| 自然と文化を形成した水の役割 | 2010年03月07日 |
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軽量緑化基盤ガーデンクリートの上で植物を育てる仕事をしていますが、雨水が生命を維持するのにいかに大切であるかを実感しています。ある本を読んでいて、日本列島に降る雪や雨が日本の風土と自然、そして文化の形成に如何に大きな役割を果たして来たか、簡潔に述べた文章があったのでご紹介します。日本古代政治史を専攻される大山誠一さんがお書きになった「天孫降臨の夢」NHKブックスという本です。その中で大山さんが考古学者である渡辺誠さんの「よみがえる縄文人」学習研究社からの内容を要約されたものですがご参照ください。<縄文時代からの雰囲気を感じる信州の自然 御嶽山と濁川 長野県王滝村>
今から六千年ごろ前の縄文海進(地球の温暖化現象)により、それまで朝鮮半島やサハリンとつながっていた日本列島が大陸から離れ、朝鮮海峡から日本海にとうとうと暖流が流れ込み、その暖流がシベリア寒気団とぶつかり、日本の脊梁山脈に豪雪をもたらすようになった。雪は春に溶け、さらに梅雨があり、秋には台風も来る。こうして年間を通して豊かな清らかな水に恵まれ、温暖化した豊かな森林が成長する。巨大な黒潮のお陰で、外敵もなく、疫病さえ到達できない。そういう平和で豊かな島国が奇跡的に成立したのである。(大山誠一著「天孫降臨の夢」149ページ)
「天孫降臨の夢」の本題では、 我らがヒーロー聖徳太子の伝承が、政治的に作り上げられたイメージであるという説には驚かされましたが、最近の考古学上の発見や、隋書等の日本書紀以外の歴史書との比較を根拠とするその内容には十分納得がゆきます。海外からの歴史情報や、フィールドワークによる考古学の調査情報が豊富に入手できる現代、従来からの凝り固まった歴史の定説に固執することなく、真摯に情報を見つめ直す事で新たな日本の姿が浮かび上がりそうですね。
聖徳太子ゆかりの四天王寺では今でも聖徳太子様への信仰が生きています。大阪市 天王寺区 四天王寺
| 大阪 | 2010年02月21日 |
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久しぶりに大阪を訪れました。大坂のパートナーUさんと豊中市にあるフタイFT社様のご協力をいただき、ペットボトルのキャップで作ったトレーにガーデンクリートを入れたガーデンクリートブロックの製作のデモンストレーションを行いました。
ガーデンクリートブロックは、平常時には公園や校庭などで緑化基盤としてご利用いただけます。 またガーデンクリートブロックは1枚当たり3.3kgと軽く持ち運びが容易なので、災害などの非常時には公園や校庭で防災テントの下に敷くことで、避難される方々を降雨時の土のぬかるみやガラスやコンクリートの破片から守ります。
大坂は父の生まれ故郷です。東京生まれ東京育ちの私ですが、子供のころから私の周りでは父や祖母たちが話す大阪弁が飛び交っていました。夕暮れの梅田界隈を歩いていると、その大阪弁が耳に飛び込んできて懐かしさがこみ上げてきます。味気ない標準語やハギレが良い江戸弁に比べて、大阪弁にはやわらかい抑揚とリズムがあり人懐っこさを感じます。
阪急 梅田駅
阪神タイガーズとお笑いの町大阪?しかし、その薄皮をひと皮をむくと、そこには太閤さんと商人の町、そして宗教の町としての世界が広がっています。逢坂にある一心寺は浄土宗の開祖法然上人が、この地からなにわの海に沈む美しい夕日を見て、庵を開き西方浄土に想いを描いたようです。大阪冬の陣・夏の陣では徳川家康たちが陣を構えたお寺です。一心寺 天王寺区 逢坂
住吉区にある住吉大社はその昔、遣隋使や遣唐使が大陸に向かう時に祈りをささげた神社です。現在、梅田の北ヤードでは大規模な地域再開発が始まっています。そこにアジア太平洋研究所というシンクタンクを設立する構想があるようです。 江戸・東京は黒船来航以来およそ160年にわたり、欧米からの文化や技術を取り込む窓口としての役割を果たしてきました。これからアジア太平洋諸国とのつながりが深まる時代を迎え、再び大坂が大陸や太平洋からの人や情報の集積場所としての役割を果たす日が来るかもしれませんね。
住吉大社 住吉区 住吉
| 都市を緑化する目的は? | 2010年01月24日 |
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1月23日に配信されたYahoo newsによると、都市の芝生緑化が地球温暖化を加速するという記事が載っていました。記事の内容を整理すると芝生が吸収するCo2の量よりも、芝生を手入れするための芝刈り機の燃料に含まれるCo2の排出量や、芝生に撒く肥料に含まれているN2O(一酸化二窒素)の排出量が多いので、温暖化効果が高まるというストーリーです。しかし以前のブログでも述べましたが、都市の温暖化の原因は別の所にあるのではないかと思います。(都市の温暖化と地球の温暖化)
明治神宮外苑の新緑(東京都新宿区)
植物はCo2を吸収するだけでなく、その成長の段階で呼吸を通してCo2を体外に吐き出します。(光合成と芝生の呼吸参照)また枯れた植物が燃えるときもCo2は排出されますし、バクテリアによる無機物への分解を通してもCo2は大気に排出されます。そもそも植物を育てることでCo2が削減されるという考え方が間違っていますね。
権田原坂の新緑(東京都港区)
都市を緑化する目的は、コンクリートやアスファルトに覆われた空間に自然の潤いを取り戻し、保水性を高めることだと思います。緑の空間が増えることで雨水は植物の葉や、植物を支える土などの緑化基盤に保水されます。そして保水された水は葉を通して大気中に蒸散されるのです。 元赤坂迎賓館前の新緑(東京都港区)
ガーデンクリートもコンクリートやアスファルトに覆われた都市で、自然を支える緑化基盤として保水性を高めることで、都市環境の問題であるヒートアイランド現象やドライアイランド現象の低減に役立てたいと思います。
| 地球の歳差運動 | 2010年01月10日 |
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以前,ブログで天女や鳳凰が長い時間をかけて天から地上に舞い降りてきて、再び長い時間をかけて天に昇る話を紹介しました(億劫)。仏教やHinduに伝わる神話です。この正月休みにある本を読んでいたところ、これと似たような話が古代エジプトにも伝わっていました。「創世の守護神」(ハンコック・ボーヴァル共著 小学館文庫)エジプトでは不死鳥フェニックスが火の中からよみがえり天に昇り、長い年月をかけて再び地球に回帰するストーリーです。
Quwwat-ul-Islam Masjid(破壊したHindu寺院の石材を利用したインド最初のイスラム寺院です。)New Delhi India
神話として伝わってきたこのような自然現象を科学的に表現すると,地球の歳差運動という言葉になります。歳差運動は、地球の自転軸がコマの首振り運動のように回転するために、春分点・秋分点が、長い年月をかけて、黄道に沿って少しずつ西に向かって移動する現象です。この歳差運動の影響で地球から見て、黄道上にある12の星座がおよそ26000年かけて、黄道を一回りして来るように見えます。現代の地球では、春分の日の夜明けに太陽が昇る方角は魚座から水がめ座にかけてのあたりですが、13000年前の春分の日に太陽が昇る場所はおとめ座から獅子座にかけてのあたりでした。
ライオン像 香港上海銀行 香港本店 Hong Kong
黄道は天の赤道に対して約23.4度傾斜していています。今からおよそ13000年ほど前の春分の日、獅子座周辺の方角から太陽は昇りました。この時、黄道と天の赤道が接する春分点に獅子座の周辺はありました。それからおよそ6500年ほど前の春分の朝、太陽の昇る方角は雄牛座周辺に移りました。その時獅子座は夏至点にありました。さらに6500年ほど経過した現代、春分の朝、魚座から水がめ座にかけてのあたりに太陽が昇り、獅子座は再び天の赤道(秋分点)に接近してきました。
富の象徴 ゼブ牛 Madagascar
地球の歳差運動は様々な要因が絡み合っていて理解するのが難しいのですが、獅子座は約13000年かけて西に向かって黄道を回ってきました。これから数百年後に、獅子座はおとめ座に変わり秋分点に入ります。そしてさらに約13000年かけて、獅子座は冬至点を経て再び春分点に向けて天を駆け巡ります。地球の自転軸が揺れ動くことが原因で、天空の無数の星々が法則性を持って動いているように見える現象を、古代の人々は天女や鳳凰、不死鳥が地上に舞い降り、再び舞い上がる姿に喩えたのでしょうね。
Raffles Hotel Singapore
| コンクリートから人へ、そしてガーデンクリートへ | 2009年12月06日 |
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「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズが広まる中で、コンクリートが悪役を引き受けているようですが、コンクリートは悪くありません。コンクリートは砂利と砂がセメントやアスファルトなどのバインダーで固められ愚直に自分の役割を果たしているのです。ヒト社会はこの自然からの恵みを利用して社会基盤を作ってきました。コンクリートは我々の生活を毎日支えてくれているのです。反省すべきは私を含めて戦後の高度成長期に社会基盤を作り、そのうえで快適な生活を享受してきたヒトにあると思います。特に社会が必要とする需要以上の無駄な社会基盤を作る仕事に群がった人々は大いに反省すべきですね。
明治神宮外苑の絵画館前には、わが国最古の車道用のアスファルト舗装が今も残っています。大正15年(1926年)1月に完成しました。アスファルトはなんと秋田県豊川産の国産品が使用されています。 国産の石油製品はとても珍しいですね。一方、セメントの原料である石灰石は日本列島の太平洋岸を中心に豊富に蓄えられてきました。
浅草の浅草寺様の境内はブミコンで舗装させていただいています。それまで砂利舗装であった境内は、ブミコン舗装をすることで雨の日でも水がたまらず、多くの人が歩きやすくなりました。
ガーデンクリートは屋上はもちろんのこと、接道のアスファルトやコンクリートの上で植物を育てることができる軽量緑化基盤としてご利用いただけます。都市を覆うコンクリートやアスファルト舗装の中で、透水性が求められる場所はブミコン・ガーデンクリートで、また緑化が求められる場所はガーデンクリート都市緑化システムで保水性を高めたり緑化することで、ヒトはもちろんのこと植物や生物が過ごしやすい自然環境を再生してゆきたいですね。
事務所の近くの新宿通りから新宿駅方面を見た風景ですが、都心の街並みはどこも似通った雰囲気を感じます。都市をコンクリートで覆う仕事の一翼を担ってきたものとして、これからはガーデンクリートでこの街並みに植物を育て、色彩と潤いを取り戻したいと思います。
| 東京の香り・日本の香り? | 2009年11月29日 |
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JR山手線原宿駅は神宮の木立に囲まれて、新鮮な空気の香りが漂っています。特に夜、電車から外に出たときに空気の違いを感じます。もしかすると、夜になり木々の光合成が始まり、炭水化物を作るときに発生する新鮮な水分や酸素が、木々の葉から降りてくるからでしょうか?ちょっと考えすぎかもしれませんが、原宿駅は都心で空気の違いを感じることができる駅です。
駅のプラットホームには、明治天皇と昭憲皇太后が詠まれた四季折々の歌が掲示されています。和歌の素養のない私にとり、歌の意味はわかったようなわからないような感じですが、すがすがしい空気の中で、日本の香りに触れたような気分になります。
先日、フランスのトゥルーズ・キャピトル国立管弦楽団とドイツのバイエルン放送交響楽団の演奏を聞きました。(サントリーホール港区)オーケストラの世界もグローバルスタンダード化が進み、演奏のレベルは上っているようでが、国や都市に根づいた個性ある響きは薄れていると言われます。しかし今回二つのオーケストラを聴いてみて、やはりフランスのオーケストラは、木管や金管の個人技に優れ、明るく美しいラテンの響きを醸し出していましたし、ドイツのオーケストラはズッシリとした弦の響きに支えられながら、迫力ある演奏をゆとりを持ってドライヴして、ゲルマンの底力を感じました。次はわが町、江戸・東京のオーケストラがどのような響きを醸し出すのか、じっくりと聴いてみたいですね。
Symphonieorchester Bayerischen Rundfunks (BR-online)
| Garden City | 2009年10月18日 |
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シンガポールでガーデンクリートのデモンストレーションをしてきました。太陽光が強く激しい雨に見舞われるこの地では、ヤシの繊維や軽量土壌で作られた緑化基盤は、紫外線による劣化や土壌の流出にさらされているようです。軽石と石灰系の固化材で出来ているガーデンクリートは、耐候性が強く、土壌の流出がなく、植物の根がガーデンクリートに活着することが評価されました。
Garden Cityシンガポールで生まれたガーデンクリートの卵が東京で孵化して再びGarden Cityに戻ってきたような気がします。デモンストレーションに当たっては、長年のパートナーであるZenecon.Pte.Ltdとデモンストレーションの機会を提供してくださったNyee Phoe Flower Garden Pte Ltdに心から感謝いたします。 シンガポールではこれから2030年に向けて建物の80%を緑化しようという壮大な計画があります。
今回の訪問で感銘を受けた場所にMarina Barrage(堰)があります。平坦な地形のシンガポールでは激しいスコールと満潮の時間が重なると、町を流れるSingapore Liverや運河から水があふれて洪水になることがありました。またシンガポールでは年間2000mmを超える降雨量があるにもかかわらず、この雨水を効率よく貯留することができずに、水をマレーシアから購入してきました。Marina Barrageが海を堰き止めて海水と真水が混ざり合うことが無くなり、雨水を貯留できるようになりました。水が貴重な国のスケールの大きなプロジェクトですね。シンガポールとほぼ同じ面積である東京23区では、雨に恵まれた気候のおかげなのでしょうか、かなりの量の雨水が貯留されることなく海に流れているようです。これでよろしいのでしょうか? (雨の恵み2)
| 光合成と芝生の呼吸 | 2009年10月04日 |
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光合成は光合成色素(葉緑素)を持つ植物が行う生化学反応のことです。太陽の光エネルギーを化学エネルギーに変換す化学反応のことで、この化学エネルギーを使って、水と空気中の二酸化炭素から炭水化物を合成します。6CO2 + 12H2O → C6H12O6 + 6H2O + 6O2
また植物の呼吸とは、植物の細胞が酸素を用いて、植物を構成する炭水化物(C6H12O6 )を分解・消費して、二酸化炭素を放出する生化学反応だそうです。C6H12O6 + 6O2 →6CO2 +6H2O Botanic Garden Singapore
光合成で出来た炭水化物を利用して植物は生長しますが、出来た炭水化物の量と、植物の呼吸により消費される炭水化物の量のバランスが植物の葉や茎、根の成長に影響を与えます。また植物の呼吸速度は温度に比例するそうです。そして植物の呼吸活性は、同じ温度では熱帯性の植物より温帯性植物のほうが高いそうです。日本の夏の気候では寒冷地型芝草であるケンタッキーブルーグラスなどの西洋芝のほうが、暖地型芝草である高麗芝よりも呼吸活性が高く、炭水化物の消費が多いので、葉の成長があまり進まないのでしょうね。
夏の同じ時期に切り出したケンタッキーブルーグラスをホテルの屋上と事務所のベランダで育てています。真夏の東京の屋上では、スプリンクラーによる灌水とガーデンクリートの通気性で芝生は枯れることはありませんが、葉の成長はあまり活発ではありません。北極圏に生息する白クマが東京で、暑さに喘ぎながら夏を過ごすようなものですね。
一方、風通しがよく午後の西日が適度に当たる事務所のベランダでは、ケンタッキーブルーグラスはよく成長しています。これから秋が深まり気温が下がると植物の呼吸速度も下がり、光合成による炭水化物の合成量が呼吸活性による消費量を上回り、屋上でも芝生の成長は活発になるのでしょうね。
校庭芝生リーダー養成講座テキスト(特定非営利活動法人21世紀校庭緑化研究会 編集)参照
| 緑のオアシス | 2009年09月20日 |
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新宿事務所のベランダでケンタッキーブルーグラスを育てています。青海事務所では室内で芝生とヤシなど観葉植物でオアシスを作りましたが、新宿事務所は屋外に芝生のじゅうたんを敷き詰めた緑のオアシスです。
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西向きのベランダでは午後になると明るい日差しが芝生を照らし、水のじゅうたん方式の灌水が適度な水で芝生を潤します。そしてガーデンクリートの緑化基盤が芝生の下で通気性を保ち、芝生は元気に育っています。
水のじゅうたん方式の灌水なので、ベランダが濡れることなくドレインに余分な水が流れ込むこともありません。伸びた芝はハサミで刈り込みます。
ピラミッドがあるサハラ砂漠の気候がまだ湿潤で緑に覆われていた時代、ライオンも元気に草原を駆けまわっていたのではないでしょうか?コンクリートとアスファルトに覆われた東京の環境は砂漠に似たところがありそうです。様々な場所に緑を張り巡らすことで、都会の砂漠にオアシスの潤いを甦らせたいですね!
| 東京23区 | 2009年09月06日 |
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当社で開発した透水性・保水性コンクリート「ブミコン・ガーデンクリート」の役割は都市の透水性・保水性を回復することです。東京都23区の面積は約62,000ヘクタールです。 23区の緑面積と公園・緑地面積の合計が約22,000ヘクタール、残りの約40,000ヘクタールは都市化された面積です。(雨の恵み2)東京23区の約36%が緑地・公園等の自然環境で残りの64%が都市化に伴うの構築物や舗装面積と考えられます。東京23区は都市化に伴い、人口や都市交通・自動車等の輸送手段も増え、その結果として100年の間に、平均気温はおよそ3度上昇し湿度は約16%減少しているようです。(ドライアイランド現象)
東京は年間降水量1466.7mmという雨の恵みを受けています。豊富な雨水は日本の貴重な天然資源です。この雨水をいかに地下に透水したり地表に保水させるか?ハチドリ・クリキンディの気持ちになってブミコン・ガーデンクリートで都市の保水性を回復させることを目指したいと思います。砂漠の都会をオアシスに!
浅草寺様の境内もブミコンの舗装をして1年が経過しました。(台風接近中8月31日午後撮影)
| 国立公園 | 2009年08月16日 |
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先週のブログでお話しました地熱発電は、火山国日本の地の利を活かせる有望な代替エネルギーです。その仕組みは、地下数キロの深さにあるマグマだまりの熱エネルギーから発せられた蒸気を使ってタービンを回し発電するもので、日本のいたるところで発電所を作ることが出来るそうです。そして、この地熱エネルギーを活用できる土地の80%が国立公園や温泉地にあるそうです。 (本当のエネルギー問題 池田清彦著 KKベストセラーズ)
地熱エネルギーが普及するには、国立公園の自然保護法や国有林(農水省管理)等の様々な法の網と折り合いをつけなければなりません。合理的な見方に立てば、これから海外からの石油エネルギーの調達に限界があるのであれば、日本国内で調達できる地熱エネルギーを有効に活用すべきだという結論が引き出されます。一方、博愛的な見方に立つと自然は保護しなければならないという意見になるでしょう。そこに木材としての利用や、温泉を観光資源として利用しようという人間の思惑が絡み合って、地熱エネルギーの普及に重たい網がかかっているようです。
浄土平 磐梯朝日国立公園
美しい日本の自然は地球からの贈り物です。これを次の世代に引き継いでゆくのが我々の役目であることは間違いありませんが 先のブログで日本の森林面積は、この50年の間に数字上は増えていることを紹介しました。日本国内で使用されることを目的に植林された木材(針葉樹)が使われることなく、ある時期から海外から木材が輸入されるようになり国産の木材の需要は落ち、森林は放置され日本の森は荒れました。人の国の自然を奪いながら、自国の環境を守る事は出来ません。自然の中で生きる人々は、自分たちの暮らしに必要なだけのエネルギーを自然から摂取して生きてきました。 昨今よく聞かれる「地産・池消」(地域生産・地域消費)につながる生活習慣です。 弥六沼から見た磐梯山
森は水力、地熱等、資源の宝庫です。次世代の日本人のエネルギー資源を確保するためにも、森を丁寧に手入れして、つまらぬ利権に縛られたり、新たに利権を生むことなく、きめ細かく活用することが必要ではないでしょうか?何度も繰り返しますが、石油エネルギーに先が見え、地球規模で人口が増加している中、海外を当てにしたエネルギー、食料の調達は厳しさを増すでしょう。まだ日本に活力があるうちに、エネルギーや食料の自給できる社会システムの構築を目指し英知を結集してゆかなければ!
五色沼 磐梯高原
| ホーム&アウェイ | 2009年08月09日 |
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先週のブログでスペインの風車をご紹介しました。英語名windmil。.風力を利用した小麦粉を挽く装置です。ヨーロッパの広々とした平原と台風などの影響の少ない気候のもとで培われた技術が、風力発電として現代社会で実を結びました。風力発電はヨーロッパの風土が作り上げた発電システムです。 写真引用 Wikipedia
風車と同じように自然エネルギーを利用した装置に水車があります。お米の脱穀などに使用された日本人にとってもなじみが深い動力ですね。水力は日本の狭い国土、山から海までの距離が短く高低差が大きい地形と豊富な雨に恵まれた気候が生んだ天然資源です。水位の差を利用した水車発電はエネルギーが減衰することがありません。ホームグラウンドの風土に適したエネルギーです。
最近、風力発電システムが日本の各地で採用されていますが、塔が強風で折れたり民家の近くでは低周波音?による健康被害などの問題も起き始めました。ヨーロッパの地形や気候に適した風力発電が日本の地形や気候で稼働するのは、ヨーロッパのサッカーチームがアウェイの地で戦うようなものですね?
火山国日本が誇る自然エネルギーとして地熱エネルギーを忘れることはできません。ホームで戦う日本チームの強力なメンバーです。世界中でエネルギーの争奪戦が始まった今、これからも日本が快適な生活水準を維持してゆくには、水力、地熱、そして海洋といった日本の強みを最大限に活かしたエネルギーシステムを作り上げて行くことです! 磐梯山(裏磐梯高原から望む。)
| アルハンブラ宮殿の空中庭園 | 2009年08月02日 |
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水は地球の引力の影響で高い所から低い所に流れます。スペインはグラナダにあるアルハンブラ宮殿の空中庭園では、宮殿の南東のシェラネバタ山脈を水源とする水脈と、宮殿の水位の差から生まれる水圧を利用して水が庭園をめぐっています。アルハンブラ宮殿の空中庭園には、砂漠の地からやって来たアラビア人の水と緑への愛着と英知が感じられますね。 アルハンブラ宮殿のライオンの中庭 写真引用:Wikipedia
大田区産業プラザPIOの屋上にあるアイチャックガーデンでは、アルハンブラ宮殿の空中庭園と同じ原理が使われています。アイチャックガーデンでは、雨水の貯留タンクから灌水パイプを通して、水が芝生にまんべんなく行き渡りますが、この仕組みに水位の差を利用した一工夫があります。
渋谷にありますスペイン料理店エル・カステリャーノでは、店主のビセンテ・ガルシアさんと息子さんのヴィクトル君のもてなしで美味しい料理が楽しめます。季節の食材を活かしたカステーリャ地方の家庭料理やパエリヤが素晴らしい!お米を使うパエリヤもアラビア人がもたらしたアジア・アフリカからの贈り物です?
店の名前「エル・カステリャーノ」は歴史的な地名です。別名ラ・マンチャ。ラ・マンチャはアラビア語で「乾いた土地」。風が強く、ドンキホーテの時代から風車が活躍しています。 写真引用:Wikipedia
| 地球からの贈り物 | 2009年07月12日 |
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東京ディズニーシーのセンター・オブ・ジ・アースに乗ってきました。ジュール・ベルヌの代表作「地底旅行」をモチーフにしたアトラクションで、地底走行車でプロメテウス火山の中に広がる世界を探検します。途中、ラーバモンスター(Lava Monster)に追いかけられ、噴火口から飛び出す瞬間は最高の気分です?Lavaは溶岩、火口から流れ出す物質を意味する言葉です。火山から噴出するのは溶岩だけではありません。空中に高く舞い上がる火山灰や軽石も地球から飛び出してきた自然の恵みです。軽石はインドネシア語でBatu Apung(浮き石)。水に浮くほど軽い石を人間が作るには、真珠岩や黒曜石といった、水分を含んだガラス質の石を、高温で焼成しなければ出来ません。その工程はトウモロコシを加熱発泡させてポップコーンを作るのに似ています。軽石は火山が作るポップコーン、まさに地球からの贈り物ですね。
インドネシアの火山 Bromo (East Java) Wikipedia 引用
東京ディズニーシーの入り口では美しい地球が出迎えてくれます。
| 地球寒冷化? | 2009年07月05日 |
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朝日新聞の夕刊に「弱る太陽200年ぶり水準?」という記事が載っていました。(夕刊6月1日 インターネット6月3日)新聞の見出しには「黒点減少ミニ氷河期前兆?」となっていましたが、地球温暖化の論調を推し進めるマスコミが、地球寒冷化の記事を一面のトップに持ってきた編集を評価したいですね。人間によるCo2の排出量の増加が地球温暖化の大きな原因であるというのがのが世間一般の風潮ですが、これから地球が寒冷化に向かうとしたら、Co2の排出量をもっと増やせという風潮になるのでしょうか?11世紀初頭、ヨーロッパの気候が温暖化であった時代、人々は比較的豊かな暮らしをしていたようです。それが新聞の記事にもあるように17世紀から18世紀にかけてのヨーロッパはミニ氷河期を迎え、厳しい自然環境だったようです。「二酸化炭素は魔女じゃない!」 ケアンズの熱帯雨林 オーストラリア
地球温暖化の原因を人間が排出するCo2の増加のせいにするのは無理があると思います。大自然の営みのスケールは途方もなく大きいのです。 「地球の呼吸」 我々が Co2の排出量を抑えなければいけない本当の理由は、人類による石油の消費量が増え続ける中で、地球に埋蔵されている石油資源の埋蔵量に先が見えて来た現実にあるのではないでしょうか。 「石油ピークアウト」 冬のウィーン オーストリア
私は無駄なCo2の排出量をを削減しましょうという社会運動を否定はしませんが、それより優先しなければならない事があると思います。それは、地球が温暖化しようが、寒冷化しようが、これから先の地球では、石油に依存したエネルギーや食料の生産・分配システムを維持するには限界があることを見極めることです。この問題の解決のために「ヒト、モノ、カネを集中させて新たなエネルギーや食糧生産のシステムを創る事を最優先にすることが必要だ。」と指摘なさる先生方がいらっしゃいますが私も同感です。 「ほんとうのエネルギー問題」池田清彦著KKベストセラーズ
| ルネサンス | 2009年05月24日 |
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新しい事務所の建物の名前はルネ御苑プラザといいます。ルネのゆわれはルネサンスだそうです。ルネサンスは再生。14世紀にイタリアから始まり、古代ローマ、ギリシアの文明・文化を復興させて新たな文明・文化が生まれました。ローマンセメントもローマ帝国の終焉とともに深い眠りにつきましたが18世紀の終わりに、英国の聖職者James Parkerによって蘇りました。なぜ英国国教会の牧師さんがローマンセメントを復活させて特許を取得したのか?興味深い話です。
香港島にあるSt.John's Cathedralは典型的な英国国教会(Anglican Church)の教会ですが、南国の建物らしく天井から木製の扇風機が まわりコロニアルlな雰囲気が漂っています。St.John's Cathedral Hong Kong
ハノイ大教会St.Joseph Cathedralはゴシック調の教会です。中世以降のヨーロッパの建物は,ゴシック建築を始めとして組積造の技術が広く普及しました。ローマンセメントのノウハウも石積み職人(メーソンリー)により面々と受け継がれて来たのが、18世紀の末にイギリス人の牧師さんによって特許として世に公開されたのではないかと思います?St.Joseph Cathedral Hanoi Vietnam
| ROMACON & BUMICON | 2009年04月26日 |
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ローマ帝国時代に使用されていたローマンコンクリートのサイトを見つけました。ローマンコンクリートは消石灰(水酸化カルシウム )に火山灰(Pozzolana)を加えてモルタルを作り、そこに砂利を加えてコンクリートを作ります。いつもながら感心するのですが、古代ローマ人の素晴らしいところは建物の場所により混ぜる砂利の種類を使い分けている事です。ローマにパンテオン(Pantheon)という建物がありますが、建物の上のドームは建物にかかる荷重を軽くするために砂利として軽石と凝灰岩を使用しています。その比重は1350kg/m3です。建物の基礎の部分は玄武岩の砂利を使用して比重は2200kg/m3とどっしりした重みです。天然砂利を使用した透水性コンクリート"ブミコン"(Bumicon)の比重は2000kg/m3,軽石を使用した緑化コンクリート"ガーデンクリート"の保水した比重が1200kg/m3でどこか似ていますね。パンテオンには古代ローマの神々が祭られているそうですが、ブミ(地球)の語源のサンスクリットはヒンドゥの神々の言葉です。ローマンコンクリートRomaconも地球コンクリートBumiconも古代の神々にご縁がありそうです!ちなみに、現代のイタリアでもROMACONS という名前でローマンコンクリートを復元させるプロジェクトが行われているようです。
パンテオン 写真引用 Wikipedia
Sri Thandayuthapani Temple Singapore
| 石油 Peak Out! | 2009年04月19日 |
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人類が消費してきた石油の累積生産量が近い将来、埋蔵量(これから開発される見込みの石油埋蔵量と、すでに開発された石油埋蔵量の合計)の半分を超えるpeak out の時期を迎えようとしているようです。地球最後のオイルショック」デヴィット・ストローン著(新潮選書)今、我々が直面している課題は石油の埋蔵量に先が見えてきた現実と向かい合い、これから如何に地球と折り合いをつけて行くかということですね。とても重たい課題ですが次の世代のためにも克服しなければ!石油を消費する社会システムは人類が築き上げた文明です。やがて訪れる石油のピークアウトに向けてどのように活路を開くかは人類に課せられた大きなテーマです。私も微力ですが企業理念をよりどころにして、できる限り自然素材と自然エネルギーを活用しながら都市の保水性を高めることで、ヒートアイランド現象やドライアイランド現象の緩和と都市の緑化に寄与したいと思います。
| 二酸化炭素は魔女じゃない! | 2009年04月05日 |
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| Pozzuoli | 2009年03月29日 |
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イタリアのナポリの西にポゾリPozzuoliという海辺の町があります。今から2000年ほど前にヴェスヴィオ火山の噴火で噴出した火山灰がこの町にも降り注ぎました。古代ローマ人の素晴らしいところは、この火山灰(Pozzolana)を石灰(水酸化カルシウム)に混ぜると、石灰の強度が増すことを発見して利用した事です。ローマンセメントの誕生ですね。火山灰に含まれるシリカとアルミナが水酸化カルシウムと反応する現象を、この町の名前にちなんでポゾラン反応と呼びます。シリカ(SiO2)やアルミナ(Al2O2)が水酸化カルシウムCa(OH)2と反応してカルシウムシリケート水和物を生成する化学反応です。ガーデンクリートに使用する軽石にもシリカやアルミナがたっぷりと含まれていています。ガーデンクリートは天然素材の化学反応を利用して強度を増す、自然法則の理にかなった製品です。
| 神宮のクスノキ | 2009年03月22日 |
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久しぶりに神宮の森を散歩しました。今の季節、外苑のイチョウ並木や表参道のケヤキ並木はまだ落葉中ですが、神宮の森はクスノキなどの常緑落葉樹が緑を保っています。クスノキ(楠)は字を見ての通り南の木です。遠い昔、南の国から渡って来たんでしょうね。太い幹がずっしりと伸びて葉がこんもりと茂り、見ていて清々しい木です。この時期、神宮の森は花粉の心配をせずに心地よく木々の香りを楽しむことが出来て気分も爽快です。
| 森の主役交代! | 2009年03月01日 |
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この50年の間に日本の森の主役は広葉樹林から針葉樹林に交代したようです。1960年に1,394万ヘクタールあった広葉樹林は2000年には1,108万ヘクタールに減少しました。一方の針葉樹林は936万ヘクターであったのが2000年には1,259万ヘクタールに増加しました。この間、天然林としての広葉樹林も針葉樹林も減少しましたが、針葉樹の人工林(人間の手による植林)が585万ヘクタールから1,012万ヘクタールと倍増したのが大きな要因です。そして広葉樹林と針葉樹林を合わせた面積は2,330万ヘクタールから2,366万ヘクタールとわずかながら増えています。(理科年表参考)この数字から二つのことが読み取れます。そのひとつは、今の季節になると猛威をふるうスギ花粉の大発生です。そしてもう一つのストーリーはわれわれ日本人が消費する目的で植林してきた針葉樹林がうまく活用されることなく、南洋(特にフィリピン、マレーシア、インドネシア)から大量の木材を切り出して日本国内で消費し続けたことでしょうね。おかげでフィリピン、ボルネオの森はかなり消失されました。50年の間に日本の国土の森が消失されることなく、わずかながら増えているこの数値を見て、フィリピンやインドネシア、マレーシアの人はどう思うことでしょうか?
シンガポールの植物園で見かけたカポックの木です。未来に残すべき自然環境遺産ですね。
| 雨の恵み2 | 2009年02月08日 |
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東京都の面積が220,000ヘクタール、23区が62,122ヘクタールです。そして23区の緑面積がおよそ18,015ヘクタール,公園・緑地面積が4,100ヘクタールといわれています。ここでちょっと荒っぽい試算をしますが、23区の緑面積と公園・緑地面積以外の面積約40,000ヘクタール(62,122-18,015-4,100=40,000)がアスファルトやコンクリート等に覆われていて、雨水を地面に保水、浸透できずに、排水溝などを伝わって河川や海に流出すると仮定すると、その年間水量は約580,000,000㎥となります。(1466.7mm x 40,000ヘクタール)東京都の小河内ダムの有効貯水量が185,400,000㎥ですので23区に降った雨水が河川や海に流れ込む量は、小河内ダム約3杯分になる計算です。(580,000,000㎥÷185,400,000㎥=3.1)また30万トンタンカーに水を乗せるとタンカー約2,070隻分(580,000,000㎥÷280,000㎥=2,070)に相当します。
雨の日の浅草寺様境内 浅草寺様の境内にはおよそ4,000㎡のブミコンが舗装されています。境内全体のブミコンの保水量が約70,000リットル。1平方メートル当たりに換算すると約17.5mmの雨水を保水します。東京都内23区の都市化された面積約40,000ヘクタールをブミコンやガーデンクリートライトで10cm舗装すると、およそ10,000,000㎥(小河内ダムの有効貯水量の5.4%、30万トンタンカー36隻分)の水が保水できる計算です。
| 雨の恵み | 2009年02月01日 |
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東京の年間降水量は1466.7mm。世界の主な都市の年間降水量は,北京575.2mm,シンガポール2087.1mm,ニューデリー779.1mm,モスクワ705.1mm,カイロ26.7mm,ローマ778.3mm,ロンドン750.6mm,ニューヨーク1122.8mm,シカゴ930.8mm,サンフランシスコ500.9mmといったところです。(理科年表参照)熱帯のシンガポールの降雨量が多いのは別として、東京の降雨量が他の都市と比べて多いことがわかります。日本が豊富な雨の恵みを享受できるのは、地球の中緯度高圧帯(亜熱帯高圧帯)を西から東に向けて流れる偏西風が、ヒマラヤ山脈で北ルート南ルートに二分される気流と、日本を囲む大陸と海が生み出す気候のバランスの上に日本列島があるからだそうです。
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New Delhi India インドの北西部にあるニューデリーは、中央アジア高原への入り口への雰囲気が漂う街です。訪れたのが3月初旬だったので気温はまだ穏やかで、空気は乾燥して清々しい気候でしたが、埃っぽかったことを覚えています。
Little India Singapore 熱帯の国シンガポールは、湿気をたっぷり含んだ厚ぼったい空気に包まれていて、どこからともなく甘い香りが漂う南洋のGarden Cityです。
| 黒船効果 | 2009年01月25日 |
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先のブログで東京湾の海進と海退のお話をしましたが、今から20,000年前に東京湾を埋め尽くしていた土地が、今から6,500年ほど前には、埼玉県栗橋町の利根川まで後退したとは、温暖化による海面上昇のダイナミズムを感じます。最近では人間による二酸化炭素の排出量の増加が地球温暖化をもたらし海面を上昇させて、陸地の一部が沈むといったような話が聞かれます。でも当時の我々のご先祖様たちは,槍をもって野山を駆け巡っていたはずなので,彼らが出す二酸化炭素の量は大したことはなかったでしょうね。それなのにこれほどのスケールで温暖化が進んだ背景には、二酸化炭素以外にも太陽の黒点活動、地軸の振れによる歳差運動など様々な温暖化をもたらす要因があったと思われます。人間による二酸化炭素の排出量の増加が地球温暖化の主要因であるという説は、20年ほど前に欧米の一部の学者の意見が報告されたのがきっかけのようです。人間社会の営みが排出する二酸化炭素の増加だけで,地球温暖化の傾向を結論ずけるのは疑問です。海外からの情報を鵜呑みにするだけでなく、もっと広い視野に立ち自然のダイナミズムを検討評価できる,ふところの広い社会でありたいですね。 「日本人はなぜ環境問題にだまされるのか」武田邦彦著PHP新書参照
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皆さんは黒船効果という言葉をお聞きになったことがありますか?日本から海外に渡ったものが海外で評価され、それが日本で再評価される現象です。例えば陶磁器の包装用紙として海外に渡った浮世絵がいい例ですね。この背景には,日本人の海外(特に欧米)の文化文明に対する畏敬の念とコンプレックスがあったと思います。維新から140年が経過して、西洋の文化文明の恩恵を受けながら、江戸時代から続く日本の文化文明と融合させて今の社会が築かれてきました。これからは、いつまでも西洋におもねることなく自信を持って日本の意見を主張し、東洋、南洋、そして北洋の文化文明とも向かい合う気概を持ちたいですね。
東京湾に浮かぶ台場砲台跡 台場は1853年に浦賀に来航したペリー艦隊に脅威を感じた幕府が、東京湾に築いた海上砲台です。まさに黒船効果第1号の作品です!
| 江戸東京湾の海進と海退 | 2009年01月18日 |
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先のブログで玉川上水の話をしましたが両国にある江戸東京博物館に行くと,江戸の町で使われていた上水井戸の木桶や木樋が見られるという話を教えていただき行ってきました。汐留の大名屋敷跡から発掘された実物が展示されていましたが、都市と建物の緑化システムを開発している者として、江戸の町に水の給水網を張り巡らせた当時の技術者と、施工に携わった人々の技術と忍耐力に敬服します。同じフロアーに、今から13万年ほど前から現代までの東京湾の変遷を説明した展示がありましたがこれも勉強になりました。13万年前の東京は23区はすべて海の底で、西東京あたりに浜辺があったようです。房総半島もありません。その後、東京は氷河期を迎えて2万年前には最も水位が低下して、東京湾の底が地表に現れました。それから6,500年ほど前にかけて水位は再び上昇して、東京湾の奥は埼玉県の栗橋町のあたりまで広がったようです(縄文海進)。その後、海進も止まり利根川から運ばれた土砂などで、関東平野が形成されたとの事です。そして江戸時代になると、当時の江戸城の前にあった浜辺の埋め立てが始まり今日に至っています。築地は、まさに地が築かれたところですね。私が住んでいる東京も13万年という大きな時間の流れの中で、水位の上昇と下降による海進、海退という自然現象のダイナミックな変化の中に巻き込まれていることが良くわかります。
台場公園から見た東京湾
レインボーブリッジから眺めた東京湾
レインボーブリッジからは今も続く埋め立て工事の様子がよく見えます。
| 坂の上の網 | 2009年01月11日 |
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昨年の暮,来日したシモン・ボリバル・ユースオーケストラ・オブ・ベネズエラ(Simon Bolivar Youth Orchestra of Venezuela)のコンサートに行きました。創設者のホセ・アントニオ・アブレウ博士の"貧しくても音楽を学びたい子供たちに、わけ隔てなく楽器を与え集団で練習することで団結と規律の精神を養い、若い演奏家を育て演奏の場を作る。"という理念のもと、音楽教育のエル・システマはベネズエラにしっかりと根付き豊かに実ったようです。若者たちの演奏技術も一流ですが、音楽の楽しさを伝えようとする 気持ちが、彼らの目の輝きとともに伝わって来て感動しました。この若者達の生き生きとした表情を見て、ふと司馬遼太郎の「坂の上の雲」を思い出しました。この小説に描かれている若者たちは、新しい国家を作るために時代を駆け抜けて行きましたが、彼らが活躍した時代、坂の上には青空にポッカリ浮かぶ白い雲を見ることができる社会の雰囲気があったのでしょうね。維新から140年を経過した現代、新国家の形成と発展のために張り巡らされて来た様々な制度やしきたりの網は、平成の坂の上に重くのしかかっているようです。その中には、これからの社会を築いてゆくのに役割を終えた制度やしきたりの網が無数にあるようです。
京王井の頭線の渋谷駅改札口前には、岡本太郎作のとてつもなく大きな壁画「明日の神話」があります。岡本画伯がメキシコで制作されたものだそうですが、一人でこの大作をお描きになったとは、まさに"芸術は爆発だ!"の気迫が迫ってきます。この絵を見て我々も岡本画伯の元気をいただき、青年諸君から中年、壮年の皆さんまでが連携して、今の社会を覆っている役割を終えた様々な網を整理して、次代の若者たちが再び坂の上の青空に浮かぶ雲が眺められる社会を作ろうではありませんか!
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コンサートが終わり席を立つときに、私の後ろの席で演奏を聴かれていたアブレウ博士にBravo!と声をかけたところ、にっこりと笑いながら会釈して下さいました。(当日の演奏会の模様は2月20日の夜、NHK教育テレビで放送されるそうです。是非ご覧ください!)
| 人間力による雇用の創造 2 | 2009年01月07日 |
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ガーデンクリートは、透水性、通気性、保水性、軽量性のある環境基盤材です。これからは,機械力を利用しながらも時間軸を長くとり、人間力を活用した環境基盤を創る製法を開発して行こうと思います。具体的には,ガーデンクリートの素材である石灰系の凝固材、天然砂利、軽石は従来の手法で機械力のメリットを発揮して、経済的な費用で製造し需要地まで運んでもらいます。これから先、素材を加工して仕上げる工程で、人間力をフルに活用する仕組みです。より多くの人々に参加してもらえるような製造の仕組みを創るのが課題です。それには私が今まで取り組んできた建築材料の製法、お菓子や食品の製造に似た製法にヒントがあるようです。多くの人が職を求めている今、時間軸を活用して機械力に勝る人間力の緻密性、柔軟な対応力を発揮した製品を開発して、お客様に届けるビジネスモデルを確立したいと思います。
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| 人間力による雇用の創造 | 2009年01月01日 |
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江戸・東京の代表的な土木事業として玉川上水があります。江戸時代の初期1652年に工事が始まりました。東京都羽村市にある多摩川の取水堰を水源として新宿四谷の大木戸までの43km、高低差100メートルを露天掘りした上水道を、大木戸の水番所から木樋、石樋で地下水道を通して江戸市中へ給水したプロジェクトです。今から300年以上も前の土木工事ですので、人間の持つ能力を発揮した技術が使用されたようです。例えば、水勾配をつけるのに夜間、提灯に火をともし目安として測量をしたという話を聞いたことがあります。今の世ではGPS、レーザー光線、光学機器を利用した測量が容易にできますが、人間の目に勝る光学機器はありませんね!当時は、土を掘削するにしても人力が中心でした。一日当たりの仕事量は、機械が人力に勝りますが、時間をかければ人力でも工事は完成できます。(エジプトのピラミッドがいい例ですね。)そして人力による仕事のほうが機械を使うよりも、より丁寧な仕事ができることも確かです。(それには仕事を継続させる忍耐力が必要ですが。)今迄のように右肩上がりに人口が伸びてきた時代では、それに伴い増えた需要に早く追いつくために機械力を投入して社会基盤の構築が進められましたが、人口の伸びもピークを超えたこれからの社会では、江戸時代から戦前の東京で行われたように、時間軸を長くとり人間力を利用して質の高い環境基盤を作る手法はいかがでしょうか?浅草寺様の境内では、左官職人の手作業でブミコンの施工をさせていただきました。ヒトの目視による、きめ細かなレベルの調整とコテによる丁寧な押さえ作業でブミコンの表面は平滑に仕上がり、朝の光も眩しく反射しています。
新宿御苑前にある四谷大木戸門跡の石碑は、水を江戸市中に配った石樋でできています。
玉川上水を流れてきた水はこの四谷大木戸にあった水番所から、木樋や石樋などを通して江戸の市中に給水されました。 番所の跡には立派な水道碑がありますが、碑の上にある大きな篆字は徳川家定公のものだそうです。
| 青海・台場 伊豆八島? | 2008年12月28日 |
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事務所のある江東区の青海に行くには、浜松町の貿易センタービルバスターミナルから都バスに乗って、竹芝桟橋、日の出桟橋、芝浦ふ頭を抜け、レインボーブリッジを渡るのが経済的です。海を渡るので伊豆七島の第一島にでも行くような気がします。途中、自由の女神像まであり、行ったことはないですがニューヨークのマンハッタン島からブルックリンブリッジを渡る気分です?もともと、世界都市博覧会を予定して開発された地区なので、このようにテーマパークみたいな雰囲気を感じるのですが、東京オリンピックを目指すには、表面的なミニチュア都市の雰囲気を脱して、環境都市・江戸に学んだ都市造りのコンセプトと技術を世界に発信したいですね。
青海地区は明るい海の光ににつつまれて船を近くに眺める事もでき、良い発想も浮かびそうです?
フランス政府公認の自由の女神 レプリカ
| 武蔵野の雑木林 | 2008年12月21日 |
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技術的な協力をお願いしている、東洋大学工学部環境建設学科がある川越キャンパスは都心から電車で1時間ほどのところにあります。キャンパスでは校門から教室に向けて武蔵野の雑木林が続きます。木立の中には新鮮な空気が漂い、勉強に向かう学生諸君も頭をすっきりさせて授業に臨むことが出来ることでしょう。東京都産業労働局主催の中小企業向けの技術相談会がご縁ですが、この地に持ち込まれたガーデンクリートの種は育ち、大学の名前のようにアジアの各地で芽を出し始めました。
| 皇居・江戸城跡 | 2008年12月14日 |
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東京都千代田区にあります皇居は皇室が住まわれている皇居と、国民に開放されている皇居外苑、皇居東御苑、北の丸公園により構成されています。その面積は皇居が115ヘクタール、外苑、御苑、公園が115 ヘクタール、合わせて230ヘクタールの緑の聖域です。(1ヘクタールは10,000㎡)東京都23区の面積が62,122ヘクタール、23区の屋根の面積は16,491ヘクタールと言われています。皇居の面積は23区の約0.37%、23区の屋根面積の約1.4%になります。23区の屋根が1.4%緑化できると都内に皇居ひとつ分の緑地ができるという計算ですね。数値参考(常緑キリンソウ普及協会) 皇居外苑パンフレット(環境省皇居外苑管理事務所)
難攻不落の江戸城を支えたお濠。
桜田門の石垣 見事な石積みの技ですね。
丁寧に手入れが施された皇居外苑の芝生と松。
| 本州は島の集合体だった! | 2008年12月07日 |
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最近、養老孟司先生の本を読んでいて目から鱗が落ちる話を見つけました。養老先生は虫がお好きな方ですが、虫は局地的に生息する習性があるようです。その昔、本州が東北・関東・中部・近畿・中国の五つの大きなブロック(島)に分かれていた時代、虫の生息する分布が各地のブロックに綺麗に反映するそうです。もともと琵琶湖は中国という島と中部という島の境であったようで、その名残として今の琵琶湖が形成されたようです。虫を追って自然の形態の違いに気がついた人がもう一人いました。イギリスの博物学者アルフレッド・ラッセル・ウォレスです。インドネシアのバリ島とロンボク島の間を北上し、カリマンタン(ボルネオ)島とスラウェシ(セレベス)島の間を抜けてゆくウォレス線という自然環境の境界線があります。この境界線を境にして西と東では動植物の生態系が大きく異なるのです。バリ島、カリマンタンにはアジアからの動植物が生息しています。例えばサルや、象などです。ところがウォレス線以東のオーストラリア区ではカンガルーなどの有袋類が多く生息します。昔から、このバリ島とロンボク島の間には動物には越すに越されぬ深い海溝があり、このウォレス線がアジアの動物が東進する行き止まりでした。おかげで、オーストラリア区ではのんびりした有袋類が大型哺乳類と生存競争をすることなく、今日まで生き永らえたといいます。我々が生活する自然環境も、太古の昔からの地殻の変動に影響されることがわかります。 「ほんとうの環境問題」池田清彦 養老孟司著 新潮社
逗子海岸から見た伊豆半島と富士山 伊豆半島も今から、およそ200万年から100万年前ごろにフィリピン海プレートに乗って本州にたどり着いたそうです。そして関東山地や丹沢山地が隆起しました。その丹沢も600万年から400万年ほど前に同じようにして本州にたどり着いたようですね。
| 朝倉彫塑館 | 2008年11月23日 |
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台東区谷中にあります朝倉彫塑館も、私に様々なヒントを与えてくれた場所の一つです。昭和3年から7年をかけて建築された鉄筋コンクリートつくりのアトリエは、材料を現場でミックスした強靭なコンクリートで現在でもしっかり建っています。現場で材料を調合するブミコン・ガーデンクリートも、この彫塑館のコンクリートの作り方を参考にさせていただきました。朝倉彫塑館の屋上には屋上庭園があります。最近でこそ屋上緑化が注目されていますが、戦前から屋上緑化を実現された朝倉先生の発想と行動力は素晴らしいですね。建物の緑化を生業の一つとする私にとり、この建物の屋上は勇気を与えてくれる場所です。朝倉彫塑館を構成するもう一つの場所は数寄屋造りの和風の建物と、建物に囲まれた池です。池を囲むように建物を建てることで、夏の暑い時には池の冷気が建物に流れてゆきます。この仕組みを参考にして、ガーデンクリートライトと潅水装置と組み合わせた涼しい庭をミサワホーム東京様と開発しました。(特許出願中)
コンクリート造りのアトリエの屋上から眺めた木造数寄屋造りの建物と池です。この日本の伝統的なの家の造りが天然の冷気を室内に送ります。
| 島津山ハイツ | 2008年11月19日 |
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東京都品川区にあります島津山ハイツの屋上にガーデンクリートライトを施工して3年が経過しました。最上階にお部屋をお持ちの施主様から天井のコンクリートを通して直射日光の熱が部屋に充満して暑いので対処したいとのご要望でした。コンクリートの熱を下げるには建物を水で冷やすのが一番です。屋上のコンクリートスラブにガーデンクリートライトを4cm施工して、夏場はスプリンクラーで散水して温度を下げる方法をごご提案しました。ガーデンクリートライトは約12リットル/㎡(4cm厚み)保水できます。その後の経過をお聞きしたところ、夏場の部屋の温度が下がったそうです。建物の温度を下げるのが目的であれば、ガーデンクリートライトを施工して水を保水させる事をお勧めします。 保水されたガーデンクリートライト
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屋上に降った雨は、ガーデンクリートライトに保水されてから、排水パイプを通して3日ほど滴り落ち続けます。森の木々が降った雨を葉っぱに保水するのと似ていますね。東京都23区の屋根の総面積はおよそ16,491ヘクタール※あるそうです。屋根をすべてガーデンクリートライトで被覆(4cm厚み)するとおよそ200万トンの水を保水することができる計算になります。( 16,491 ha x 10,000㎡ x 12ℓ(kg)/㎡ x 1/1000 = 約200万トン) ※常緑キリンソウ普及協会資料参考
| 鴨立つ沢の秋の夕暮れ? | 2008年11月16日 |
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事務所のある江東区青海には青海南ふ頭公園という海上公園があります。公園の隣には大きなコンテナーターミナルがあるのですが、木々にさえぎられていてその気配を感じさせないユニークな公園です。ここでは様々な樹木が育っていて、四季折々の風情を楽しむことが出来ます。藤棚から眺める池に鴨がたたずんでいました。秋も深まり水辺の植物も枯れ始めた中で見るその風景に、西行法師の有名な"心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ"という歌を思い出しますが、ここにいるのは鴫ではなく鴨でした!新橋からユリカモメに乗ってテレコムセンター駅で降りて徒歩5分ほどのところに、深け行く秋を静かに感じられる空間があります。
| 新宿御苑 | 2008年11月09日 |
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新宿御苑は幼いころからの思い出がいっぱい詰まった場所です。小学生のころ、近所の友達と御苑の池にアメリカザリガニを捕りに行ったことがありました。スルメを縛った糸を池に入れるとザリガニがハサミでスルメを挟み、簡単に捕まえられます。バケツ一杯のザリガニを持ち帰りましたがお咎めを受けた記憶はありません。縛りが強くなった現代の管理社会ではご法度の行為ですね。この縄を解きほぐし穏やかな空気が漂う社会環境を蘇らせたいものです。新宿御苑で私が好きな場所の一つに台湾閣(旧御涼亭)があります。雨の日にここから眺める日本庭園には、雨に煙る墨色の風情が感じられます。
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| ヒトは西からホネは東から | 2008年11月02日 |
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先日、久しぶりに上野の科学博物館に行ってきました。ここでは46億年に及ぶ地球の歴史の様々な物的証拠を眼にすることができます。化石、鉱物、恐竜、etc,あまりにも多岐にわたる分野の品々が並んでいるので、目的を持って見物すると良いですね。私は日ごろからお世話になっている石灰の歴史をたどってみようと思い、地球館の地下2階にあります"地球環境の変動と生物の進化"の石灰関係の展示を見学してきました。そこには"サンゴ類の中では石灰質の骨格をもつものはカンブリア紀の初期から現在までの豊富な化石記録を持つ"という説明書きと共に、サンゴの化石や有孔虫の化石などが並んでいました。栃木県の葛生や岩手県の大船渡で採集されたフズリナの化石がありましたが、葛生、大船渡は今でも良質の石灰石を産出しています。なぜ、日本の太平洋岸では石灰石が多く産出するのでしょうか?それは、北米プレート、太平洋プレートやフィリピン海プレートに乗って海底やサンゴ礁に堆積されたサンゴ虫(刺胞動物)や有孔虫等の骨が日本にたどり着き、時間をかけて石灰石になったからでしょうね。ヒトは黒潮に乗って南西の方角から日本にやってきました。サンゴや有孔虫等の骨はプレートに乗って南東の方角から日本にたどり着いたのです。
| 緑の海に眠るピラミッド | 2008年10月26日 |
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青海事務所のオアシスがジャングルになりつつある状況を先のブログで紹介しましたが、夏を越えて植物はさらに成長して本当にジャングルになってしまいました。8月、9月、10月は浅草寺様のブミコン舗装の工事で事務所を離れる事が多く植物たちも伸び放題です。(チョット言い訳がましいですが!)でも灌水タンクとパミスサンドの毛細管現象の働きのおかげで週に一度ほどの水の補充で植物は枯れることもありませんでした。特にヤムイモ系とツル系植物の成長が著しいようです。おかげでミニチュアのピラミッドやライオンも植物の中に埋もれてしまいました。おそらく太平洋やインド洋の島々、そして中南米のジャングルに潜むピラミッドや巨石文明の遺跡も、青海のオアシスと同じようなプロセスをたどり今は緑の海に眠っているのではないでしょうか?
| 香港上海銀行のライオン像 | 2008年09月20日 |
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香港上海銀行 香港本店ビルの前には2頭のライオンの像があります。その横たわる姿は三越のライオン(ロンドンのトラファルガー広場のライオン)に似ています。顔は一頭は口を開き一頭は口を閉じていて中国の伝統の獅子の阿形、吽形の形をしています。頭が中国の獅子、胴はイギリスのライオン、どこかに似たようなライオンがいましたね。そう、スフインクスです!もとはライオンの姿をして横たわっていたスフインクスはその後、頭をエジプトの王様が勝手に自分の顔に変えてしまったと私は思います。スフインクスがライオンであった時代、エジプトの気候は雨が降り緑が豊かな自然に恵まれていました。その証拠に石灰石で作られたスフインクスには、雨が降って流れた跡が残っているようです。その後、エジプトの気候は大きく変動して土壌も砂漠化しました。緑に囲まれた自然の中で東の空を見つめている巨大なライオンの姿をイメージすると気分も壮大になってきますね。参考:海を渡ったピラミッド ロバート・ショック著(NHK出版)
| 大気が温室効果をもたらす仕組み | 2008年09月07日 |
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太陽から地球に届くのエネルギーの約半分が地球に吸収されます。そしてこのエネルギーが地球放射(赤外線放射)として地表から大気に向けて放射されます。放射エネルギーの波長は約5μmから100μmの範囲にあります。この放射エネルギーが大気中のCo2に接触するとCo2の分子が振動して熱エネルギーになります。熱エネルギーは大気中にとどまり温室効果を生み出します。ただしCo2が捉える事が出来る放射エネルギーの波長は12μmから18μmの範囲のエネルギーに限られます。今後、大気中のCo2濃度が2倍、3倍になろうとも、この範囲以外の放射エネルギーをCo2は捉えることは出来ません。地球から放射されるエネルギー量を104単位とすると、雲(水蒸気)やCo2等の温室効果ガスによって大気中に捉えられるエネルギー量が100単位、捉えられずに宇宙に逃げてゆくエネルギーが4単位、捉えられても宇宙方向に再放射されるエネルギー量が12単位です。そして最終的に地球方向に再放射されるエネルギー量が88単位だそうです。この数値が意味することは、すでに地球上の温室効果ガスの働きで地球からの放射エネルギーの100単位は捉えられていて、大気を素通りして宇宙に逃げているエネルギーは4単位しかありません。また大気中の水蒸気量が1%、Co2が0.003%前後という数値から見てもわかるように、大気中の温室効果ガスとして最も影響が大きいのは雲や水蒸気であり、温度上昇の80%から90%は水蒸気によるようです。「地球温暖化論への挑戦」薬師院仁志著(八千代出版)参考
| 億劫 | 2008年08月31日 |
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先日、菩提寺のご住職様とお話をしていた時に仏教の時空間の大きさについて話が及びました。"天女が一万年に一度、天から舞い降りて羽衣の裾で岩をさっと一撫でして天に戻る。そしてまた一万年後に天から舞い降りて来て同じ事をして天に戻る。この繰り返しで岩が砂になるまでの年数を億劫というそうです。"團伊玖磨さんのエッセイ"パイプの煙では、"鳳凰が一万年に一度天から舞い降りて須弥山の山上の岩を羽で一撫でして天に戻り、また一万年後に再び天から降りて同じ事をして天に戻る。この繰り返しで岩がなくなるまでの年月をサンスクリット語で"カルパ"という話もあります。気の遠くなるような時空間を感じます。地球上で起こっている日々の自然現象の変化も大きなスケールで感じ取る度量が必要ですね。
東京ジャーミイ 代々木上原| 明治神宮参道 | 2008年08月24日 |
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明治神宮の参道は私に様々なヒントを与えてくれました。透水性コンクリート ブミコン・ガーデンクリートの原型は明治神宮の参道にあります。参道に敷かれている砂利は三分砂利という砂利ですが、この砂利をセメントで固めると、透水性と歩行性の良いブミコン・ガーデンクリートが出来ます。
明治神宮の森は椎や樫、楠木などの照葉樹で覆われています。この照葉樹に生い茂る無数の葉に太陽の光があたり、葉の水分が蒸発すると、葉の表面の重たい空気が冷気となり降りてきます。木陰を歩いているときに涼しさを体感するのはこの冷気のおかげですね。まさに自然のクーラーです。神宮の森が気化熱という自然エネルギーの素晴らしさを教えてくれました。
| 分銅紋 | 2008年08月17日 |
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我が家に伝わる家紋は分銅紋です。ご先祖様が関西で商人の象徴ですね。私はこの家紋を気に入っていますと共に自分の仕事の指針にしています。私の仕事は天然砂利、軽石、セメント、水を配合してコンクリートを作る事です。セメントの水和反応を利用して天然素材を固める単純な原理ですが、砂利、セメント、水の配合比がとても重要な役割を果たしています。使用する素材を正しく計量することで透水性・保水性・軽量性のある良質なコンクリートが得られます。正しく計量する象徴としての分銅紋はこれからも私の仕事の支えとなってくれると思います。
| Lion City | 2008年08月03日 |
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シンガポールは古くはTemasek、その後Singapuraと呼ばれるようになりました。はサンスクリット語で、Singaはライオン、puraは町、Lion Cityです。シンガポールの有名な観光名所マーライオンは世界の3大ガッカリと言われています。頭はライオン、胴体は人魚の姿をしてSingapore riverの河口で海に向かって水を吐いるその姿はちょっと変ですね。やはりライオンには足がなければ!大英博物館のホームページを見ていたらマーライオンによく似た彫像がありました。19世紀に英国で活躍した彫刻家Alfred Stevensの作品だそうです。どこか似ていると思いませんか!(写真右)。もっともこの彫像もインドの国章になっているアショカ王柱頭の獅子によく似ています。8月の星座はLeo、8月生まれの私もライオンのように威厳と風格を持って生きたいですものですが?
| 地球の大気 | 2008年07月27日 |
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人間活動の活発化で大気中のCo2濃度が上昇し,気温も上昇しているのか?それとも、地球の気温が上昇して、植物の光合成が活発になったり、海水から放出、吸収されるCo2の量が増加しているのか?大気中に含まれているCo2濃度はおよそ0.037%です。ちなみに地球の大気に含まれている成分の78%は窒素、21%は酸素、水蒸気は1%です。 大気中の水蒸気量が1%、Co2が0.03%前後という数値から見てもわかるように、大気中の温室効果ガスとしての雲や水蒸気の影響はかなり大きいようですね。
アポロ17号から見た地球 写真引用Wikipedia
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| 地球の呼吸 | 2008年07月20日 |
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地球上で営まわれている植物の光合成や、海水から放出されたり吸収されたりする炭素量のスケールの大きさを数値で実感してください。光合成によって大気から生物圏に吸収される炭素量110ギガトン/年。植物から大気に放出される炭素量50ギガトン/年。植物の枯死体や土壌有機物の分解により大気に放出される炭素量 60ギガトン/年。大気から海洋に吸収される炭素量105ギガトン/年。海洋から大気へ放出される炭素量102ギガトン/年。 人間が化石燃料を燃やして大気中に放出している二酸化炭素は近年、炭素量で5.5ギガトン/年。森林破壊によって大気中に放出される炭素量は1~2ギガトン/年。つまり、地球の呼吸(光合成や海水の呼吸)で、年間約215ギガトンのCo2が吸収され、212ギガトンのCo2が放出されています。これに対して人間が排出する炭素量は年間約7ギガトンです。(1ギガトンは10億トン)
参考"地球温暖化論への挑戦"薬師院仁志著(八千代出版)"
"温暖化する地球"田中正之著(読売新聞社)
| 都市の温暖化と地球の温暖化 | 2008年07月13日 |
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都市の温暖化は人為的な影響が大きいようですが、地球の温暖化も人為的な影響で説明することができるのでしょうか?私が生まれ育った東京は、子供の頃と今とでは都市の様相がかなり変わりました。幼い頃、自宅のあった新宿区の職安通りの家の2階の窓から富士山が見えたことを覚えています。その後の東京は都市化(建築・構造物や道路舗装の面積の増加、人口や車の増加等)が進み、それに伴い自然環境(植物や、鳥、昆虫、魚などの生息地)が減少したのは確かです。人為的な原因による都市環境の変化が、平均気温の上昇や保水率の低下によるヒートアイランド現象やドライアイランド現象の原因になっているという説明には納得できます。しかし地球の温暖化となりますと、様々な要因が重なり合っているようです。最近では大気中のCo2濃度の増加が地球温暖化の大きな原因になっていると言われていますが、地球上で営まわれている植物の光合成や海水中のCo2の排出、吸収などのスケールの大きな自然現象の中で人間の活動に起因するCo2の排出量が地球にどれほどの影響を与えているのでしょうか?皆さんもこの問題をお考えになってみてはいかがですか?"地球温暖化論への挑戦"薬師院仁志著(八千代出版) 参考になりました。いずれにせよ地球が温暖化しようが寒冷化しようが、人間は地球に対して謙虚になる事が大事ですね。日本人は昔から自然には八百万の神が宿る気配を感じていました。今の我々にはこの感覚が求められると思います。
モザンビーク海峡に沈む夕日
| 天災と人災 | 2008年07月06日 |
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ミャンマーのサイクロン、中国の四川省や日本の東北地方の大地震。サイクロンも地震も人間の手に負えない自然現象です。天災ですね。しかし災害後の対応を誤ると被害が広がり人災になります。ミャンマー政府の対応は、被害を広げてしまった人災です。 私が学んだ学校の建学の精神は"神と国とのために"という言葉でした。建学者がアメリカ人の宣教師の方で、ここで言う神はキリスト教の神ですが最近、私は神とは宇宙や地球に脈々と流れている自然法則に基づいた現象を意味し、国とは人々が暮らす生活環境ではないかと考えます。人間の日々の営みは自然現象に囲まれた中で行われています。我々は驕ることなく自然と接する事で、自然も我々に豊かな生活環境を与えてくれるのではないでしょうか。
| 火山と軽石 | 2008年06月29日 |
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建物で使用できる軽量緑化コンクリートの素材に軽石を選んだ経緯には、父からのアドバイスと友人から借りた一冊の本が大きなヒントになりました。 父は植物が好きな人で、私が最初に取り組んだ天然砂利を使用した透水性コンクリートの技術を屋上緑化に生かせとアドバイスしてくれました。父が現役のころ屋上のコンクリートには大島や榛名山の軽石を混ぜていたことを話してくれたのを覚えています。昔の屋上のコンクリートは軽石と砂とセメントを混ぜていたようですが、砂を抜いて軽石とセメントだけで透水性コンクリートを作ると重さはかなり軽減できるなと考えました。事実、軽石を使用したガーデンクリートの比重は普通コンクリートの半分以下です。そして同じころ、友人から"インドネシアを齧る"という面白い本を紹介してもらい読んでいたところ、インドネシアのジャワ島にある火山Gunung Merapi(インドネシア語で火の山)の山腹では軽石が水を貯水しているという記述がありました。植物が育つには水が保水できる基盤が必要ですね。この二つの出来事が同じころに重なり、緑化コンクリートの素材として軽石を使用しようと思い付いたわけです。窯業系軽量骨材として、パーライトやメサライト(膨張性頁石を焼成して発泡させた軽量骨材)がありますが、軽石は製造エネルギーも火山(地球)が負担してくれたありがたい素材で、まさに自然が生んだ天然軽量骨材です。
| ブミはインドの言葉です | 2008年06月15日 |
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Bumiは地球、大地を意味するインドのサンスクリット語です。
私が初めてこの言葉に出会ったのは今から25年ほど前、シンガポール、マレーシアで仕事をしていたころでした。当時のマレーシアでは先の首相マハティールさんが首相に就任されたばかりでBumi putra(土地っ子)政策を打ち出してその後のマレーシアの発展の基礎を作られていました。私も彼のランドマーク的なプロジェクトDaya Bumi(大地の力)complexやUMNO Head-quartersの建築に参加させていただきました。Daya Bumi complexは白と黒のコントラストを基調としたアラビア風の美しい建物です。当時はBumiというのはマレー語だと思っていたのですがその後インドネシア語を学んでいたら、語源がサンスクリット語であることがわかりました。インドネシア語はAustronesia(東はイースター島から西はマダガスカルまで広がる南の島々)で語られる言葉を基層に、アラビア、インド、中国の言葉を吸収した奥の深い言葉です。我々の日常生活の中でもサンスクリット語は思いがけないところで使用されています。以前、シンガポールのリトルインディアを歩いていたら、心地よいインドの歌が聞こえてきました。歌のフレーズに時々ナムーナムーという言葉が聞き取れます。音源のCDショップで、その歌のCDを買ったのですが、ジャケットはインドの言葉でどのような内容の歌だかよくわかりません。そこでインドの友人に尋ねてみると、ナムーは神の前でひざまずく言葉だと教えてくれました。その後あるご住職様にお尋ねしたところ、南無とは仏様に叩頭すること(頭を地につけ礼拝すること)と教えていただき、なるほどと思いました。 南無観世音菩薩...合掌
Sri Srinivasa Perumal Temple Singapore Bumicon
| ローマンセメント | 2008年06月08日 |
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山から採れる石灰石は別名炭酸カルシウムといいます。化学式はCaCO3
これを加熱しますと二酸化炭素が分離して酸化カルシウム(生石灰)CaOになります。
CaCO3⇒加熱⇒CaO+CO2
酸化カルシウム(生石灰)に水を加えると水酸化カルシウム(消石灰)になります。
CaO+H2O=Ca(OH)2
原始時代の人間が石灰石CaCO3の上で焚き火をしたところ、石が割れて生石灰CaOになった。そこに雨H2Oが降ってきて化学反応を起こして消石灰Ca(OH)2となり固まった。これが石灰系セメント誕生のストーリーですね。消石灰に粘りを出すために海藻を使用した糊を加えたのが漆喰です。ローマ時代からフレスコ画の下地として使用されています。古代ローマ人は石灰石に火山灰を加えて漆喰よりも耐候性、強度にすぐれたローマンセメントを発明しました。火山灰の成分はシリカSiO2、アルミナAl2O3などです。今、広く普及しているポルトランドセメントも石灰石にシリカ、アルミナ、鉄などが含まれています。ガーデンクリートは火山が生んだセラミック、軽石に石灰石ベースの凝固材を加えたものでローマンセメントに似ていますね?ローマ帝国はローマンセメントを手に入れた事で帝国の版図を広げる事が出来たとか?現代のローマンセメント"ガーデンクリートを世に広めることで都市の保水性を高めてゆきたいと思います。
| サンゴと石灰 | 2008年06月01日 |
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石灰岩(炭酸カルシウム)は太古の昔にサンゴや貝殻などが堆積して出来ました。
日本の石灰岩の産地は太平洋岸に多いようですが、太古の昔から海で生成されたサンゴ礁がフィリピンプレートや太平洋プレートに乗って日本にたどりつき、時間をかけて現在の石灰岩になったからでしょう。
神奈川県に連なる丹沢山地はその昔、プレートに乗り北上して日本にぶつかって出来たとのことです。今から600万年ほど昔のことだそうで、丹沢が日本にぶつかった時代、伊豆半島ははるかかなた、今の小笠原諸島の位置にあったとか。 「南の海からきた丹沢」神奈川県立博物館編 有隣新書
地球規模の動きは時間のスケールがとても大きいですね。地球規模で起こっている自然の変化は目先の現象に惑わされることなく大きな時間の流れの中でとらえる視点が必要ですね。
先日、友人に知らせてもらい上野の科学博物館で開催されているダーウィン展を見学してきました。生物の変遷の歴史にはとてつもなく長い時間が費やされていることを感じました。出展されていたシーラカンスのはく製が思いのほか大きくとても素晴らしい展示でした。皆さんもご覧になってみてはいかがですか?
朝の海岸(マダガスカル) インド洋に浮かぶマダガスカルも太古の昔からのサンゴや貝殻が堆積して隆起した島です。石灰石が溶けて無数の針山のように並んだツィンギが有名ですね。
| 特許は成功事例の積み重ね、ノウハウは失敗事例の積み重ね | 2008年05月25日 |
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先のブログ"トライ&エラー&トライ"の所で、"トライ&エラー&トライで実証型の創造企業を目指すというのが当社の方針です。"と述べましたが、この考え方の基本には、私が特許の指導をいただいている役昌明先生の教えがあります。役先生は特許庁に奉職なされ今はエンテック特許事務所を立ち上げられてご活躍中です。役先生が各地で公演をなされるテーマの一つに"特許は成功事例の積み重ねノウハウは失敗事例の積み重ね"という話があります。ものづくりの本質を的確に述べられた名言です。
製品を作る時に、自然法則に基づいた新規性・進歩性が製品に認められるのが特許です。その新規性・進歩性は数値や言葉で表現され、特許の請求範囲が確定されます。(縄張りみたいなもので、縄の内側が発明者の特許の領域ですね。)そして、数値や言葉で表現された領域は公開されますので、だれもがその特許を知ることが可能です。ところがその発明を公開するまでには、製品開発上の様々な失敗があります。製品開発上の失敗があってこそ新規性・進歩性の領域に辿りつくことができるのです。そして、人には言えない失敗事例が、製造ノウハウとして積み重なってゆきます。昔から"秘伝の巻物"というものがありますがこれがノウハウですね。
当社の特許は天然砂利、軽石とセメントと水で、透水性・保水性のあるコンクリートを製造する技術ですが、実際に製品を製造するときには、特許で公開されている数値と、公開されていないノウハウの積み重ねが組み合わさることで、独創
性のある製品が製造されます。
| ハチドリ クリキンディとアフリカの言葉 | 2008年05月06日 |
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先の、ブログ"ドライアイランド現象"の中で"当社の商品ガーデンクリートシリーズの役割は都市の保水力を回復させることです。"と述べましたがそれを実行することは並大抵のことではないことは十分承知しています。皆さん、南米に伝わるハチドリ クリキンディの話をご存知ですか?"山火事で森が燃え、多くの動物が逃げ出す中でハチドリ クリキンディだけが小さなくちばしで消火作業をするのですが、それを見て逃げる動物たちが何故そんな事をするのかとクリキンディに尋ねると「私は私にできることをしているだけ。」とクリキンディは答えます。またアフリカに伝わることわざに、"我々が生活している場所は先祖からの遺産ではなく、これから生まれてくる子孫からお借りしているので、大切に引き継がなければならない"といった趣旨の話があります。ここでいう子孫とはこれから生命を受ける、全ての動植物の種のことでして人間はその中の一つの種にしかすぎません。この南米とアフリカに伝わる話を活動のよりどころとして、毎日を少しでも前向きに都市環境の保水性を高めることで自然環境の保護と再生を目指してまいりたいと思います。
| ドライアイランド現象 | 2008年05月03日 |
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みなさんドライアイランド現象という言葉をお聞きになったことはありますか? 過去100年の間に東京の年平均の相対湿度は78%前後から62%前後に低下しているそうです。("異常気象はこう進む"浅井富雄 著小学館文庫)そして東京の緑化率も20%前後に減少している模様です。
東京の環境はこの100年の間に土や緑地面積が減少し、それに伴い相対湿度も16%ほど低下しました。皆さんご存じのヒートアイランド現象の話によく出てくる東京の平均気温もこの100年の間におよそ3℃ほど上昇しました。(GISS東京の年平均気温の変動 参照)この気候の変化は特に第2次世界大戦後の東京の都市復興期に顕著になりました。東京は焼け野原からの復興期にアスファルトやコンクリートの面積を増やし土や緑の面積を減らしました。都市でアスファルトやコンクリートの面積が増え、土や緑の面積が減少すると都市の保水力は著しく低下します。この保水力の低下が都市の気温の上昇や相対湿度の低下の大きな要因です。
当社の商品ブミコン・ガーデンクリートシリーズの役割は都市の保水力を回復させることです。