景に、西行法師の有名な"心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ"という歌を思い出しますが、ここにいるのはではなくでした!新橋からユリカモメに乗ってテレコムセンター駅で降りて徒歩5分ほどのところに、深け行く秋を静かに感じられる空間があります。

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新宿御苑 2008年11月09日

新宿御苑は幼いころからの思い出がいっぱい詰まった場所です。小学生のころ、近所の友達と御苑の池にアメリカザリガニを捕りに行ったことがありました。スルメを縛った糸を池に入れるとザリガニがハサミでスルメを挟み、簡単に捕まえられます。バケツ一杯のザリガニを持ち帰りましたがお咎めを受けた記憶はありません。縛りが強くなった現代の管理社会ではご法度の行為ですね。この縄を解きほぐし穏やかな空気が漂う社会環境を蘇らせたいものです。新宿御苑で私が好きな場所の一つに台湾閣(旧御涼亭)があります。雨の日にここから眺める日本庭園には、雨に煙る墨色の風情が感じられます。 IMG_1332 (2).JPG

IMG_1336 (2).JPG           新宿御苑では都内であまり見かけなくなった様々な巨木が元気に育っています。

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ヒトは西からホネは東から 2008年11月02日

先日、久しぶりに上野の科学博物館に行ってきました。ここでは46億年に及ぶ地球の歴史の様々な物的証拠を眼にすることができます。化石、鉱物、恐竜、etc,あまりにも多岐にわたる分野の品々が並んでいるので、目的を持って見物すると良いですね。私は日ごろからお世話になっている石灰の歴史をたどってみようと思い、地球館の地下2階にあります"地球環境の変動と生物の進化"の石灰関係の展示を見学してきました。そこには"サンゴ類の中では石灰質の骨格をもつものはカンブリア紀の初期から現在までの豊富な化石記録を持つ"という説明書きと共に、サンゴの化石や有孔虫の化石などが並んでいました。栃木県の葛生や岩手県の大船渡で採集されたフズリナの化石がありましたが、葛生、大船渡は今でも良質の石灰石を産出しています。なぜ、日本の太平洋岸では石灰石が多く産出するのでしょうか?それは、北米プレート太平洋プレートフィリピン海プレートに乗って海底やサンゴ礁に堆積されたサンゴ虫(刺胞動物)や有孔虫等の骨が日本にたどり着き、時間をかけて石灰石になったからでしょうね。ヒトは黒潮に乗って南西の方角から日本にやってきました。サンゴや有孔虫等の骨はプレートに乗って南東の方角から日本にたどり着いたのです。 

 

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  北西太平洋上の朝 この海の下に横たわる無数のサンゴ虫や有孔虫 等の骨がそのうち日本にたどり着くのでしょうか?

緑の海に眠るピラミッド 2008年10月26日

青海事務所のオアシスがジャングルになりつつある状況を先のブログで紹介しましたが、夏を越えて植物はさらに成長して本当にジャングルになってしまいました。8月、9月、10月は浅草寺様のブミコン舗装の工事で事務所を離れる事が多く植物たちも伸び放題です。(チョット言い訳がましいですが!)でも灌水タンクとパミスサンドの毛細管現象の働きのおかげで週に一度ほどの水の補充で植物は枯れることもありませんでした。特にヤムイモ系とツル系植物の成長が著しいようです。おかげでミニチュアのピラミッドやライオンも植物の中に埋もれてしまいました。おそらく太平洋やインド洋の島々、そして中南米のジャングルに潜むピラミッドや巨石文明の遺跡も、青海のオアシスと同じようなプロセスをたどり今は緑の海に眠っているのではないでしょうか?

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香港上海銀行のライオン像 2008年09月20日

香港上海銀行 香港本店ビルの前には2頭のライオンの像があります。その横たわる姿は三越のライオン(ロンドンのトラファルガー広場のライオン)に似ています。顔は一頭は口を開き一頭は口を閉じていて中国の伝統の獅子の阿形、吽形の形をしています。頭が中国の獅子、胴はイギリスのライオン、どこかに似たようなライオンがいましたね。そう、スフインクスです!もとはライオンの姿をして横たわっていたスフインクスはその後、頭をエジプトの王様が勝手に自分の顔に変えてしまったと私は思います。スフインクスがライオンであった時代、エジプトの気候は雨が降り緑が豊かな自然に恵まれていました。その証拠に石灰石で作られたスフインクスには、雨が降って流れた跡が残っているようです。その後、エジプトの気候は大きく変動して土壌も砂漠化しました。緑に囲まれた自然の中で東の空を見つめている巨大なライオンの姿をイメージすると気分も壮大になってきますね。参考:海を渡ったピラミッド ロバート・ショック著(NHK出版)

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大気が温室効果をもたらす仕組み 2008年09月07日

太陽から地球に届くのエネルギーの約半分が地球に吸収されます。そしてこのエネルギーが地球放射(赤外線放射)として地表から大気に向けて放射されます。放射エネルギーの波長は約5μmから100μmの範囲にあります。この放射エネルギーが大気中のCo2に接触するとCo2の分子が振動して熱エネルギーになります。熱エネルギーは大気中にとどまり温室効果を生み出します。ただしCo2が捉える事が出来る放射エネルギーの波長は12μmから18μmの範囲のエネルギーに限られます。今後、大気中のCo2濃度が2倍、3倍になろうとも、この範囲以外の放射エネルギーをCo2は捉えることは出来ません。地球から放射されるエネルギー量を104単位とすると、雲(水蒸気)やCo2等の温室効果ガスによって大気中に捉えられるエネルギー量が100単位、捉えられずに宇宙に逃げてゆくエネルギーが4単位、捉えられても宇宙方向に再放射されるエネルギー量が12単位です。そして最終的に地球方向に再放射されるエネルギー量が88単位だそうです。この数値が意味することは、すでに地球上の温室効果ガスの働きで地球からの放射エネルギーの100単位は捉えられていて、大気を素通りして宇宙に逃げているエネルギーは4単位しかありません。また大気中の水蒸気量が1%、Co2が0.003%前後という数値から見てもわかるように、大気中の温室効果ガスとして最も影響が大きいのは雲や水蒸気であり、温度上昇の80%から90%は水蒸気によるようです。「地球温暖化論への挑戦」薬師院仁志著(八千代出版)参考


DSC00236 (2).JPG                                            北太平洋上の朝           

億劫 2008年08月31日

先日、菩提寺のご住職様とお話をしていた時に仏教の時空間の大きさについて話が及びました。"天女が一万年に一度、天から舞い降りて羽衣の裾で岩をさっと一撫でして天に戻る。そしてまた一万年後に天から舞い降りて来て同じ事をして天に戻る。この繰り返しで岩が砂になるまでの年数を億劫というそうです。"團伊玖磨さんのエッセイ"パイプの煙では、"鳳凰が一万年に一度天から舞い降りて須弥山の山上の岩を羽で一撫でして天に戻り、また一万年後に再び天から降りて同じ事をして天に戻る。この繰り返しで岩がなくなるまでの年月をサンスクリット語で"カルパ"という話もあります。気の遠くなるような時空間を感じます。地球上で起こっている日々の自然現象の変化も大きなスケールで感じ取る度量が必要ですね。

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                                                           東京ジャーミイ 代々木上原
明治神宮参道 2008年08月24日


明治神宮の参道は私に様々なヒントを与えてくれました。透水性コンクリート ブミコン・ガーデンクリートの原型は明治神宮の参道にあります。参道に敷かれている砂利は三分砂利という砂利ですが、この砂利を固化材で固めると、透水性と歩行性の良いブミコン・ガーデンクリートが出来ます。

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明治神宮の森は椎や樫、楠木などの照葉樹で覆われています。この照葉樹に生い茂る無数の葉に太陽の光があたり、葉の水分が蒸発すると、葉の表面の重たい空気が冷気となり降りてきます。木陰を歩いているときに涼しさを体感するのはこの冷気のおかげですね。まさに自然のクーラーです。神宮の森が気化熱という自然エネルギーの素晴らしさを教えてくれました。

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分銅紋 2008年08月17日

我が家に伝わる家紋は分銅紋です。ご先祖様が関西で商人の象徴ですね。私はこの家紋を気に入っていますと共に自分の仕事の指針にしています。私の仕事は天然砂利、軽石、セメント、水を配合してコンクリートを作る事です。セメントの水和反応を利用して天然素材を固める単純な原理ですが、砂利、セメント、水の配合比がとても重要な役割を果たしています。使用する素材を正しく計量することで透水性・保水性・軽量性のある良質なコンクリートが得られます。正しく計量する象徴としての分銅紋はこれからも私の仕事の支えとなってくれると思います。

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Lion City 2008年08月03日

シンガポールは古くはTemasek、その後Singapuraと呼ばれるようになりました。はサンスクリット語で、Singaはライオン、puraは町、Lion Cityです。シンガポールの有名な観光名所マーライオンは世界の3大ガッカリと言われています。頭はライオン、胴体は人魚の姿をしてSingapore riverの河口で海に向かって水を吐いるその姿はちょっと変ですね。やはりライオンには足がなければ!大英博物館のホームページを見ていたらマーライオンによく似た彫像がありました。19世紀に英国で活躍した彫刻家Alfred Stevensの作品だそうです。どこか似ていると思いませんか!(写真右)。もっともこの彫像もインドの国章になっているアショカ王柱頭の獅子によく似ています。8月の星座はLeo、8月生まれの私もライオンのように威厳と風格を持って生きたいですものですが?

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P1010125.JPG                                                                Singapore riverにたたずむネコ                         

 

地球の大気 2008年07月27日

人間活動の活発化で大気中のCo2濃度が上昇し,気温も上昇しているのか?それとも、地球の気温が上昇して、植物の光合成が活発になったり、海水から放出、吸収されるCo2の量が増加しているのか?大気中に含まれているCo2濃度はおよそ0.037%です。ちなみに地球の大気に含まれている成分の78%は窒素、21%は酸素、水蒸気は1%です。 大気中の水蒸気量が1%、Co2が0.03%前後という数値から見てもわかるように、大気中の温室効果ガスとしての雲や水蒸気の影響はかなり大きいようですね。             599px-The_Earth_seen_from_Apollo_17[1].jpg                                                                 アポロ17号から見た地球  写真引用Wikipedia  IMG_0120_edited.jpg                                       

地球の呼吸 2008年07月20日


地球上で営まわれている植物の光合成や、海水から放出されたり吸収されたりする炭素量のスケールの大きさを数値で実感してください。光合成によって大気から生物圏に吸収される炭素量110ギガトン/年。植物から大気に放出される炭素量50ギガトン/年。植物の枯死体や土壌有機物の分解により大気に放出される炭素量 60ギガトン/年。大気から海洋に吸収される炭素量105ギガトン/年。海洋から大気へ放出される炭素量102ギガトン/年。 人間が化石燃料を燃やして大気中に放出している二酸化炭素は近年、炭素量で5.5ギガトン/年。森林破壊によって大気中に放出される炭素量は1~2ギガトン/年。つまり、地球の呼吸(光合成や海水の呼吸)で、年間約215ギガトンのCo2が吸収され、212ギガトンのCo2が放出されています。これに対して人間が排出する炭素量は年間約7ギガトンです。(1ギガトンは10億トン)

 参考"地球温暖化論への挑戦"薬師院仁志著(八千代出版)"
                             "温暖化する地球"田中正之著(読売新聞社)

P1010195_edited.JPG                                             Botanic Garden Singapore

都市の温暖化と地球の温暖化 2008年07月13日

都市の温暖化は人為的な影響が大きいようですが、地球の温暖化も人為的な影響で説明することができるのでしょうか?私が生まれ育った東京は、子供の頃と今とでは都市の様相がかなり変わりました。幼い頃、自宅のあった新宿区の職安通りの家の2階の窓から富士山が見えたことを覚えています。その後の東京は都市化(建築・構造物や道路舗装の面積の増加、人口や車の増加等)が進み、それに伴い自然環境(植物や、鳥、昆虫、魚などの生息地)が減少したのは確かです。人為的な原因による都市環境の変化が、平均気温の上昇や保水率の低下によるヒートアイランド現象やドライアイランド現象の原因になっているという説明には納得できます。しかし地球の温暖化となりますと、様々な要因が重なり合っているようです。最近では大気中のCo2濃度の増加が地球温暖化の大きな原因になっていると言われていますが、地球上で営まわれている植物の光合成や海水中のCo2の排出、吸収などのスケールの大きな自然現象の中で人間の活動に起因するCo2の排出量が地球にどれほどの影響を与えているのでしょうか?皆さんもこの問題をお考えになってみてはいかがですか?"地球温暖化論への挑戦"薬師院仁志著(八千代出版) 参考になりました。いずれにせよ地球が温暖化しようが寒冷化しようが、人間は地球に対して謙虚になる事が大事ですね。日本人は昔から自然には八百万の神が宿る気配を感じていました。今の我々にはこの感覚が求められると思います。

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                          モザンビーク海峡に沈む夕日

天災と人災 2008年07月06日

ミャンマーのサイクロン、中国の四川省や日本の東北地方の大地震。サイクロンも地震も人間の手に負えない自然現象です。天災ですね。しかし災害後の対応を誤ると被害が広がり人災になります。ミャンマー政府の対応は、被害を広げてしまった人災です。  私が学んだ学校の建学の精神は"神と国とのために"という言葉でした。建学者がアメリカ人の宣教師の方で、ここで言う神はキリスト教の神ですが最近、私は神とは宇宙や地球に脈々と流れている自然法則に基づいた現象を意味し、国とは人々が暮らす生活環境ではないかと考えます。人間の日々の営みは自然現象に囲まれた中で行われています。我々は驕ることなく自然と接する事で、自然も我々に豊かな生活環境を与えてくれるのではないでしょうか。

P3090001_edited.JPG                             Qutab Minar Complex New Delhi India 

火山と軽石 2008年06月29日

建物で使用できる軽量緑化コンクリートの素材に軽石を選んだ経緯には、父からのアドバイスと友人から借りた一冊の本が大きなヒントになりました。 父は植物が好きな人で、私が最初に取り組んだ天然砂利を使用した透水性コンクリートの技術を屋上緑化に生かせとアドバイスしてくれました。父が現役のころ屋上のコンクリートには大島や榛名山の軽石を混ぜていたことを話してくれたのを覚えています。昔の屋上のコンクリートは軽石と砂とセメントを混ぜていたようですが、砂を抜いて軽石とセメントだけで透水性コンクリートを作ると重さはかなり軽減できるなと考えました。事実、軽石を使用したガーデンクリートの比重は普通コンクリートの半分以下です。そして同じころ、友人から"インドネシアを齧る"という面白い本を紹介してもらい読んでいたところ、インドネシアのジャワ島にある火山Gunung Merapi(インドネシア語で火の山)の山腹では軽石が水を貯水しているという記述がありました。植物が育つには水が保水できる基盤が必要ですね。この二つの出来事が同じころに重なり、緑化コンクリートの素材として軽石を使用しようと思い付いたわけです。窯業系軽量骨材として、パーライトやメサライト(膨張性頁石を焼成して発泡させた軽量骨材)がありますが、軽石は製造エネルギーも火山(地球)が負担してくれたありがたい素材で、まさに自然が生んだ天然軽量骨材です。

 

800px-Blethrow_merapi1[1].jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像                                      (写真引用:Merapi Indonesia  Wikipedia)

ブミはインドの言葉です 2008年06月15日

Bumiは地球、大地を意味するインドのサンスクリット語です。
私が初めてこの言葉に出会ったのは今から25年ほど前、シンガポール、マレーシアで仕事をしていたころでした。当時のマレーシアでは先の首相マハティールさんが首相に就任されたばかりでBumi putra(土地っ子)政策を打ち出してその後のマレーシアの発展の基礎を作られていました。私も彼のランドマーク的なプロジェクトDaya Bumi(大地の力)complexやUMNO Head-quartersの建築に参加させていただきました。Daya Bumi complexは白と黒のコントラストを基調としたアラビア風の美しい建物です。当時はBumiというのはマレー語だと思っていたのですがその後インドネシア語を学んでいたら、語源がサンスクリット語であることがわかりました。インドネシア語はAustronesia(東はイースター島から西はマダガスカルまで広がる南の島々)で語られる言葉を基層に、アラビア、インド、中国の言葉を吸収した奥の深い言葉です。我々の日常生活の中でもサンスクリット語は思いがけないところで使用されています。以前、シンガポールのリトルインディアを歩いていたら、心地よいインドの歌が聞こえてきました。歌のフレーズに時々ナムーナムーという言葉が聞き取れます。音源のCDショップで、その歌のCDを買ったのですが、ジャケットはインドの言葉でどのような内容の歌だかよくわかりません。そこでインドの友人に尋ねてみると、ナムーは神の前でひざまずく言葉だと教えてくれました。その後あるご住職様にお尋ねしたところ、南無とは仏様に叩頭すること(頭を地につけ礼拝すること)と教えていただき、なるほどと思いました。                    南無観世音菩薩...合掌

PICT0309_edited (2).JPG                        Sri Srinivasa Perumal Temple Singapore   Bumicon

ローマンセメント 2008年06月08日

山から採れる石灰石は別名炭酸カルシウムといいます。化学式はCaCO3
これを加熱しますと二酸化炭素が分離して酸化カルシウム(生石灰)CaOになります。
CaCO3⇒加熱⇒CaO+CO2
酸化カルシウム(生石灰)に水を加えると水酸化カルシウム(消石灰)になります。
CaO+H2O=Ca(OH)2
原始時代の人間が石灰石CaCO3の上で焚き火をしたところ、石が割れて生石灰CaOになった。そこに雨H2Oが降ってきて化学反応を起こして消石灰Ca(OH)2となり固まった。これが石灰系セメント誕生のストーリーですね。消石灰に粘りを出すために海藻を使用した糊を加えたのが漆喰です。ローマ時代からフレスコ画の下地として使用されています。古代ローマ人は石灰石に火山灰を加えて漆喰よりも耐候性、強度にすぐれたローマンセメントを発明しました。火山灰の成分はシリカSiO2、アルミナAl2O3などです。今、広く普及しているポルトランドセメントも石灰石にシリカ、アルミナ、鉄などが含まれています。ガーデンクリートは火山が生んだセラミック、軽石に石灰石ベースの凝固材を加えたものでローマンセメントに似ていますね?ローマ帝国はローマンセメントを手に入れた事で帝国の版図を広げる事が出来たとか?現代のローマンセメント"ガーデンクリートを世に広めることで都市の保水性を高めてゆきたいと思います。


Lime_Kiln_1.jpgのサムネール画像                                               Lime Kiln  写真引用Wikipedia

サンゴと石灰 2008年06月01日

石灰岩(炭酸カルシウム)は太古の昔にサンゴや貝殻などが堆積して出来ました。
日本の石灰岩の産地は太平洋岸に多いようですが、太古の昔から海で生成されたサンゴ礁がフィリピンプレートや太平洋プレートに乗って日本にたどりつき、時間をかけて現在の石灰岩になったからでしょう。
神奈川県に連なる丹沢山地はその昔、プレートに乗り北上して日本にぶつかって出来たとのことです。今から600万年ほど昔のことだそうで、丹沢が日本にぶつかった時代、伊豆半島ははるかかなた、今の小笠原諸島の位置にあったとか。                「南の海からきた丹沢」神奈川県立博物館編 有隣新書
地球規模の動きは時間のスケールがとても大きいですね。地球規模で起こっている自然の変化は目先の現象に惑わされることなく大きな時間の流れの中でとらえる視点が必要ですね。
先日、友人に知らせてもらい上野の科学博物館で開催されているダーウィン展を見学してきました。生物の変遷の歴史にはとてつもなく長い時間が費やされていることを感じました。出展されていたシーラカンスのはく製が思いのほか大きくとても素晴らしい展示でした。皆さんもご覧になってみてはいかがですか?

 

M16-朝の海岸_edited (2).jpg                        朝の海岸(マダガスカル)                                          インド洋に浮かぶマダガスカルも太古の昔からのサンゴや貝殻が堆積して隆起した島です。石灰石が溶けて無数の針山のように並んだツィンギが有名ですね。

特許は成功事例の積み重ね、ノウハウは失敗事例の積み重ね 2008年05月25日

先のブログ"トライ&エラー&トライ"の所で、"トライ&エラー&トライで実証型の創造企業を目指すというのが当社の方針です。"と述べましたが、この考え方の基本には、私が特許の指導をいただいている役昌明先生の教えがあります。役先生は特許庁に奉職なされ今はエンテック特許事務所を立ち上げられてご活躍中です。役先生が各地で公演をなされるテーマの一つに"特許は成功事例の積み重ねノウハウは失敗事例の積み重ね"という話があります。ものづくりの本質を的確に述べられた名言です。
製品を作る時に、自然法則に基づいた新規性・進歩性が製品に認められるのが特許です。その新規性・進歩性は数値や言葉で表現され、特許の請求範囲が確定されます。(縄張りみたいなもので、縄の内側が発明者の特許の領域ですね。)そして、数値や言葉で表現された領域は公開されますので、だれもがその特許を知ることが可能です。ところがその発明を公開するまでには、製品開発上の様々な失敗があります。製品開発上の失敗があってこそ新規性・進歩性の領域に辿りつくことができるのです。そして、人には言えない失敗事例が、製造ノウハウとして積み重なってゆきます。昔から"秘伝の巻物"というものがありますがこれがノウハウですね。
当社の特許は天然砂利、軽石とセメントと水で、透水性・保水性のあるコンクリートを製造する技術ですが、実際に製品を製造するときには、特許で公開されている数値と、公開されていないノウハウの積み重ねが組み合わさることで、独創 性のある製品が製造されます。

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ハチドリ クリキンディとアフリカの言葉 2008年05月06日

先の、ブログ"ドライアイランド現象"の中で"当社の商品ガーデンクリートシリーズの役割は都市の保水力を回復させることです。"と述べましたがそれを実行することは並大抵のことではないことは十分承知しています。皆さん、南米に伝わるハチドリ クリキンディの話をご存知ですか?"山火事で森が燃え、多くの動物が逃げ出す中でハチドリ クリキンディだけが小さなくちばしで消火作業をするのですが、それを見て逃げる動物たちが何故そんな事をするのかとクリキンディに尋ねると「私は私にできることをしているだけ。」とクリキンディは答えます。またアフリカに伝わることわざに、"我々が生活している場所は先祖からの遺産ではなく、これから生まれてくる子孫からお借りしているので、大切に引き継がなければならない"といった趣旨の話があります。ここでいう子孫とはこれから生命を受ける、全ての動植物の種のことでして人間はその中の一つの種にしかすぎません。この南米とアフリカに伝わる話を活動のよりどころとして、毎日を少しでも前向きに都市環境の保水性を高めることで自然環境の保護と再生を目指してまいりたいと思います。
 

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ドライアイランド現象 2008年05月03日

 みなさんドライアイランド現象という言葉をお聞きになったことはありますか? 過去100年の間に東京の年平均の相対湿度は78%前後から62%前後に低下しているそうです。("異常気象はこう進む"浅井富雄 著小学館文庫)そして東京の緑化率も20%前後に減少している模様です。
東京の環境はこの100年の間に土や緑地面積が減少し、それに伴い相対湿度も16%ほど低下しました。皆さんご存じのヒートアイランド現象の話によく出てくる東京の平均気温もこの100年の間におよそ3℃ほど上昇しました。(GISS東京の年平均気温の変動 参照)この気候の変化は特に第2次世界大戦後の東京の都市復興期に顕著になりました。東京は焼け野原からの復興期にアスファルトやコンクリートの面積を増やし土や緑の面積を減らしました。都市でアスファルトやコンクリートの面積が増え、土や緑の面積が減少すると都市の保水力は著しく低下します。この保水力の低下が都市の気温の上昇や相対湿度の低下の大きな要因です。
当社の商品ブミコン・ガーデンクリートシリーズの役割は都市の保水力を回復させることです。

 

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