ヒートアイランドに潤いをあたえるオアシスⅡ | 2025年05月31日 |
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先のblogでもお話ししましたが2024年5月から2025年5月までの、芝生を育てている植栽装置オアシスⅡからの年平均の水分蒸発量は3.0㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.2㍑/㎡・日でした。つまりオアシスⅡから蒸発している水分蒸発量は芝生からの蒸発量が1.2㍑/㎡・日、芝生以外の土や水から蒸発量は1.8㍑/㎡・日ということになります。これはオアシスⅡからの水分蒸発量の40%が芝生、60%がオアシスⅡの土や水からの水分蒸発量になりますね。
つまり土中に伸びた芝生の根を通して土に含まれている40%の水が吸い上げられるということです。そして残りの土や水から蒸発する60%の水と合わせて100%の水がオアシスⅡから蒸発してゆくということだと思います。芝生が生えていないとオアシスⅡからは土中から60%の水しか蒸発しないということですね。
植物の生えたオアシスⅡが都市にあると、植物を通して大気中に蒸発してゆく水が加わります。コンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランドを、オアシスⅡで植物を育てることで都市に潤いを与えます。
オアシスⅡからの水分蒸発量55 | 2025年05月30日 |
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5月24日から5月30日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.5㍑/㎡・日、芝生からの蒸発量は1.4㍑/㎡・日、周囲からの蒸発量は1.14㍑/㎡・日でした。今回はオアシスⅡや周囲からの水分量が減ったのに対して芝生からの蒸発量が増えたようです。
今年の東京の5月は初夏の気候が続くことが無く、今朝も雨が降り気温が下がりました。その様子は上のグラフを見てもわかりますね。赤いグラグが気温の変化です。
4月の19日に芝刈りをしたのですが、また芝生が伸び放題になってきました。今回の測定で芝生からの水分蒸発量が増えたのは、伸びた芝生の影響もあると思います。梅雨に入る前にまた芝刈りをしようと思います。5月30日撮影
5月のベランダガーデニング2 | 2025年05月29日 |
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ベランダの室外機の上にカスケードブロックフローラを置いてミントとチャービルを植えて一月半以上が経ちました。今回は4つの穴のカスケードブロックの2個の穴でそれぞれの植物を育てています。ミントやチャービルはゆったりとした空間の中で大きく育っています。下の写真をご覧ください。
一度花が終わったビデンスキャンプファイヤーレモンシロップも、カスケードブロックフローラの上で新しい花を咲かせています。
新宿事務所のベランダでは、昨年の10月の初めにカスケードブロックフローラに種を蒔いたキンギョソウが8か月かけて花を咲かせました。
カスケードブロックフローラの直径9cm高さ6cmの空間に根を張り、様々な植物たちが成長を続けています。そして保水性と通気性に優れたカスケードブロックフローラが周囲から、しっかりと植物を支えています。5月29日撮影
サクラランも生きている28 | 2025年05月24日 |
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4月25日から5月24日までのサクラランからの水分蒸発量は4.4g、一日当たりの蒸発量は0.15gでした。前回の1日当たりの蒸発量が0.08gだったのに対しておよそ2倍の数値になりました。この数値の伸びは下記のグラフからもわかります。
サクラランからの水分蒸発量が増えてきたのは室内の気温や湿度の変化からもわかります。春分を過ぎたころから室内の気温や湿度が上昇しています。つまりサクラランからの水分蒸発量は周囲の気温や湿度に比例して動いているようです。
サクラランからの水分蒸発量は周囲の気温や湿度に比例しているとともに、サクラランが成長して葉の面積が広がる事も蒸発量の変化に影響を与えているようですね。
ペットボトルの水量も違いが分かるようになりました。サクラランが水分を蒸発させていることがわかります。サクラランは生きています。5月24日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量54 | 2025年05月23日 |
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5月17日から23日までオアシスⅡからの水分蒸発量は3.0㍑/㎡・日、芝生からの蒸発量は0.9㍑/㎡・日、周囲からの蒸発量は2.14㍑/㎡・日でした。今回は芝生と比べてオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量が増えたようです。
オアシスⅡへの給水のインターバルを7日にして測定して1年が経過しました。年間の平均測定値はオアシスⅡからの水分蒸発量は3.0㍑/㎡・日、芝生からの蒸発量は1.2㍑/㎡・日、周囲からの水分蒸発量は1.8㍑/㎡・日でした。そしてオアシスⅡへの平均給水量は3.3㍑/㎡・日でした。下記のレイアウトとグラフをご覧ください。
2021年4月から2022年4月まで、新宿事務所のベランダでオアシス1を使用して西洋芝からの水分蒸発量を測定したデータは下記の通りです。
同じ新宿事務所のベランダで測定したデータですが、その違いは今回の測定では芝生からの水分蒸発量が少なくなったことです。いくつか理由が考えられますが、今回の測定では昨年の7月の下旬から芝生のGrowth potential(成長能)が著しく低下したことがグラフから見られます。オアシス1では直射日光の全く当たらない場所で芝生を育てましたが、オアシスⅡでは午後のなると直射日光が芝生に直接当たる場所で育てたので、夏の強い直射日光が芝生の成長能を低下させたと考えられます。下記の写真をご覧ください。
ベランダの室外機の上に設置したオアシス1の芝生の様子。直射日光は当たりません。
オアシスⅡをベランダに置いて生育している芝生の様子。午後になると直射日光が当たります。
これからもオアシスⅡを同じ場所に設置して水分蒸発量を測定する予定ですが、西洋芝が夏の強い直射日光から守られる対策を考えたいと思います。5月23日撮影
5月のベランダガーデニング | 2025年05月21日 |
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昨日の東京は30度越えの気候でした。カスケードブロックフローラで育てているビデンスキャンプファイヤーレモンシロップとメネシアフェアリーシュシュは強い日差しを直接受けながら頑張っていました。
カスケードブロックマーガレットでは直射日光が当たらない日陰でミスキャンタスが暑さをしのいでいました。
新宿事務所のベランダでは緑化ブロックヒルダを基盤としたオアシスⅡで西洋芝が元気です。西洋芝はこれから夏至にかけて成長に最適な気候を迎えます。西洋芝は気温が30度を超えるとGrowth potential(成長能)が落ちるようです。今年は西洋芝が真夏の環境でGrowth potentialの低下が少なくて済むように工夫する予定です。
今朝の新宿事務所の室内の温度は24.7度でした。芝生も人も25度前後の気温が気持ちよく過ごせる気候のようです。5月21日撮影
5月の新宿御苑 | 2025年05月18日 |
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新宿御苑の芝生も綺麗に生えそろいました。御苑の芝生は一年を通して大勢の人々に踏まれても元気です。土中にしっかりと根を伸ばしているからでしょうね。
中の池も周囲の新緑に包まれています。新宿御苑は初夏を迎えて、様々な植物たちが若葉を伸ばして活発な季節を迎えています。気温が25度前後の今が植物にとっても、心地よい季節なのでしょうね。
バラ園では様々なバラが咲き、まさにRoses bloom in early summerです。初夏に咲く御苑のバラは、真夏の暑さの中でいったん花は終わりますが、気温が下がる秋に再び花を咲かせます。
ネットのニュースを見ていたら、今年は太平洋沿岸を蛇行して流れていた黒潮が従来の流れに戻ったようで、今年の東京の夏は、昨年のような暑さにはならないのではないかと言っていました。そうなると良いですが、様々な要因が入り組みあって一筋縄に行かないのが自然現象です。自然の流れに逆らうことなく、人々が快適な生活を送れる環境を作りたいですね。
オアシスⅡからの水分蒸発量53 | 2025年05月16日 |
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5月10日から16日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.9㍑/㎡・日、芝生からの蒸発量は1.5㍑/㎡・日、そして周囲からの水分蒸発量は1.42㍑/㎡・日でした。今回は久しぶりに芝生からの水分蒸発量が周囲からの蒸発量よりも若干上回りました。
東京も初夏を迎え西洋芝の成長に最適な気温になってきました。それに伴い、芝生からの水分蒸発量も増えてきたのでしょうね。
来週で芝生への給水の間隔を7日にして、給水と水分の蒸発量を測定して1年になります。これで年間平均のデータが取れますが楽しみです。5月16日撮影
5月のフローラカスケード | 2025年05月13日 |
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ゴールデンウイークが終わり、東京も初夏の気候に変わりました。浅草寺様境内のフローラカスケードでは、まだビオラが元気に咲き続けています。
春分を過ぎたころから、ミスキャンタスの根鉢にタネツケバナが生え始め繁殖して、ミスキャンタスを覆ってしまいました。根鉢の土に混ざっていたタネツケバナの種が発芽したようです。
あとひと月すると梅雨の季節を迎えますが、これからカスケードブロックの穴でミスキャンタスとタネツケバナがどのような生存競争を続けるのか見ものです。
今週の後半から浅草神社様の三社祭が始まります。境内ではお祭りに集まる人や海外からの観光客が混ざり合いにぎわうことでしょうね。5月13日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量52 | 2025年05月09日 |
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5月3日から9日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.8㍑/㎡・日、芝生からの蒸発量は1.2㍑/㎡・日、周囲からの水分蒸発量は1.6㍑/㎡・日でした。今年のゴールデンウイークは涼しい気候に覆われたせいか、東京は心地よい気候の中でゴールデンウイークを過ごしました。そのせいかオアシスⅡや周囲からの水分蒸発量が減り、芝生からの水分蒸発量が増えました。
ネットの天気予報では高めの気温を予想しがちですが、実際に新宿のマンションのベランダで芝生からの水分蒸発量を測定してみると、蒸発量はよりデリケートに変化しています。自然はその土地に見合った気温や湿度の変化を続けているようですね。まさに自然はその土地の力です。
春分を過ぎて太陽の角度も高くなってきたせいか、午後になるとベランダにあたる太陽光も強くなりました。芝生も光に反応して伸びる速さが早くなってきたようです。5月9日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量51 | 2025年05月02日 |
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4月26日から5月2日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は3.0㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発絵用は0.9㍑/㎡・日、オアシスⅡ周辺からの水分蒸発量は2.1㍑/㎡・日でした。今回の測定では土や水からの水分蒸発量がやや増えたのに対して芝生からの水分蒸発量は、前回の測定とほぼ同じでした。
今日の東京は気温が低く雨模様の天気ですが、5月に入り初夏の気候に変わってきています。明日からは東京も天気が良くなるようです。私はゴールデンウイーク中の植物への水やりを失敗して、植物を枯らしてしまうことがあるのですが、これからの一週間の植物への水遣りに気を付けようと思います。
二週間前に刈った芝生も、青々とした若葉を伸ばしてきました。芝生からの水分蒸発量の推移を見ながら、時々芝刈りをしようと思います。5月2日撮影