| ヒートアイランド東京の雨水の循環 | 2026年05月06日 |
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理科年表2024年版によると、東京の年間降雨量は1598.2mm(1991年から2020年まで)です。1日当たりの降雨量は4.4mmとなります。そして東京が位置する温帯地域・中緯度の都市近郊、緑地を含む環境の一般的な蒸発散量の目安は、冬期低温期で約2~3mm/日、春・秋で約3~5mm/日・盛夏高温期で約5mm/日以上のようです。「東京の水分蒸発散量」つまり盛夏期を除くと東京の降雨量は蒸発散量よりもだいたい多いということですね。東京はインプットにあたる降雨量が、アウトプットの地面からの蒸発散量よりも多いので1年を通して雨水の循環は保たれます。
東京の降雨量を計測する場所は千代田区にあります東京北の丸露場です。露場が紹介されている環境省のサイトを見ると、雨量計は芝生を貼った土の上に置かれています。理科年表に載っている気温や降雨量の計測は、芝生の生えた土の上で行われているようです。これは標準的な測定環境ですね。下の写真は環境庁のホームページ「皇居外苑ニュース 東京北の丸露場」から引用させていただきました。
私のテーマである「コンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランド東京」は、すべての面積が緑で覆われているわけではありません。東京都環境局が公表している2023年の「みどり率」を見ると、みどり率は都全体で52.1%,区部24%、多摩部67.4%とのことです。つまり東京の降雨量を計測する北の丸露場の雨量計は、緑化率が東京都全体の24%の区部の芝生の上に設置されているということです。
しかし緑化率24%の区部で計測されている降雨量の数値には意義深いものがあります。それは緑化率24%のヒートアイランド東京でもインプットの降雨量はアウトプットの蒸発散量よりも上まっていて、雨水の自然循環が継続されているということです。