三佐和ブログ


転換期を迎えている地球環境 2021年01月14日

人類が作り出した人工物の総重量と生物の総重量が並び、人類が消費してきた石油の累積生産量が近い将来、埋蔵量(これから開発される見込みの石油埋蔵量と、すでに開発された石油埋蔵量の合計)の半分を超えるpeak out の時期を迎えようとしています。「石油Peak Out」そして世界規模で増え続ける人口は、電気、ガス、水道などのライフラインが整備された都市にさらに集まり、世界の人口の半分に達しようとしています。「熱帯の人口増加と都市化

IMG_2867 (002).JPG

このように地球は今、人類が作り出した様々な要因が作用して大きな変動期を迎えています。地球に蓄積された化石エネルギーの埋蔵量が半分になりつつある今、人類は化石エネルギーに変わるエネルギーを開発しなければならない事は間違いありません。そして新しいエネルギーの研究開発は、次の世代を担う若者たちに引き継がれてゆかれることでしょう。それには若者たちが今、世界で起こっている気候変動の要因をCo2の排出量を規制することだけで解決しようとする視野の狭い視点に立つのではなく、彼らには自然法則に基づく科学的な知識と広い視野を育むことが必要です。「若者を利用するな!

P1100027.JPG

繰り返しになりますがこれからの地球で人を含む生命が共存してゆく道を模索するには、我々が今置かれている地球環境を把握すること、つまり人工物と生物の総重量が並び、人類が使用する化石燃料の埋蔵量がほぼ半分になり、さらに世界人口の半分が都市に集まりつつある現状を見極めながら、科学的な視野と思考に立ち問題の解決法を見出してゆくことです。それは途方もなく大きなテーマです。その中で私に課せられたテーマは都市の保水性と透水性を改善することですが、この活動を次の世代を担う若者たちと共にコツコツと積み重ねてゆこうと思います。企業理念

世界に散在する240の気象観測施設 2021年01月12日

20世紀以降,世界の平均温度は高くなっているといわれていますが、その根拠となる世界の気温はどのようにして観測されているのでしょうか?その一つが理科年表の気温年表に掲載されている世界各地240地点で観測された気象観測平年値です。理科年表ではWMO(世界気象機関)の資料に記載された世界240の観測地点で計測された気象データや、アメリカの国立気候データセンターが配布しているデータに基づき気象庁がまとめた数値が掲載されているようですね。一方で私が活動をしている東京の気温は、日本全国の気象台、測候所など156地点の一つとして観測されています。観測場所は2013年までは東京都千代田区大手町にある気象庁に設置された観測施設で観測されました。そしてその後は、気象庁の測定場所から900メートルほど離れた北の丸公園に観測施設が移されたようです。世界の気象観測施設の位置を示した地図をご覧ください。

IMG_4686 (004).jpg

IMG_4687 (004).jpg

IMG_4688 (004).jpg

IMG_4689 (004).jpg

この地図を見て気が付くことは世界に分散された気象観測施設の多くが都市に置かれていること、そしてロシア、中国、インド、南北アメリカなどでは空白の地帯が多く見受けられることなどです。もっとも地球規模の視点に立つと、ここに見られる気象観測施設の設置された場所は限られた点にすぎませんね。地球上の人工物と植物の重量が同じになったい現在でも、植物が生息する面積は人工物が集積する都市の面積よりも圧倒的に広いようですね。

P1100029.JPG

それでは都市で計測された気象観測データと自然の中で観測された自然観測のデータではどのような違いがあるのでしょうか?私の生活している東京23区の温度測定は千代田区大手町にある気象庁で計測されてきたことは先のブログでもお話ししました。「ヒートアイランド東京の気温 過去56年の気温の変化2」東京の過去56年の気温の変化を見ると、都市の人工物が増えるに従い冬の気温が高くなる一方芝生(植物)の上で測定された夏の気温には大きな変化がみられず、それにより年間の平均気温が高くなっているようです。

P1090006.JPG

この傾向は東京に限らず、世界中の人工物が増えつつある都市でも見られるのではないでしょうか?そして地球規模で圧倒的に広い植物が生息する場所では,地中の水分を吸収して体外に蒸散させて体温を調節する植物による水の循環が行われ、この機能を持たない人工物に覆われた場所よりも気温の上昇を防いでいるのではないでしょうか?人工物に覆われた都市の気温の変化を見ただけで,地球規模で気温が上昇していると結論づけることは難しいと思います。関連ブログ:「都市の温暖化と地球の温暖化

気候変動の要因 2021年01月08日

人類がエネルギーとして利用してきた石炭や石油は動植物が大気中のCo2などを取り込み化石化された資源です。「化石燃料」また構造物を作るのに利用されるセメントは、海水中に含まれていたカルシウムCaを有孔虫やフズリナなどの生物が吸収し化石化されたものが原料ですね。「ヒトは西からホネは東から」人類はこの100年の間に生物が太古の昔から蓄積してきた資源を利用して、地球上に人工物を作り続けてその重量は地球上に存在する生物と同じになり、質量比でも生物のおよそ25%まで増大しました。「地球上の人工物と生物の総重量が並ぶ」46億年に及ぶ地球の歴史のなかで、人類の作り出した人工物の重量が地球上の生物の重量に並び質量が生物の25%に達した今、人工物の重量や質量が地球の環境に影響を及ぼしていることは間違いありません。

P1080018.JPG

人類がこの100年の間に人工物を作り出すために太古の昔から石炭、石油、石灰などに固着されていたCo2を大気に排出してきました。「ローマンセメント」人類がここ100年ほどの間に大気中に排出したCo2の影響で地球が温暖化しているという風潮が見られますが、果たして今地球上で起こっている気候変動の要因を大気中のCo2の増加だけに絞り込めるでしょうか?「二酸化炭素は魔女じゃない」地球の気候変動は人類がおよそ100年かけて地球上に建造、製造して人工物を作り出してきた時代以前にもありました。「江戸東京湾の海進と海退」人類が化石に固化したCo2を大気中に排出していない時代にも、地球上では大きな気候変動が行われていたのです。太陽の黒点活動の盛衰「宇宙万物の根源」や、地球の地軸のブレによる歳差運動「地球の歳差運動」も気候変動の要因です。

P1080021.JPG

この100年で建造、製造されてきた人工物やそれを作り出すために地球から採掘されたエネルギーや資源の増加が、最近の気候変動の要因の一つになっていることは間違いありませんが、それとともに太陽の黒点活動の盛衰、地軸の歳差運動など様々な要因が重なり合いながら今の地球の環境、気候が形成されていることを忘れてはいけないと思います。「風が吹けば桶屋が儲かる

生物と人工物の縄張り争い 2021年01月05日

先のブログで地球上の人工物と生物の総重量が並ぶというお話をしました。「地球上の人工物と生物の総重量が並ぶ」地球上の生物の総重量は約1兆1000億トンで、そのうち植物の重さが約90%を占めているようです。質量で比べてみると人工物の質量を2000kg/㎥、植物の質量を500kg/㎥と仮定すると、人工物と生物の重量が同じになっても、まだ生物の質量は人工物の4倍あるということですね。20世紀初頭には人工物の総重量は350億トンで、生物の総重量の約3%、質量は植物比の1%以下であったようです。人工物はこの100年の間に重量比で約31倍伸びて生物の重量に追いつきました。そして質量も植物比で約25%までになりました。

P7120074.JPG生物と人工物の違いは何でしょうか?その一つは生物は体内から水分を体外に蒸散させることで体温を調整する機能があることです。ブログで何回も取り上げていますが真夏の東京で外気温が30度の時にコンクリートの表面温度が約50度、芝生の表面温度が約32度と約18度ほどの開きがあるのは、芝生が体内の温度が高くなると体内から水分を蒸発させて、気化熱の働きを利用して表面温度を下げて生命を維持する機能があるからでしょうね。「7月の風のガーデン」人間も真夏の暑さの中で汗をかきながら体温を調整しますね。いま私が住んでいる東京23区は緑化面積はおよそ24%、人工物の面積の比率が76%です。「ヒートアイランドにオアシスを2020」これは水分を地中から吸収して大気中に蒸散させる植物の循環機能が24%まで減少したということですね。これが人工物に覆われたヒートアイランド東京の環境を作る大きな原因の一つになっています。

P5030070.JPG

ヒートアイランド現象というと夏の暑さが話題になりますが、先のブログでもお話ししたように、東京の気温を過去56年にさかのぼって測定したデータでは、夏よりも冬の気温の上昇が大きいようです。「ヒートアイランドにオアシスを2021」そして東京の夏の気温に変化が見られないのは今も56年前も測定する場所が植物(芝生の上)という条件が変わらないからでしょうね。

0d0ea043f25326a570acad6f0b996dc1b0d1f174.png

それに対して冬の気温が上昇してきた理由は、人工物(コンクリート、アスファルト、車、室外機等)が56年前よりも増えてきたことで、太陽からの放射熱がコンクリートやアスファルトに蓄熱されたり、車や室外機からの廃熱が増えたりしている影響が原因ではないでしょうか?

P1120132.JPG

生物は自らに備わっている機能で体温を調整できますが、人工物には温度を調整する機能がありません。これからも当分の間、地球上では生物と人工物との間で縄張り争いがくり広げられると思いますが、最終的に地球上に生き残るのは生命力の強い植物や生物だと思います。

ヒートアイランドにオアシスを2021 2021年01月01日

先のブログで「私の仕事は人工物に覆われた76%の東京を透水性コンクリートブミコンと緑化コンクリートガーデンクリートで被覆してオアシスを作ることです。ただ76%の人工物をすべてブミコンとガーデンクリートで覆うことなどは全く考えていません。」と述べましたが、その理由は東京23区の人工物をすべてブミコンやガーデンクリートで覆う事が不可能であることがもちろんですが、ほかにも理由があります。

P1520442.JPG以前私はブログで過去56年にわたる東京の気温の変化についてお話したことがありました。「ヒートアイランド東京の気温 過去56年の気温の変化2」理科年表のデータに基づいて過去56年の東京の気温の変化をグラフにしたものですが、それによると真夏8月の東京の気温は1961年も2017年もあまり変わらずにほぼ同じ数値になっていました。それに対して1月、2月の気温は2017年の方が高くなっていることがわかります。下記のグラフをご覧ください。

a3639371654d35bb479d0fb64a438d3c84700ad6 (1).png

0d0ea043f25326a570acad6f0b996dc1b0d1f174.png

2017年は1961年に比べて、東京は都市化が進み人工物の質量(重量)が確実に増えているのに、なぜ真夏の温度に変化がないのでしょうか?その答えは気温の測定方法にあるようです。東京の気温は大手町の気象庁で測定されてきましたが、その測定方法は世界(WMO)基準に準じた方法で芝生の上、地上1.5mの測定地点に百葉箱やファン付きの通風筒の中に入れた温度計で測定されているようです。

P1490726 - コピー.JPG

都市化が進み人工物が増えても真夏の芝生の上の気温は、都市化が進む前と比べて温度にあまり変化がないということですね。もちろん、真夏のコンクリートやアスファルトなど人工物の上の気温は芝生よりも20度以上の開きがありますが。

P1490733 - コピー.JPG

私はこの現象に注目しています。コンクリートやアスファルトなどの人工物が増えた東京でも、その上に芝生などの植物を載せて育てる空間が都内の各地に広がると、そこは日陰で56年以上前の東京の夏に似た環境に近づくのではないでしょうか。

P1520417.JPG上のグラフを見てわかることは都市化が進み人工物が増えると冬の気温が高くなり、それに伴い年間の平均気温が高くなるということです。人工物が増えることで都市の温暖化が進んでいるといえるでしょうね。でも冬の気温が高くなることは人間や植物にとり過ごしやすい環境になっているのではないでしょうか?

ヒートアイランドにオアシスを2020 2020年12月31日

先のブログで「地球上の人工物と生物の総重量が並ぶ」というお話をしました。東京都にはみどり率という調査データがあります。みどり率とは「緑が地表を覆う部分に公園区域・水面を加えた面積が地域全体に占める割合」を表したもので平成30年の調査データを見ると、都全域で53%,区部で24.2%,多摩部で67.8%だそうです。これは緑化されていない人工物に覆われた面積が東京都全域で47%,区部で75.8%,多摩部で32.2%ということになりますね。

IMG_2718 (002).jpg

私が日常活動をしている場は区部に属し、人工物に覆われている面積が75.9%になります。私の仕事は人工物に覆われた76%の東京を透水性コンクリートブミコンと緑化コンクリートガーデンクリートで被覆してオアシスを作ることです。ただ76%の人工物をすべてブミコンとガーデンクリートで覆うことなどは全く考えていません。

IMG_4583 (002).JPG

何回もブログでお話ししていますが真夏の東京でコンクリートの表面とガーデンクリートで芝生を育てている表面では表面温度におよそ20度以上の開きがみられます。ヒートアイランドにオアシスを コンクリートやアスファルトの表面をガーデンクリートで被覆して植物を育てることで、真夏の直射日光の照り返し温度を軽減することができるのです。

PC310093.JPG

私がオアシスを作ろうとする場所は、は、人々が生活をしている建物の周囲、テラス、ベランダ、屋上などです。これらの場所をブミコンやガーデンクリートで被覆し保水性を高めたり緑化することで、小さなオアシスを無数に作り皆さんに快適な環境を提供することです。

PC310095.JPG

ガーデンクリートで作った緑化ブロックやプランターブロックは、土の性質をしていて、さらに固まっているので、植物を平面や立面で育てることができます。テラスやベランダ、屋上に置くだけで手軽に様々な植物を育てることができます。室外機の上やベランダにプランターブロックを置いてビオラやCervezan Limeを育てています。12月31日撮影

地球上の人工物と生物の総重量が並ぶ? 2020年12月26日

NATIONAL GEOGRAPHICのニュースを見ていたら「地球上の人工物と生物の総重量が並ぶ、研究」という面白い記事がありました。記事の冒頭「コンクリート製の橋からガラス製の建物からコンピューターや衣服まで、人間が作ったあらゆるものの総重量が、地上の生物の総重量を超えようとしていることが新たな研究で明らかになった。」とあります。地球の生物の総重量は約1兆1000億トンで、人間が建造、製造したものの総重量がほぼ同じで、年内に人工物の方が上回る可能性があるそうです。現在の地球環境を面白い視点から研究している人がいるようですね。

IMG_4563 (002).jpg

記事の途中で近年、人類が地球環境に重大な影響を及ぼすようになってからをその新しい地質時代を新人世と扱う提案があるようですが、人工物の重量が地球の生物の重量を上回ろうとしている今、地球環境が新人世に入った可能性があるようです。以前のブログで「人類が消費してきた石油の累積生産量が近い将来、石油埋蔵量の半分を超えるpeak outの時期を迎えるようです。」ということをお話ししました。石油 peak out 今我々が生活している地球環境は大きな転換期を迎えているようですね。

IMG_2761 (002).JPG

私の仕事のテーマはコンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランド東京にオアシスを作る事です。コンクリートやアスファルトといった人工物で覆われた東京を、当社で開発した緑化コンクリート「ガーデンクリート」や透水性コンクリート「ブミコン」で都市の保水性を高め、生物が育つ環境を作る事です。その活動を通して「地球環境の保護と再生を目指し次の世代に引き渡すことです」というのが当社の理念です。それはとてつもなくスケールの大きな仕事ではありますが、ハチドリクリキンディ話のように、毎日少しでも前向きに都市環境の保水性を高めることで自然環境の保護と再生を目指してゆきたいと思います。ハチドリクリキンディとアフリカの言葉

12月の新宿御苑 2020年12月20日

12月も中旬を過ぎましたが、御苑の下ノ池のまわりの紅葉が美しく色づいていました。新宿御苑の紅葉は近所にある代々木公園よりも、紅葉の盛りを迎えるのがやや遅めです。同じ東京で立地も近いのに、植物の紅葉の時期に差があるのは面白いですね。

PC190064.JPG

下の写真は12月20日に撮影した代々木公園のイチョウですが、すっかり落葉して黄色の絨毯になっていました。

IMG_2711 (002).JPG新宿御苑も代々木公園もヒートアイランド東京の中でほぼ隣接しているのに、そこで育つ植物たちの生育に差がみられるのは、光や風、土壌など、植物が育つ環境に微妙な違いがあるからでしょうね。

PC190084.JPG           新宿御苑下ノ池 12月19日撮影

12月のフローラカスケード 2020年12月16日

12月も中旬を迎え、浅草寺様境内のフローラカスケードでは11月初めに植えたビオラがカスケードブロックに活着して大きくなってきました。

PC160068.JPG

気温が下がってきたので灌水量も徐々に落としてゆこうと思います。とりあえず灌水量をカスケードブロック1面あたり約6㍑/㎡・日に設定しました。ブロックの1穴当たり約40cc/日の灌水量です。PC160070.JPG6㍑/㎡・日の灌水量は地面で植物を育てるお水番の灌水量と比べて多いですが、その理由はフローラカスケードでは上の方に置かれたカスケードブロックと下の方のカスケードブロックではブロックの保水量が違うからです。

PC160069.JPG

カスケードブロックでは最上部にドリップチューブを這わせて下に向けて灌水しますが、ドリップチューブから流れた水が最上部のカスケードブロックや穴にとどまる事なく流れるので、下に行くにつれてカスケードブロックや穴の保水量が多くなります。PC160071.JPG

カスケードブロックの上と下の保水量の差を補うために夏の間はフローラカスケード全体にやや多めの灌水をしてきましたが、気温が下がっって植物からの蒸散量が減る冬の間は灌水量をさらに落として調整します。12月16日撮影

風が吹けば桶屋が儲かる? 2020年12月12日

今年は4月から11月にかけてブミコン舗装の立ち合いで東京都浅草にある浅草寺様の境内で過ごす時間がありました。その中で感じたのですが今年の東京は雨の日や曇りの日が多かったような気がします。梅雨が明けるのも8月にずれ込みました。中国地方や九州では梅雨の間に大雨による洪水も発生しました。今年の梅雨 それと同じ時期、日本のお隣の中国や韓国も大雨や洪水に見舞われていたようです。

IMG_1038.JPG

日本やアジアで雨が増えている現象は12月6日付の日本経済新聞でも1面で紹介されていました。「異常降雨 アジアに脅威」記事の冒頭で「地球温暖化による自然災害の増加がアジアの経済の脅威になってきた。」とあります。また記事の中で学者先生が「温暖化で大気中の水蒸気が増えると、雨量がかさ上げされる。」と語っていました。しかし今年の梅雨、日本や東アジアで雨が増えた原因を地球温暖化の一言でかたずけられるのでしょうか?

IMG_1112.JPG

私は今から12年前の2008年の2月から10月にかけても、同じく浅草寺様の境内でブミコン舗装の現場に立ち会う機会がありました。その年の7月の三佐和ブログを見ると「地球寒冷化?」というブログがありました。2008年7月5日 朝日新聞夕刊の記事を紹介したもので見出しには「黒点減少ミニ氷河期の前兆」となっていました。2008年というと世界中で盛んに温暖化が叫ばれていた時期でした。2008年の梅雨の記憶を思いだしてみると、確かに梅雨はあったかもしれませんが今年の梅雨のように、中国の長江をはじめ韓国や日本が大洪水にさらされていたとは思えません。

IMG_1253.jpg

先ほどの2008年の朝日新聞の記事の見出しに「黒点減少ミニ氷河期の前兆」というのがありましたが2018年1月の三佐和ブログ「宇宙万物の根源」中で「今年の東京は久しぶりに本格的な寒い冬を迎えています。理由は諸説あるようですがその一つに太陽の磁場活動の変化と黒点の数を関連付けた考え方があるようです。黒点の数が多い時期は太陽の磁場活動も活発で地球などの惑星も太陽の磁場に覆われる状態が続くようです。そして黒点の数の少ない時期は太陽の磁場活動も不活発になり地球を覆う磁場も小さくなるようですね。例えると黒点の多い時期は太陽が磁場の傘を開き、黒点が少ないときは磁場の傘が閉じられるとでも言うのでしょうか?」と語られていました。

IMG_1478.JPG2008年に語られた黒点減少による気温の低下が10年かけて実現しているような気がします。私は10年以上にわたりコンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランド東京でブミコン舗装の現場に立ち会ったり、ガーデンクリートで様々な植物を育ててきましたが、現場で周囲の自然を体感すると、東京の環境は長いスパンでとらえると常に変化していて、それを地球温暖化や寒冷化の一言で語ることは難しいと思います。

IMG_1432.JPG

「風が吹けば桶屋が儲かる」という日本のことわざがありますがその意味は「ある事象の発生により、一見すると全く関係がないと思われる場所・物事に影響が及ぶことの喩えである。」そうです。Wikipedia 四季を通じて様々な自然現象に包まれた日本の風土が作り出した言葉ですね。地球環境の変化も地球の温暖化や寒冷化と単純に一直線でとらえてはいけないと思います。しかし私は「太陽の黒点が少ないときは磁場の傘が閉じられる。」という考え方に魅力を感じます。


TOP