三佐和ブログ


7月の風のガーデン 2013年07月25日
              7月に入り風のガーデンも植物の成長も旺盛です。今月は伸びた芝生の芝刈りをしました。
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非接触赤外線表面温度計を使用して緑化表面と同じテラスにあるコンクリートの表面温度を測定しました。外気温が30度の時、コンクリート表面は50度、緑化表面は32度で18度の温度差がみられました。この温度差の要因は植物には生命を維持するために、体内の水分を蒸発させて気化熱を発生させることで表面温度を低く保つ働きがあるからですね。
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今月風のガーデンにやってきた植物はコスモスと桔梗です。コスモスの花言葉は「はかなく揺れる秋風の精」だそうです。貞三先生の花言葉この次に風のガーデンにやって来るのは8月の下旬です。そのころには秋風の精も姿を見せ始めているでしょうね。
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今年の東京の夏の気候は太平洋高気圧が南西に下がり北からのオホーツク海高気圧の張り出しが強くなりそうです。気のせいか風のガーデンにもかすかに秋の気配を感じます?
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                               関連ブログ:光合成と芝生の呼吸      7月23日撮影
放射率 Emissivity 2013年07月18日
都内の気温が高かった7月12日の午後、浅草寺様の境内で非接触赤外線表面温度計を使用してブミコンとアスファルトの表面温度を測定してみました。同じ時間、同じ場所で測定したところアスファルトの表面温度が55℃の時にブミコンの表面温度は52℃で3度の温度の開きがありました。この温度の違いはブミコンとアスファルトの放射率の違いによるものではないかと思います。
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放射率とは、物体が放射熱で放出する光のエネルギーを、同温の黒体が放出する光のエネルギーを1とした時の比です。また放射率(ε)と吸収率(α)は等しいようです。ε=αそして物体の厚みが十分にある時は吸収率(α)と反射率(σ)の和は1になります。α+σ=1これらの関係から放射率(ε)と反射率の和も1となります。 <アスファルト舗装の表面温度 7月12日 午後1時52分撮影>

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地表面のアスファルト舗装の反射率は15~20%、コンクリートの反射率は15~30%です。材料反射率つまりアスファルトの放射率は80~85%そしてコンクリートの放射率は70~85%になります。このアスファルトとコンクリートの放射率の約6%の差が表面温度の差となって表れるのでしょうね。<ブミコンの表面温度7月12日 午後1時52分撮影 測定場所 浅草寺様境内>
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都市のヒートランドアイランド現象を和らげるには、まず構築物や道路舗装に使用する素材を黒い素材よりも白い素材を使用することが第一歩ですね。そしてその素材に保水性を持たせることでさらに表面温度は下がります。
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地中海沿岸諸国、中近東、南アジア、東南アジアには白い建物が多いようですが、ここにも熱の反射率を高めて放射率を押さえる工夫が見られます。 関連ブログ:ブミコントアスファルトの表面温度測定  7月12日撮影
雑草という名の植物はない・植物の逞しさ 2013年07月11日
先週から今週にかけてブミコンとガーデンクリートを通して植物の逞しさをつくづく感じました。昨年の暮れにブミコンを施工した世田谷区の知行院様の墓所でブミコンの一部が隆起を始めたという話が今年の5月にありました。その後、隆起は収まりましたが下の写真の通り約1cmほどブミコンが隆起している様子がわかります。
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隆起した原因は下から筍が伸びてきてブミコンを持ち上げたからでした。7cmの厚みのブミコンが1.5㎡ほどの広さで隆起していましたが隆起した部分を壊たところ筍の跡がしっかりとありました。筍は残念ながらブミコンを突き抜けることはできませんでしたがその生命力に敬服しました。
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もう一つの事例は、夏になると雑草が2メートルほどの高さまで伸びる庭をガーデンクリート(4cm厚み)で覆ったところ、一部の雑草がガーデンクリートの空隙を抜けて成長していました。ガーデンクリートが持ち上がることはありませんでしたが、必死に生き抜こうとする雑草の粘り強さを感じました。
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雑草の名前はエノコロ草、俗にネコジャラシと言われている草です。ガーデンクリートには30%程の空隙がありますが、この空隙を通してわずかな光が射し込み、土の中のエノコロ草の種がこの光に反応して成長をはじめ、ガーデンクリートの隙間を抜けて地表に現れたのでしょうね。
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ガーデンクリートを施工した庭は昨年と比べて伸びてきた雑草の量は少なくなっているようですが、光に反応して地表に現れようとする植物の生命力は逞しい限りです。昭和天皇は「雑草という名の植物はない。」というお言葉を述べられたそうですが、日照りの中、与えられた生命力で必死に生き抜こうとする植物たちの姿を見ていると、雑草という一言で片づけてしまうのは申し訳ないですね。 7月4日、8日撮影

雷除守 2013年07月05日
今週の浅草寺様境内のブミコン舗装は宝蔵門と藤棚の周辺で行われました。先週のブログでもお話ししましたが今回の施工は天候に恵まれて,ほぼ予定りに作業が進みました。TVを見ていたら気象予報士が東京では来週にも梅雨が明けるのではないかと話していました。
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梅雨が明けると本格的な夏の到来です。浅草寺様で最初にブミコン舗装をさせていただいた2008年の東京の夏はゲリラ豪雨の気候でした。今年も西日本では集中豪雨に見舞われているようですね。都市の雨水の排水能力はだいたい1時間当たり50mmで設計されているようです。浅草寺様の境内のブミコン舗装は路盤も含めて大体20mmから25mmの雨水を保水する計算で設計されています。仮に都市全体をブミコンで舗装すると、都市の排水能力は1時間当たり20mmほどの余裕ができる計算です。これは机上の計算ですがブミコンとガーデンクリートを組み合わせて施工すると時間70mmの雨水も保水することが可能です。ゲリラ豪雨・雷雨対策に参照
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浅草寺様では来週の9日、10日に四万六千日特別大祈祷が行われ、期間限定で授与される雷除のお守りを手に入れることができます。そして境内では夏の風物詩ほおづき市が立ちます。
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三社祭が終わり始まったブミコン舗装もほおづき市の前に終了しました。次回は秋のお彼岸が明けから菊祭りにかけてを予定しています。 関連ブログ:夕立?スコール?  7月4日撮影

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